前回の話の続きです。
前回、子どもが自習室を必要としない理由を2つ書きましたが、今日は、3つめの自宅の学習環境のお話です。
子どもが勉強する場所は、基本的に2カ所。
1 1階のリビング(机、ソファ、ステッパー)
リビングに机を置いたのは小学校5年生の時です。
それまでは、机を持っていなくてダイニングテーブルで宿題や進研ゼミをやっていました。
机は無印良品のオーク無垢デスク(現行品とは違います)とデスクキャビネットの組み合わせ、椅子はなんと1歳から使っているトリップトラップのベビーチェアです。
トリップトラップ、小さい時に足置きにしていた方の幅の広い板と、座面にしていた幅の狭い板の上下を入れ替えて、幅の広い板を座面に、狭い方を座面の2段下にセットします。こうすると大人でも座ることができます。
リビングの机を使う時は、短時間の勉強や夜が多いです。
子どもがリビングで勉強していても、私の生活はあまり変わりません。
テレビみたり音楽聞いたり、子どもによく話しかけるし、用事を頼むこともあります。
子どもがすごく集中したい時はヘッドフォンして音楽聞きながらやるので、そういう時だけは話しかけないようにしています。
リビングに机を置くことは子どもからの要望なので、机を置く条件として、机の上や周りはきれいに使う事と言ってます。
「机の上は、学習スタンド以外何も置かない」という約束なんですが、現在は、問題集などが20冊ぐらい横積みされているのと、A4サイズのホワイトボード(色々やることをかきこんでいる)が載っています。
本当は片づけて欲しいんですけどね。でも毎日やることが多くて大変そうなので、最近は目をつぶっています。
リビングの机って隙間時間の勉強にちょうどいいので、勉強にとりかかるハードルが少しでも低い方がいいんですよね。
2階にある教材をやろうと思うと、<2階に取りに行くのがめんどくさいな>というハードルが1つ出来てしまう。
そうなると、<別に今やらなくてもいいか>と、せっかくのやる気を手放してしまう恐れがあるので、私の方で少し妥協しました。
勉強にとりかかるまでのアクションが多いと、まずそれをやるのが面倒で、勉強にたどり着かなくなることがあります。これは勉強に限らず家の片付けやそうじなどにも言えることだと思うのですが、アクションが多いと気が重くなりがちです。
そんな訳で妥協点としては、机のはじに教材を積み上げてもOK、でも問題集などをすぐに広げられるためのスペースは必ず開けておくこと、としてます。
きっと、大学受験が終わるまではこの状態でしょうね。
机に向かう以外では、参考書を読んだりアプリで勉強する時はソファに座ってやってます。
それから、どうしても眠い時や暗記したい時は、ステッパーを踏みながらやってます。
英単語帳とか古文単語帳を読みながらよく踏んでます。
これ「シンクロマッスル学習」とか「アクティブ暗記」とかいうらしいですね。
身体の一部を動かして血流をよくすると、脳の血流量も増加して頭の働きがよくなるそうです。「ドラゴン桜」のドラマでも歩きながら勉強しているシーンがありましたね。
さすがに外だと危ないし、家の中も狭くて歩き回られても困るので、ステッパーはちょうどよかったです。
本当は私の運動不足解消のために買ったんですけどね。
2 2階の子ども部屋
自室で勉強する時は、集中してやりたい時、動画授業を観る時、休日の日中の長時間勉強したい時です。
自室で、集中して出来るのにはわけがあります。
この部屋ミニマリストなのかっていうぐらい、物が少ないんです。
部屋の広さは7畳なんですが、部屋にあるのは
無印のパイン材折り畳みテーブル
デスクチェア
カラーボックス2個(横置きにして積んであります)
A4のボックス収納が2段
スリムコートハンガー(制服をかけています。毎日着るものなのでクローゼットにはしまいたくなくて出してます)
以上です。
寝る時はベッドではなくて、エアリーマットレスを使ってます。
エアリーマットレスはクロゼットの中に立ててしまえるようにしてます。
その他の子どもの持ち物は部屋にあるクローゼットに全部しまっています。
子どもは、洋服の数も、持ち物も少ないと思います。
少ない理由は、子どもが小さい時に転勤族だったということがあると思います。
(6年という期間で3回の遠距離の引っ越しをしました)
転勤族の方ならお分かりいただけると思うのですが、荷物の多い引っ越しは本当に大変です。
転勤が多かった時期は、常にいつ引っ越しと言われるかわからない状態で過ごしていたので、普段から不要になったものをすぐに手放す習慣や、シーズンごとに持ち物を見直す癖がつきました。
子どもの物も、小さい時から定期的に子どもと一緒に持ち物をチェックする習慣がついていて、今でも学校のものは長期休みに入った時、衣類は衣替えの時、それぞれのタイミングで確認して処分したり、新しいものを買ったりしています。
そんなわけで、わりと頻繁に物のチェックをするのが家族の習慣になっているので、子どもの持ち物も自然に増えなくなりました。
2階の子ども部屋では、机は無印のパイン材の折り畳みデスクを使っています。
普通に考えると、1階は簡易的な机で、2階の子ども部屋はちゃんとした机を置くのではないでしょうか。
でも、うちは敢えてこの形にしてます。
なぜか?
