考えるお母さん**大学受験を見守る         

塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

高校選びの時に全く気にしていなかったけど、今になって違いを感じること。

 

今日は、子どもの高校選びの時には全く気にしていなかったけど、今になって考えた高校の違いについて、のお話です。

 

 

 

私も子どもも高校選びの時に全く気にしていなかった違い、それは「2学期制」と「3学期制」です。

 

高校受験の時に、色々な学校の資料やパンフレットを読んだりして比べていましたが、その高校が何学期制なのか?、気にも留めていませんでした。

よくある(高校選びはこういうところに注目してみましょう)みたいなものでも、何学期制か確認しましょうなんて書いてあるものもなかったと思います。

 

高校の学期制の違い気がついてから、子どもが併願した私立の高校の学期制は何だったんだろうと今更調べたぐらいです。

子どもは、2学期制高校と3学期制の高校の両方を受験していました。

 

 

 

皆さんのお子さんは、小学校、中学校、何学期制でしたか?

 

うちは小学校の時は3学期制の学校に入学して、その後2学期制の学校に転校しました。

中学の時は、ちょうど中学校が3学期制から2学期制に改革する年に入学して(新入生なのに、学期変更の説明会なども受けました)そのまま卒業かと思いきや、コロナの影響で中3でまた3学期制に戻されると言う。

 

ということで、小学校でも中学校でも、2学期制と3学期制の両方を経験しました。

両方経験しているのに、高校選びの時になんでそこに目がいかなかったのか不思議でしたが。

むしろ両方経験していたので、そこは自分が考えても変わらない部分だからとスルーする項目だったのかもしれません。

 

 

2学期制と3学期制の違いとは?

 

ご存じの方がほとんどだと思いますが。

学期毎に成績がつくので、成績が出るのが2学期制は2回、3学期制は3回というのが一般的でしょうか。

 

他には?

この成績をつけるということから派生して、定期テストの回数も違うところが多いでしょう。

 

3学期制は、1学期中間・期末、2学期中間・期末、3学期期末(学年末)の5回

2学期制は、前期中間・前期期末、後期中間・後期期末(学年末)の4回

 

 

定期テスト、5回と4回、どちらがいいでしょうか?

回数が少ない方がテスト勉強の回数が少なくていい?と思う子もいるかもしれないし、回数が多い方が、テスト範囲が狭くなるので勉強しやすい、また1回失敗しても他の定期テストで挽回するチャンスが生まれやすいというのもあるかも。

大学入試を総合型選抜で考えている場合、定期テストの回数が多い方が評定をとりやすいかもしれませんね。

(あとは、先生方の定期テストや成績をつける仕事の負担が軽くなる、というような話も中学の校長先生から聞いていました。中学の時の学期制の変更は働き方改革の1つでもあったらしいです)

 

 

そして、今、高校生になってから思う事があります。

それは定期テストが1回少ないと、授業数が多くなるということです。

 

高校生になると中学に比べて定期テストの期間が長くなります。

科目も増えるので、1回の定期テストに4日から5日ぐらいかかります。

例えば1日6時間授業の学校なら4日で24時間、5日で30時間、1日7時間授業の学校が4日で28時間、5日間なら35時間分の授業時間を使って、定期テストをやることになります。

そして、テスト後の最初の授業はテスト返し&解説にとられます。10科目なら10時間。

1番多いパターンで考えると、1日7時間授業の学校が5日間で35時間とテスト返し10時間で45時間もの授業時間を定期テストに使うことになります。これ結構な時間です。

 

1回分のテストの違いって大きいのねって思っていたのですが、あれ?もしかして回数だけの問題ではないかもと更に気がつきました。

 

それは別の高校に通う子を持つ友人のひと言でした。

定期テストも終われば、あとは夏休みまでたいした授業もないし」

(そういうものだよね、という前提で私に話していたと思います)

 

そうか、3学期制ってそうだよねって思ったのです。

そういえば、別の友人も「もう授業が午前中だから、一回家に帰ってから夕方塾に行く」というようなことを言ってたなって。

 

3学期制の場合、7月の頭に期末テストがあってテスト明けはそのまま午前授業で夏休みを迎えるとか、12月の半ばに期末テストがあってその後は午前授業が続いて冬休みとか。

3学期制って期末テストが終わるとその学期の勉強はもう終わりという空気が漂って、だんだんクールダウンして長期休みに入っていくというサイクルだったなって。

 

