考えるお母さん**大学受験を見守る         

塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

学校行事終了後の気持ちの切り替え

 

やっと、やっと、学校行事が終わりました。

高1、高2と、多くの時間をこの行事の準備に捧げてきましたが、それがやっと終了しました。

直前期は、早朝から夜遅くまで集まりがあって出かけてることも多く、やっと帰ってきたと思ったら、家にいる時は常にブーブーとLINEのマナー音が鳴り続けているような状態でした。

9月はもう家で勉強どころではなく、出かけているか、家でぐったりしているかのどちらかで(気がつくと床に転がって眠ってました)、こんなことで大丈夫なのかしらと親の私はずっとやきもきさせられていました。

 

一方、学校行事は、素晴らしいものだったらしく。

行事本番前後では、一緒に活動してきた同級生たちをたたえ合い、去年一緒にやっていた先輩たちからはねぎらいを受け、そして後輩たちからは温かい感謝の言葉を沢山もらってきました。

とてもいいなと思ったのはそれがスマホのやり取りだけではなく手書きのもので、手紙だったり、メッセージカードだったり、色紙だったことです。

(子どもも感謝の気持ちをつづった手紙を、夜遅くまで書いていました)

 

後輩たちからのメッセージを少しみせてもらいましたが、それを読むと子どもがどんな風に後輩たちに接してきたのか、これまでの様子が伺えるものでした。

小学生ぐらいまでは他人に対する関心が薄く無頓着なところがあって、この子大丈夫かしらと心配に思う事もあったのですが、いつの間にか他人を思う優しい気持ちが育っていたのだなと嬉しくなりました。

 

勉強どころじゃない日々が続いて随分心配させられましたが、きっとこの経験は子どもにとって勉強には代えがたいものになったのだと思います。

これぞ青春ですね。

 

 

さて行事も終わり、盛大な打ち上げもやって、鳴り続けていたスマホも静かになりました。

 

そして今、子どもはどうなっているかというと。

 

 

燃え尽き症候群」です。

 

 

「全部終わった。さぁ勉強するぞ!」となるといいなぁと期待していたのですが、そんな私の期待は粉々に崩れました。

 

ぽっかり穴が開いてしまったようです。

 

 

朝早く学校へ行くことも無くなり、放課後暗くなるまで学校に残る事もなくなりました。

部活に顔を出すこともあまりないので、夕方まだ明るい時間に家に帰ってきます。

夕食の時間までに勉強する時間も充分あります。

でも、机には向かわないです。

 

子どもは、

「やらなきゃいけないのはわかってるんだけど、やる気が全くでない」

と言います。

 

やらなきゃいけないのがわかってるのなら、取り合えず何かやればいいと思うのですけど、なんせ「集中力の人」なので、そんな状態で勉強したところで何も身につかないというのは、私も知っています。

子どもの中でスイッチがカチッと入らないことにはどうにもならない。

 

「ここが高2の中だるみの時期なのかもしれない」とも言ってました。

 

あー、確かにそうかもしれない。

さんざん先生方に言われていた高2の中だるみ問題、これまではあまりピンときていなかったのですが、今の子どもの状態をみるとこれがそうなのかも!この行事から行事終わりの時期が中だるみの時期になるのかもしれないと思いました。

お祭りの準備で完全に勉強から離れてしまい、終わった後に勉強にうまく戻れない。

どうも周りの友だちもシャキっとしていなくて、授業中に寝ている子も増えたと言ってます。

そういえば、学校の保護者会でみせてもらった卒業生の3年間の模試の校内平均偏差値なども、高2の秋が一番低かったような気がします。

(これから受ける模試が不安になりました)

 

 

さぁ、どうしたらいいでしょう。

 

私が子どもに言ったのは、「ゆっくり、少しずつ取り戻していったら?」です。

今の状態から、急にシフトチェンジして「よし、やるぞ!」となるようには、とても思えません。

それぐらいなんだか気が抜けてます。

 

ここで私が煽るようなことを言ったところで、おそらく逆効果ですよね。

きっと、子どもは子どもで色々考えていると思うので、余計なことを言って更に気分を下げないように気をつけます。

 

 

まずは身体の疲れをとる、次に気力を取り戻す。

 

多分、英検が近づいているというのも、気の重さに繋がっているのだろうなと思いました。

問題をやるとなったら集中力をぐっと上げないといけない、でもそこまで持っていく気が起きない。

 

「英検のこと考えるとシンドイ?もしも、問題までやる気が起きないのなら、ライティングの解答例だけでも読んでおけば?読むだけでもきっと対策になると思うよ」と言っておきました。

「うん」とたいして気の無い返事をしていましたが。

 

その日の夜、ライティングの問題集を開いて「攻略ポイント」だけ読んでいました。

 

完璧を目指し過ぎると、人はめんどくさくなったり、やらない理由を探したりします。

ハードルを下げて、手にとりやすいところから。

 

まずは助走。

ここから少しずつスピードが上がっていったらいいなと思います。

高2の9月、高校生活の半分が終わります。

 

 

 

 

 

(おまけの話です)

 

行事が終わったのでほっとしたのですが、ふと気になって「来年は何もやらないんだよね?」と聞いてみました。

一応、子どものやっていた事は2年までで終了と知っているのですが。

「うん、やらないとも言えない」

「え?え?え?!!」

 

その行事の執行部を3年生がやるそうなのですが、子どもが関わっていた活動をやっていた人が3年生になってその執行部をやる人が多いらしいのです。

(私の心の声:え!!!!ウソでしょ!!)

 

平静を装って

「やろうと思ってるの?」と聞いてみたところ

 

「できれば、、、」

 

(えっ、何?できれば、何?)

 

「やりたくない…」

 

(ほっ)

 

強制されてやるものでもないので、おそらく自分からやると言わなければ大丈夫かな。

中学時代に生徒会長とかやっていた子がゴロゴロいる高校なので、いざとなると上に立ってくれる人はいっぱいいるので、回ってくることはないと思うのですが。

友だち(理系の東大志望)は、執行部の中でも更にその中のリーダーをやるつもりだとすでに言ってるようです。(一緒にやろうよと声をかけられるかも…)

 

来年、どうするのか、ちょっとドキドキしてます。

 

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