考えるお母さん**大学受験を見守る         

塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

自習室を必要としない理由は(1)

 

今日は、子どもの勉強をする場所についてのお話です。

 

最初に書いてしまいますが、子どもの勉強する場所は、ほぼ自宅です。

 

学校には、もちろん自習室があります。

また、校内の使用も自由で、朝から最終下校までの時間なら教室も使えるし、図書室も使えるし、基本的に土日も学校が使えます。

 

それから家のすぐ近くに図書館もあって、学習ブースがあるでそこを利用することもできます。

勉強できるようなカフェは、学校の最寄り駅にも、家の近所にもあります。

 

塾や予備校には通っていませんが、自宅以外でも勉強しやすい環境だと思います。

それでも、勉強するのは、ほぼ自宅です。

 

1年の時の仲の良いクラスメートは学校で勉強する子が多かったので、放課後や週末に「勉強会(集まって自習をやる)、学校でやるよ」というLINEのお誘いはよく来てたみたいです。

ごくたまにこの週末の勉強会にも参加してましたが、最近はあまり行かなくなりました。

「わざわざ制服に着替えてでかけるのがめんどくさいな」なんていいます。

メンバーの中には学校まで2時間ぐらいかかる子もいるんですがそういう子が声をかけてくれて、学校まで30分の子どもはめんどくさいな、なんて言ってます。

 

なぜ子どもは、自習室を必要としないのか?

 

家で勉強できるのに、なぜわざわざ場所を変えて勉強しないといけないの?

家でできるのに

って言います。

 

コレが答えでしょうね。

当たり前の答えかな。

 

 

では、「なぜ家でできるのか?」私が思いつく理由は3つ。

 

1. 小さい頃からの家での勉強習慣

2. 塾に行ったことがないから

3. 自宅の勉強環境

 

 

まず、1.小さい頃からの家での勉強習慣

 

これはもう何度も書いている通り、進研ゼミさまさまなんですが、幼児の頃から中3までずっと進研ゼミをやってきたので、家で勉強するのが習慣としてできています。

小1の時の平日1日10分から始まって、学年があがるごとに少しずつ時間をのばしていきました。

 

大事なのは、毎日一定の時間必ずやること。

「昨日6ページやったから、今日と明日はやらなくていいや」とはせずに、毎日2ページ必ずやる。

学習習慣がつくまでは(小3ぐらいまでだったと思うのですが)、「今日はもっとやりたい!」って言っても、決めた量だけやらせてました。

やる気があるのにやらないなんてもったいないって思われるかもしれませんが、日によってやる量をかえてしまうと、いっぱいやる日、全くやらない日と波ができやすくなります。

 

小1から小3ぐらいまでは勉強をやるというよりも、勉強習慣の下地を作る期間と考えていたので、一定の量を毎日できるようにすることを優先で考えてました。

どうしてももっとやりたい!という時は、1日量を決めている教材ではなくて、別の教材ならいいよとしていました。

人って面白いもので、「これ以上やっちゃだめ」っていうと、やりたくなるんですよね。自分の欲求のままやりたいだけやっていると飽きるのも早い気がします。

 

小さい頃から家で勉強しているので、自分が家で過ごす時間の中に当たり前のように勉強する時間が割り当てられているのだと思います。

 

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次に、塾に行ったことがないから。

 

これが1番の理由かもしれませんね。

 

そもそも塾に行ってなかったので、子どもは中学生の途中まで自習室という存在をしりませんでした。

勉強って家でやる以外他にどこでやるの?そんな感じでした。

 

同じ高校の友人で、週末学校に来て勉強をしたり、平日学校帰りに毎日塾の自習室によって勉強してから帰宅する子たちの多くは、家だと集中して勉強できないからという理由だそうです。

家にいるとついついスマホをいじってしまう、ゲームをしてしまう、のんびりしてしまう。

もちろん友だちと一緒に過ごしたいと理由も大きいと思いますが。

前にもここで書いた「ZOOMをつないで勉強しよう」というのも、家だとちゃんとやれる自信がないからみんなでやろうと誘ってくる子がいるそうです。

 

こういう子達の多くは、中学時代も塾の自習室で勉強してきた子です。

定期テストの勉強も、高校受験の勉強も、塾の自習室でやっていた。

うちは塾を利用していていないのでよくわかりませんが、塾に通っていると、塾の方から自習室に来て勉強しなさいと言われるとか。

子どもたちにとっても周りの勉強している子が刺激になるだろうし、わからないことはすぐに質問できるし、塾の先生もその子がどんな勉強をどれぐらいの熱量でやっているかチェックができていいのかもしれません。

 

ただ問題が1つあるような気がします。

それは「勉強する場所は自習室」と、どんどん自分に刷り込んでしまうこと。

子どもの友だちの中には、家では絶対に勉強できないと言ってる子もいるようです。

学校や塾の自習室が使えない時は、しょうがないからカフェやファストフードに行って勉強するそうです。長時間居座れないから、場所を転々としながらとか。

そういう子は、家はリラックスする場所で、勉強する場所ではないんだそうです。

外で勉強したい子は、ひと目があったり、人が周りにいる方がある程度の緊張感が保てて集中しやすいのかもしれませんね。

 

塾や予備校に通う理由に、自習室を使えるからという人もいますね。

授業を受けることよりも自習室が使いたいから、最低限のコマ数だけとってますとか。

学校選びをする時も自習室はあるのか?席数は?何時まで使える?そこをチェックされる方もいらっしゃると思います。

子どもの学校も自習室はどんどん使っていいよと先生に言われるようですが、なんとなく3年生生に対する遠慮もあるようで、みんな自習室にはいかずに教室などでやってるようですが。

 

自習室という概念を全く持っていなかった子どもは、おそらく、家で集中するというのが身についているのだと思います。

学校でやろうが、ZOOMをつないでオンライン自習室でやろうが、自宅で勉強しようが場所によって自分の集中力が変わるという実感がない。

集中できるときはできる、できない時はできない、それだけみたいな。

集中の度合いが変わらないのなら、わざわざ出かけるのは移動時間がもったいないし、着替えたり荷物の用意したりが面倒臭い、家にいれば勉強が終わったらすぐにリラックスできるし、そんな感じだと思います。

 

 

長くなりましたので、3つめの自宅の勉強環境は次回へ続きます。

 

 

 

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