子どもたちも、期末テストが終われば

「やったテスト終わった!もうすぐ夏休みも始まる!」というような清々しい解放感を味わえてとても楽しい気分になる時期だと思います。

小中とずっと3学期制の学校にお子さんが通っていらした方は、それが普通では?と思われるでしょう。

 

しかし2学期制の学校だと話が少し違ってきます。

中学の時もそうだったのですが、前期の期末テストは7月ではなく、前期が終わる直前の9月にあります、ということは夏休み前に定期テストはありません。

夏休み前にテスト勉強をしなくていいというメリットもありますが、同時に「やった期末テストが終わった!これで1学期終了!」という解放感がないのです。

(夏休みが近づいてきてるという気持ちはじわじわとありますが)

そして学校も、授業時間が午前中になる理由がないので、夏休みの前日まで通常の時間数の授業が行われます。(せいぜい前日の午後が、大掃除と夏休み前指導的なお話があるぐらい)

 

3学期制の学校が夏休み前の10日間ぐらいを午前授業にしている間も、2学期制は普通に午後の授業を行っています。

7時間授業の午後が3時間授業だとしたら3時間が10日間で30時間違ってきます。

そして、これが冬休み前も同じように違いがあったら?夏冬合わせて60時間といったところでしょうか。

 

上の方で、テスト1回分で45時間授業数を使う?と書いたものと合わせると、100時間を超えていますね。

 

これは7時間授業を想定して計算してみましたが、実際には6時間授業かもしれないし、長期休み前に面談などがあって2学期制でも授業数を減らしているかもしれないし、この時期に行事を入れている場合もあると思います。

単純に計算して比較できるものではありませんが。

 

これに加えて、夏期講習、土曜日授業などの内容や授業数、長期休暇の日数などでも、授業時間は変わってきます。

1時間の授業が何分かというのも違うし、6時間授業、7時間授業、8時間授業と、1日の授業時間数でも違いがあります。

定期テスト以外に実力テストや模試などをやっていれば、授業時間を減らすことになりますね。

 

子どもの高校選びをしていた時に、履修科目の数やどの学年でどういう科目をやるかというようなことはなんとなく比べてみていましたが、トータルの授業時間というのは全く意識して考えていなかったなと思います。

 

それから2学期制と3学期制での、子どもの長期休み前の解放感の感じ方の違い。

3学期制の方が、期末テスト後に少しのんびりした気分になりやすいかもしれません。

でも頑張る子は、逆にこのタイミングをスイッチにするのかな。

 

身バレ防止のため、子どもの学校はどういう形をとっているかということは具体的には書きませんが、近隣校と比べても1年間の授業数はかなり多いと感じます。

授業時間が多いとはどういうことかというと、それだけ授業が先に進められるということです。

 

よく進学校は高校3年間の内容を2年生で終わらせると言われますが、公立高校が中高一貫と肩をならべるためには、授業進度が早いこともさることながら、授業数も必要ということだと思います。

子どもの学校は、さすがに全科目を2年生のうちにというわけにはいかないようですが、それでも英数はかなりの早さで進んでいます。こういう工夫があるから、それが実現できるのだなというのがよくわかってきました。

 

 

学校を使い倒して大学受験しようと考えている我が家にとっては、年間の授業数が多い学校に通う事はメリットが大きいです。

でも学校を頼らずに予備校や塾を軸にして勉強したいと考えている場合は、学校の授業時間が多いことが逆に負担になるので、授業が終わる時間が早い学校であったり、午前授業が多い方がメリットになるでしょう。また学校がメインターゲットとして考えている進学と違う進路を考えている場合も、学校の授業時間が多い事はマイナスになるかもしれません。

授業数が多いことが絶対的にいい事ではないので、その子にとってどうなのか?ということを考えるといいのかなと思います。

 

これから高校受験を迎える方、志望選びをされてる方がいらしたら、その高校は何学期制?とか、授業数を確保するために工夫していることはあるのか?ということをチェックてみると、その学校の特徴がみえてくることがあるかもしれません。

ちなみに公立高校で東大合格者数1位の日比谷高校は、2学期制のようです。

 

 

 

エアコンをつけたがらない子なので、勉強机の上におけるコードレスファンを買おうか悩み中。コードレスなら邪魔にならないし、今夜からプライムデーも始まるし。。。

 

いまこの本を読んでいます。

 

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