考えるお母さん**大学受験を見守る         

塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

難関校に入るということは覚悟が必要

 3月も最後の日、子どもも中学生最後の日となりました。

このブログを読んでくださっている方はこれから高校受験のお子さんを持つ方が多いのかな?上位校や難関校志望の方が多いのかな?と思いながらいつも書いています。

今日は、入学前の子どもの様子や、公立難関校に入学する覚悟についてのお話しを書きたいと思います。

 

まずは子どもの様子から。

高校受験終了直後は、解放されて羽を伸ばすかと思いきやしばらくは勉強していました。ずっと走り続けてきたのでいきなり止まれない、勉強しないと落ち着かない状態で、スタサプで数Iの予習なんかをやっていたようです。

しばらくやった後、ピタッと止まって、ここから一切勉強しませんでした。

一度しっかり解放感を味わった方がいいと思ってたので、手が止まって私はホッとしました。

それというのも入学前の学校からの課題の量が凄いというウワサは聞いていて、課題が届くまでのわずかな時間が、束の間の休息なんだろうと思っていたので。

 

そして教科書、副教材一式が家に配達されました。

あまりに重かったので子どもと測ってみたら20kgありました。ちなみに教科書代として徴収された金額も、覚悟していた金額よりも高くて公立でもこんなに払うのかと驚きました。特に数学関係が多かったです。

 

そしてウワサの大量の課題。

いわゆる勉強の面倒見のいい公立高校で学校がどんどん引っ張って行ってくれるそうなので、もう自分で何か用意したりせずにこれだけやればいいんだろうと思います。というか他のものをやる余裕がありません。

進研ゼミもやめたし、高校用の勉強のものを自分では全く用意してませんでしたが、それで正解だったみたいです。スタサプだけは契約してますが(テキストは買ってません)、継続するかは様子見です。

 

子どもは、課題が届いてから土日も関係なく毎日机に向かってます。

だいたい午前中に2時間、午後2時間、夜1時間と、日によりますがだいたい毎日5時間前後やってます。受験勉強していた時期とそう変わらない勉強時間です。

 

課題は全て高校の予習で、入学式に提出と言われてるものもあるし、最初の授業でテストがある課題もあります。設定点が取れなければ追試やりますと言われてるんですが、その設定点も高い。

ここで、はっ!と気づくわけです。テストやりますと言われたら、当たり前のように満点をとるような子たちの集まりなんだと。

公立中は色んな子がいて、課題が出ても提出日に間に合わなかったり提出さえもしないような子が一定数いて、課題テストやるよと言われてもたいして勉強もしてこない子も多い。そんな中で提出日を守り満点を取る子なんてひと握りで、友だちや先生から「すごいね」とか「良くやったね」と褒めてもらえた世界から、それが当たり前でしょって言われる世界にこれから入っていくんだと。

 

わかってはいたけど、入学前の課題で一気に突きつけられた気がしたんだと思います。

受験の時期は眠たいとか、面倒臭いとか、やる気でないとか、そんな事をちょこちょこ口にしてしてましたが、そういう言葉が全く出なくなりました。

なんかもうやらないと大変な事になりそうだぞ、適当にやっていたら置いていかれる、今必死にやっています。

 

子どもの行く高校は、学校説明会の時から普通に「東大」というキーワードを何度も出してきます。説明会に参加している親子がビクッとなるくらい、当たり前のようにそういう話をしてきます。

合格者説明会でも同じように何度も出てきました。学校ははっきりと目標を示して鼓舞してきます。

 

受験報告をした時に、高校名を聞いた人からでる言葉はおめでとうの後に「大学が楽しみだね」「つぎは東大?」のような軽口でした。

もちろんみんな深い意味はなくて、いい高校に受かってよかったねをそういう言葉で表現してくれてるのはわかっているんですが、これって取り様によっては凄いプレッシャーになります。

また保護者の中には、(この高校に受かったのだからもしかしたら大学は!)なんて思う人もいるのかもしれません。

 

ここまで読んでどう思われたでしょうか?

 

私は「怖っ!」って思いました。

学校からもプレッシャーをかけられて、周りからも期待され、親からも期待をかけられる。同級生はみんな学年トップを取っていたような子たち、受験が終わっても、受験生みたいな勉強量。

  

「公立難関校に入学する覚悟」というのは、高校に合格するために大変な受験勉強をやる覚悟があるか?という話ではなくて、公立難関校を目指したら、もうそこから大学受験までずっと走り続ける覚悟が必要だということです。

高校合格は、ゴールでもなんでもないんです。

 

お子さんが志望する学校や、目指そうとしている学校がどんな学校なのか、知っておくこととても大事だと思います。偏差値と大学合格実績、部活だけじゃなくて、その学校に入ったらどんな高校生活になるのか、どれぐらいの勉強量なのかということまで。

 

うちは中3の時は、コロナの影響で簡略化された説明会にちょっと出ただけでしたが、中2の時にもうあちこちの説明会に顔を出していて、志望校の先生とも個別相談などで話聞けていたので早い時期から大変な学校だというのは子どもの中にもイメージできていたようでした。

 

大変なのは覚悟の上で入学するのと、合格したら大変だったことに気が付いたというのでは随分違うと思います。

同じような学校を目指されている方がいらしたら、合格の先のことにも目を向けた方がいいですよと伝えたかったのでした。

 

あと1週間ほどでいよいよ入学です。

だいぶ緊張してきてるみたいです。

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