塾なし受験のデメリットとその対策(5)とお知らせ

塾なし受験のデメリットとその対策の話、今日で最後になります。

 

私が自分の子どもに対して考えていた塾なし受験のデメリット4つ。

  1. 受験情報、分析、相談
  2. 学習計画
  3. 教材
  4. モチベーション

今日は最後の「モチベーション」の話です。

 

 

モチベーションという言葉、日常生活でよく使われています。

やる気と言う意味で使われていることも多いですが、言葉の意味をよく調べると正確な意味の場合、少し違うようです。

 

モチベーションとは、動機づけだそそうです。

 

動機付けとは、行動を起こさせ、目標に向かわせるための心理的な過程。

やる気は、「よし、やろう!」と本人が内から思う事で、モチベーションとは内側からの要因と、環境などによる外側からの要因のその両方から得ること、らしいです。

モチベーションの中にはやる気も含まれるようですが、それプラス環境的要因ということですかね。

 

細かいことはさておき。

塾に通ったことがないのでよくわからないのですが、塾に通うとモチベーションの中の環境による動機付けの部分が大いに与えられるような気がします。

塾の受験指導、周りの受験生たちの頑張り、塾内での成績・順位、そういう環境から受けるやる気が大きいでしょうね。

今日はサボりたいという気持ちになった時にも、そういう気持ちを打ち消してくれるような環境を与えられると思います。

ただそれが日常化して慣れてしまうと、少し刺激が少なくなってくるかもしれませんが。

 

あともうひとつやっかいなのは、「プライド」ですね。

自分の成績をキープ出来ていたり、上がる一方の時は気持ちよく通うことができると思うのですが、自分の立ち位置が下がってきた時にその集団に居続けることができるかどうか。

自分のプライドを保つために、「やっていないからできない」という言い方があります。

下がってきているなら頑張ればいいと単純に考えがちですが、人間の気持ちは複雑で、「やっているのにできない」だとそれこそ自己肯定感が下がってしまいます。

自分の心を守るために、やっていないからできないという理由を必要とするのでしょうね。

 

「自分はまだ本気を出していないだけ」というよくある言い回しも、そんな理由なのかな思います。これは勉強に限らずですけど。

このプライドの加減は、人によって大きく違いますね。

他人との比較があまり気にならない人は自分の評価の上げ下げを気にせずどんどんチャレンジできるし、ひと一倍それが気になる人はそれがいちいち行動のストッパーになってしまいます。

プライドは結構厄介です。

 

 

 

 

 

塾なしの子どもは、どんな風にモチベーションを上げていたでしょうか?

 

行動の動機づけという意味で考えると、まず一番力になったのは習慣だと思います。

小学1年生から毎日少しずつ少しずつ家で勉強を続け、平日の夕方は毎日勉強をするというのが、歯磨きと同じぐらい習慣していたこと。

日常の勉強の動機づけに、小さい頃からの習慣を使えたのは本人も楽だったと思います。

 

とは言え、それも日常の中でマンネリ化するので刺激は足りなくなります。

 

日常のブーストの役割として大きかったのは模試ですね。

模試は、住んでいる都道府県の公立高校受験のもの、駿台の中学生テスト、進研ゼミの模試、これが3年間の中でうまく働いてくれたかなと思います。

 

特に駿台中学生テストを受けたのは、いい刺激になりました。

受けていたのは中2までなのですが(コロナの事や、難関国立私立受験の予定はなかったことを考えて中3は受けませんでした)、上には上がいるというのをしっかり見ることができたので、もっと頑張らなければと思ったようです。

公立受験の模試なら都道府県で1位を取ったことがあっても、駿台の模試だと、とてもとてもそんなわけにはいかなかったので、現実を知ることになって良かったです。

中1で初めて受けた時は、何も準備せずとりあえずやってみるという感じだったのですが、模試中に心が折れてしまわないように、レベルが全然違うから出来なくても大丈夫だよと言って送り出しました。

子どもは試験を受けて本当に難しくてびっくりしたようで、まずは英単語のレベルから全く違うと言ってました。

自分に足りないものがよくわかったようで、もっと単語力をつけたいとか、数学の難しい問題をやるなんて言い始めました。

 

ベネッセコーポレーション 進研ゼミ・こどもちゃれんじ

 

 

そしてこのブログでも何度も書いていますが、色々なタイミングに親子で話し合って勉強計画を立てることもモチベーションに役立ったと思います。

私が意識していたのは、計画は理想ではなく実行可能な計画を考えるようにしていたことです。

計画通りに実行できればそれば本人の自信にもつながります。

計画通りにできないと、自己肯定感が下がりますからね。

 

あと計画表をみただけで苦しくなるような、キツイ計画も立てないように気をつけました。

計画を立てた方が、気持ちが楽になるそういう計画表です。

やる事ばかりが頭に浮かんで混乱してしまいそうな時に、やるべきことを整理して1つ1つ順番にやれば無理なくやっていけるよ、というのを計画を立てることで安心させてやりたい。

これをやっていくだけでいいんだと思えるような計画を目指していました。

 

計画表があるというのも1つの動機づけになります。

机に向かう習慣、向かった時にやるべきことがわかっているので行動にすぐに移せる、こんな感じで日常のモチベーションを保っていました。

 

