今日は、中学から高校へ国語の成績がどう変わっていったかそんなお話です。
「塾に行かずに公立難関高校合格2021体験記」の頃にもよく話題にしていた国語ですが、小学校、中学校と国語は本当に苦戦していました。
中学で初めて受けた模試の国語の偏差値は57。
一見すると平均超えているし、初めてだったらそんなものでは?と思われるかもしれませんが、その後も偏差値はやっと60を超えるぐらい。
5教科全てで点を取る必要があるトップ校狙いとしては、1つでも苦手な科目があるのはかなり厳しい。
そして、偏差値以上に私を悩ませたのは、その内容。
まずは問題がなかった方。
何度か書いていますが、子どもは小学生の時に漢検2級を取っています。
これのおかげで漢字はいつもパーフェクト、さらに漢検でつけた語彙力や、文法も得意だったのでここも点を落としません。正答率が低い問題でも完璧に取ってきました。
そして古文や漢文、実は、これもすごく得意分野でした。
小学生の時に三国志にはまったお陰で、中学に入る前に自分で少し漢文の勉強もしていたのと、その時代の知識が豊富だったこと。
また古文は、親が歴史好きだったということもあって、小さい時から城に連れて行ったり、大河ドラマを一緒にみてたりしてたので、いわゆる古文常識が自然に身についていたようでした。
つまり漢字、語彙、文法、古典はほぼ点が取れる、でも、詩、短歌、物語文、論説文、こちらの方が信じられなくらい出来なかったのです。
どれぐらいできなかったかというと正答率が70%を超えるような、こんな問題誰でもわかるでしょう!という問題を落とすような状況でした。
解説を読んでもなぜその答えになるのか納得できない、そんなこと言われてもわからないと言うばかりで、自分の中では全然府に落ちなくて、わかったふりさえできないカンジでした。
国語の模試の問毎の正答率と子どもの正解をみていくと、多くの子が苦戦していた難しい漢字や語彙、古典などの正答率の低い問題が出来て、今回の物語文簡単だったよね、と言われるようなやさしい問題をことごとく落としていました。
そしてもっと私を不安にさせたのは、記述問題を何も書かずに白紙でだしていることが結構あったことです。
記述は配点も高く、一問書けなかっただけでもその影響は大きい。
国語の記述は、本当に毎回苦しかったようで、悩んで悩んで時間がなくなるそんなパターンも多く部分点狙いもできませんでした。
模試の内容をみると本当に不安で、このままだと高校受験だけでなくて、大学受験まで国語が出来ないことをずっと引きずるのではないと思いました。
学校の国語は、教科書があるので授業や進研ゼミをやることでなんとかなりましたが、初見の文章はもうお手上げでした。
中学の三年間は、常に国語をなんとかしないとが私の頭の中にあって、あれこれやらせました。
そして一番最初に光が見えてきたのは、選択問題。
ふくしま式、出口とやってきて国語のやり方がわかってきた時に、この問題集をやらせてみたら仕上がってきた感じを受けました。
中2の途中ぐらいからは、記述問題は相変わらず書けないことも多かったのですが、選択問題の正答率がどんどん上がってきました。
そんなこんなで苦労して中学3年の冬にやっと模試で国語の偏差値が70を超え、公立の高校入試本番では国語は1ミスだけという結果でした。
中学入学当時は頭を抱えていた国語でしたが、3年間頑張って高校入試に通用するまでになっていました。
そして、高校入学して1年、この1年間の国語はどうだったかというと。
もう中学の時のように頭を抱えるようなことはなくなりました。
中学の時に、身につけることができた選択問題を選ぶ力は高校に行っても通用するようで、選択問題はかなりの確率でできるようになりました。
またずっと苦戦していた現代文の記述も高1の夏頃から書けるようになってきて、出題されている文章の難易度によりますが、ほどほどの難易度の文章の場合はかなり正解率があがってきました。
そして高校生になると国語における配点で、古文、漢文の割合が増えます。
古典を得意とする子どもにとっては点の稼ぎ所になりました。
高校に入ってからの国語の模試で一番成績が良かったのは、去年11月の進研模試。
本人も手ごたえがあったと言っていたのですが、この時、校内で1位になりました。
今の高校の中で、校内1位を取れるものがあるとは思っていなかったので驚きでした。
そして、この時の全国順位は40位/464,382人でした。
まさかずっと苦手だった国語でこんなにいい順位とるなんて思わなかったので、更に驚きました。
今年度は受けた模試は、進研模試、駿台模試、河合塾の共通テストトライアル、共通テストチャレンジです。
共通テスト系はマークシートなので、選択問題の力がついてきたことで、割と安定して取れるような感じでした
進研模試、駿台模試は記述があるので、こちらの出来は現代文の記述によるふり幅がある感じです。
現代文の記述がぴたりとはまればいい点が取れる、これがはまらないとその分の点を落としているようです。
私が「細雪」が大好きだと言ってたのを覚えていて、模試を受けてきた日に「お母さんの好きな細雪が問題だったよ」と子どもから言われました。
子どもは私が「細雪」を好きなことは知っていても、「細雪」を読んだことも無ければ、どんな話かも知らなかったので、この時はだいぶ苦戦していたようです。
そもそも純文学をあまり読んだことがないと思うので、子どもにはこの時代の作家の本を少し読むといいよと勧めておきましたが、まだ何も読んでなさそうです。
中学まで国語は随分苦労しましたが、あの時の勉強が高校へうまく繋がっているかなと思います。
とはいえ、記述力などはまだまだだなと思うので、やらないといけないことはたくさんありそうですね。
高1はとにかく数学ばかりやってきた1年にみえました。
高2はどんな勉強をするのでしょうか。
Z会の国語を始めようかなと口では言うのですが、まだ動き出しませんね。