先日、佐藤ママこと佐藤亮子さんの本を読みました。
もう高2生なので、最近はこういう系統の本は読んでいなかったのですが、「志望校は絶対に下げない!」というタイトルにひかれて、図書館に予約しました。
実際に読んでみると、「志望校は絶対に下げない」は、受験で合格する100の方法の中の1つの項目で取り上げられていただけで、この本全体がこのテーマというわけではなかったのですが。
「志望校は絶対に下げない」の部分の内容は、次男さんが高3の時に弱気になってしまったエピソードと、その時に親が気をつけることが書いてありました。
目新しい話ではありませんでしたが、それでもこういう本を久しぶりに読んで、気が引き締まりました。
高校生向けの話は少なかったですが、小さい子向けの話は、自分の子育てを振り返りつつ読んだりして面白かったです。
佐藤ママの本は、子どもが小学生ぐらいの時に読んだことがあるかもしれないのですが、記憶は定かではなくて。
でも、佐藤ママの話は色々と読んでいると思います。
それはネットの記事だったり、雑誌のプレジデントファミリーだったり。
プレジデントファミリーは、dマガジンで記事の一部読めるのでそれで読んでいました。
子どもが小さい時は、dマガジンでは読めない記事の中に読みたいものがある時だけ、その号を図書館で借りたり、購入したりして読んでました。
佐藤ママは、私が書くまでもないですが受験界隈では大変有名な方、お子さん4人全員を東大の理Ⅲに行かせたお母さんです。
佐藤ママを好きだと言う人もいれば、アンチも少なくない方だと思います。
「お子さんが全員東大の理Ⅲに合格した」という肩書だけで、佐藤ママのことの教育ママ的イメージで嫌っている人もいるし、お子さんのサポートの内容を聞いて過保護だと嫌う人もいます。
私は子どもを中学受験させたわけではないので、佐藤ママのやり方をそのまま真似したりはしていませんが、それでも親として子どもの受験をどう見守るかを教えてもらった気がします。
お子さんを4人東大理Ⅲに入れたという言葉だけ聞いてしまうと、こういうやり方をすればみんな東大理Ⅲに入れますよと、なにか1つの方法を持っているような印象を与えますが、佐藤ママのすごさは、一人一人の個性に合わせてどういうやり方が一番いいのか、それを4人全員それぞれに考えてサポートしたことだと思います。
最近は、本だけでなくネット上にも勉強のやり方はあふれているので、簡単にいろいろなメソッドをみつけることがあります。
なんてありがたいんだろうと私も子どもが小さい時に、沢山の先輩方のお話を読ませていただきました。(もちろん今もです)
でも、多くの情報に触れればふれるほど、本当に大事なことは成功している誰かの真似をすることではなく、その子の個性に合わせたやり方を考えることが大切だと気がつくのです。
そしてどんなやり方がいいのかを考えるためには、その子のことをよく理解している大人のサポートが必要性なんじゃないかと思うのです。
今回読んだ本の中に<育児の最終目的は「自活」。曖昧な「自立」に振り回されない>という話があります。
もうね、本当にこの話、首がもげそうになるほどそうそう!とうなずきました。
子どもの勉強面をサポートしていると、親がどこまで関わったらいいのだろうと迷うことがあります。
こんなことまでやったら他の人からみたら過保護といわれるだろうか、そんなことが頭によぎることがあります。
これこそが、曖昧な自立のイメージに振り回されている自分です。
今の子どもにとってそのサポートが必要で、自分がやってあげることができることなら、やってあげればいいだけのこと。
佐藤ママの本を読むと、あらためて親としての軸がしっかりとするのを感じます。
うちは、もう勉強面では私が何か口出しするようなことはないですが、それでも、まだ親のサポートが必要だなと感じる部分が色々あります。
高校生は毎日忙しいし、私のサポートで、少しでも勉強に集中できる時間が増えるのなら、私にできることはやってあげようと思っています。