 

 

とはいえ、365日機械のように勉強できるかというと、そんなうまくはないですよね。

 

やる気がでない机に向かっても集中できない、そんなこともありました。

こういう時ってたいてい、心か身体のどちらかもしくは両方に原因があります。

 

身体は、日々の疲れや寝不足もそうですが、影響が大きいのは成長期ですね。

この時期、男子なら1年で10cm以上身長が伸びる子もたくさんいるのではないでしょうか。

うちも6年生の後半から中2の終わりまでで20cm以上伸びましたが、この時期は毎日眠たそうでした。

これだけ身体の変化が一気に起きているのなら、怠くなったりするのもしょうがないかなと思ってました。

夜ふかしをしているわけではないのに眠いという子に、気持ちが弛んでるからなんて精神論を言っても意味はないと思ってたので、そう言う時はよく休ませて、食事はタンパク質やビタミン類鉄分が多く取れるようなものを意識して作ってました。

 

あとは心。

うちの子の場合、何かこころに引っかかりがあると途端にやる気が落ちる傾向がありました。

例えば、来週までに生徒会で必要な文章を書かないといけないとか、家庭科の実技の課題提出があるとか、総合の時間の発表の準備とか。

やりたくないのにやらなきゃいけない事があると、それが勉強にも影響が出るタイプでした。

 

私は途中までこの事に気がつかなくて、単に勉強を怠けようとしているだけか?と思っていたんですが、勉強とは関係ない事で心の詰まりがあると途端に勉強へのモチベーションが下がることに気がつきました。

やりたくないことは放って置いてやるべき事をさきにやれば良いのにって思うんですけど。

心はひとつしかないのでなかなか厄介です。

 

その上、それがやる気がない原因だと本人が気がついていればいいのですが、本人も気がついてない時があります。

なんかよくわからないけど勉強やりたくない集中できない、もう勉強なんて無理、って。

 

うちは学校の話や自分の考えてることなんかをよく話してくれる子なので、私の方で察しがつくことは、これが原因じゃないの?というように言ってました。

子どもは完璧主義というよりも、手の抜き方がわからない不器用なところがあってそんなに自分を追い込まなくてもと思うこともあったので、もっと楽に考えたらそこまでちゃんとやらなくても大丈夫だよ、というような少し楽になるような声をかけてました。

 

勉強の方は、一番楽なものからやったら?もよく言います。これは今でも。

先に大変なものをやってしまったらあとが楽になるという考えもありますが、全然心が動かない時は、ハードルを下げて楽なものから徐々に回転数上げる方が上手くいきます。

 

これでもダメな時は、ステッパーです。

 

ステッパー?

これコロナで外出がしにくくなった時に私が自分のために買ったのですが、気がついたら子どもがよく使ってます。

 

やる気が出ない時にゴロゴロしながらやる気が出るのを待つのは無駄で、やる気を出すためには、ます立ち上がるのがいいそうです。

 

ということでそんな時は、子どもは立ち上がるとステッパーを踏みはじめます。

ヘッドフォンで英語を聴きながらだったり、iPadを持って歴史の年号眺めたりしながら。

10分ぐらいステッパーを踏むと、「ちょっとスッキリしてきた」なんていうことも多いです。

ステッパーを降りると自分の部屋で数学を始めたりします。

全身の血行も良くなるので頭もスッキリするのかな。

 

こんな感じであの手のこの手を使って、モチベーションをあげてどうにか塾なし受験を乗り越えました。

 

 

 

5回に渡って、塾なし受験のデメリットと対策書いてみました。

 

そもそもデメリットになるかもと思っていた事がデメリットにならなかったり、それが対策なのか?ということも書いたかなと思いますが。

 

塾なし受験は、金銭的な負担や時間的な制約も少なくて自分のやりたいようにやれるという反面、1からやることを全て考えないといけない大変さもあります。

そしてこの5回分読んで頂いた方は薄々感じられていると思いますが、親の労力もかなり必要です。

受験経験のない子に丸投げして自分で情報を集めて考えてやりなさいというのは、よほどの子じゃない限り無理でしょう。

 

私は子どもの勉強や受験の側にいられた日々が楽しかったので、親の関わりを負担とは思いませんでしたが、人によってはそれを大変な負担と感じるひともいるでしょう。

同じことでも人によって感じ方はそれぞれ、メリット、デメリットは違ってくるのは当たり前です。

結局は、それぞれの子に一番いいやり方で受験の準備をするのがいいと思います。

塾なしでトップ校を受験することはこんな感じなんだなと読んで頂けたらと思い、ここまで色々体験談を書いてみました。

 

 

そして、お知らせというか今後の事。

高校受験の体験談はこのあたりで一区切りにしようかなと思います。

ブログはこのまま続けますが、ブログの名前も変えて大学受験の方へ目を向けようかなと。

今後は2年後の受験にむけて、こっそり母親の思いを吐き出していきます。

と、言いつつ思い出話もまだ書いてしまいそうですが。

 

とりあえず、「塾に行かずに公立難関高校受験合格2021体験記」はここまでになります。

お読み頂きありがとうございました。

 

 

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