子ども部屋にちゃんとした机を置いてしまうと、机じゃなくて物置になってしまいそうな気がしたこと。それからもう1つ、ものが少ない部屋だからできること、軽い机ならその日の気分で机を好きな場所に動かせることです。
2階のデスクの上には、常に何ものせていません。これは1階と違って、2階は長時間勉強が多く、勉強に区切りがちゃんとつくので、終われば使っていたものが片づけられるからです。
普段は、本が取りだしやすいカラーボックスに近いところに寄せることが多いのですが、気分を変えたい時は壁付けにしてたり、自宅を模試をやる時などは部屋の中央に机をセットしてやってたりします。
なんとなく机をセットしている場所で、子どもが今どんな状態で勉強しているのか、私の方でもわかるようになりました。
部屋の中央に机を置いている時は、(集中力をMAXにしたい時)とか。
私が思うに、ここが子どもにとっての自習室なのではないかと。
目に入ってくるものが少ないし、机の上には何ものっていないし、こういう環境なら集中できると思います。
- 物が少ない(壁に何も貼ってない)
- ベッドが無い
- 机が動かせる
子どももこのすっきりした部屋の状態をとても気に入ってます。
寝る時は部屋の真ん中に布団を敷いてのびのびと寝るし、友だちが遊びにくる時は、折り畳みデスクは片づけて部屋を広くしてワイワイ遊んでます。
基本的に、軽めの勉強は1階で気楽にやる、重めの集中したい勉強は自室でやる、というような使い分けをすることで、集中力のスイッチにも利用してるみたいです。
2階でやっていて集中力が保てない時は、1階に降りてきてやることもあります。
2階では辛くてできないけど、1階ならできるというものもあるらしいです。
どちらの机もなにか始めようとした時にすぐに使える状態になっているので、切り替えもしやすいです。
もし勉強する場所が一か所しかなかったら、子どもにはきついかもしれません。
側でみていると、場所をかえることでどうにか気分を変えて勉強がやれている日もあるようなので。
そういう姿をみていると、家の中に勉強する場所が複数あるのは良かったなと思います。
それから音楽を聴きながらの勉強ですが、子ども部室で勉強する時は、音楽を聴きながらやっていることもあるし、何もかけずに静かな中でやっていることもあります。
音楽をかける時は部屋にあるAmazon echo dotをスピーカーに使っています。
スマホは、以前書いたように勉強する時は自室には持ち込まないので、iPadとecho dotを繋げて聞いているようです。
2回に分けて書きましたが、「家でできるから自習室はいらない」という子どもの学習環境はこんな感じです。
(子どもが使っているもの)
子どもの制服かけにしてます。コンパクトでお気に入り。
ステッパーは60分連続使用できるものを使ってます。
無印の折り畳みデスク、今、品切れのようなのでよく似てる山善のものを貼っておきます。畳み方、サイズはほぼ同じですね。
Amazon echoはリビングにEcho show5と子どもの部屋にEcho dotを置いてます。
目覚ましに使ったり、朝起きてこない時にリビングから声掛けするのにとっても便利。
ソニーだけどお手頃価格のヘッドフォンを愛用してます。
エアリーマットレスは、5cmのものを使ってます。軽くて扱いやすいです。