先月受けた模試の結果がでました。
3教科が282で偏差値が74
5教科が465で偏差値が75
(この模試は偏差値上限75です)
ここまでのこの模試の流れを振り返ってみると、
中3の春頃までの点数は順調、夏にガクンと下がって、秋の終わりから徐々に上がってきたという流れ。
春頃までは、範囲が限定されていたことや、そもそもの問題の難易度が低めだった気がします。3年生一番最初の模試が489点でした。子どもも終わった後に、あんなにやさしい問題で結果が出ても意味があるのかなと首を捻るぐらい。
おそらく春は、まだ本格的にスタートしていない層にむけて作られていたんだと思います。その後は本気を出してきて、突如として問題のレベルがあがり苦戦しはじめます。受験勉強はやっているけど、まだまだ仕上がっていないことに気がつかされる模試です。これが夏ぐらい。あれも足りない、これも足りない、どれだけやったら仕上がるのか不安になっていたのもこの時期。
途方にくれながらも、足りないところ少しずつ足していく地味な作業 を繰り返して、少しずつ少しずつ上がってきた秋。そして冬を迎えて、やっと結果が出てきたなと感じられるようになってきました。
前回、国語が2年かけて上がってきたと書きましたが、おなじように社会が3ヶ月かけて上がってきたと感じてます。
社会は子どもの好きな教科だし、学校の定期テストも満点を取ってくることもあったので、そもそも要注意の科目と思っていませんでした。特に歴史好きなので、得点源になると信じていたのですが、これがどうも模試になるとパッとしない、それどころかだんだん社会の点が見劣りしてくるようになりました。
最初のうちはたまたま間違えたんだろうぐらいに思ってたのですが、細かくチェックしてみると、どうも歴史の分野でいつも点を落としていることに気がつきました。歴史が好きなのになぜ点に繋がらないのだろう?
最近、よくこんな話聞きませんか?歴史は年号だけ丸暗記してもダメ、それよりも歴史の流れを頭に入れないといけない、流れがわからないとテストの点が取れない。こういう出来事があったからこういうことに繋がった、そういう勉強をしないといけないよ、って。
でもそれはできてるはずなんです。だから学校のテストはよく出来る。
ではなぜ模試だと点が取れない?
答えは簡単でした、年号の暗記が足りなかったからなのです。ええー、そこ?って思いますよね。歴史の流れをどんなに一生懸命覚えても、細かい年号が抜け落ちてるとテストの点が取れない、その事実に気がつきました。
学校のテストは範囲が決まっているので、メインとしてやっている歴史の流れはそれほど多くない、でも模試になると一気に全ての事柄の歴史の流れが出題されます。その上、いろいろな流れをあえて交差して問題を作ってくるので(歴史の並べ替え問題とか)、1つ1つの歴史の流れは理解できていても、複数の歴史や日本と世界を比べたりする時に、年号という数字がとても大事なキーワードになっていたのでした。
つまり年号の丸暗記が不要ではなくて、歴史の流れを理解した上で年号も丸暗記しないといけないという事に気づいたのです。
これに気がついた時が、秋の初め。「これから自分で歴史の年表作ろうと思う」と子どもが私に許可を求めるように言ってきた時に、うぁーこの時期からはじめるかと不安になりました。
年表ぐらいでなぜ?と思われるかもしれませんが、子どもの性格上、それをやりだすと他の事を放り出して年表作りを楽しむだろうと予想できたからです。本人もそれがわかってるからわざわざ私に言ったんだと思います。
元々、宿題でもなんでも無く単なる趣味で何かの表をまとめたり、グラフ作って分析したり、とにかくそういうことをやるのが大好きな子でして。自分がハマったものは、どこかに発表するわけでもないのにコツコツと作り、美しく仕上げたものが家には沢山あります。主に鉄道系が多いですが、ポケモンだったり、武将だったり。(そのくせ宿題の自由研究は嫌いなんですが)子どもにとっては、そういうものを作るのは勉強というより単なるお楽しみなのです。
年号の必要性は多いに感じてる、でもこの時期にのんびり作ってる場合か?何かもうすでに出来上がってる年表(資料集とか教科書とかじゃダメなのか?と思ったのですが。
子どもの表情をみてるとこれはもう作る気満々だな、自分で作らないでとは言えないと思いました。そこで、せめて手書きで作るのはやめて、と言ってExcelで作るように言いました。
結果的にこのExcelで作ったオリジナル年表がすごく役に立っているようで、ずっと欲しかった社会の模試のあと1問、2問が取れるようになってきました。
そしてこのオリジナル年表はどんどん進化してて、自分の中にある時代のイメージカラーに色分けされ、その時代の天皇や総理大臣名も追加されてきています。あーやっぱり、すごく楽しんでる。。
受験勉強なので、全然ダメじゃないんですけど、単なる趣味の方に傾いていかないように私はバランスが悪くならないように眼を光らせてます。
それにしても、子どもも言ってたのですが、たった1問正解を増やすということは、結構大変な事なんだなと。残り時間もだんだんみえてきていますから、その時間であと何問、正解数を増やせるか的を絞る時期がきているなと思いました。