考えるお母さん**大学受験を見守る         

塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

高2生のための手帳を買いました

 

 

 

今日は、高2生のための手帳のお話。

 

子どもに赤本手帳を買いました。

 

赤本手帳という名前ですが、色は赤(プライムレッド)だけじゃなくて、ナチュラルホワイト、インディゴブルーの3色あります。

 

 

「何色がいい?」と聞いたら、「ブルーがいい」といういうので、インディゴブルーを注文しました。

 

この手帳、(2024年受験用)と書かれているように、再来年の受験生に向けて作られている手帳です。

つまり現高2生のための手帳。

 

中身は、2022年の12月から2024年3月のまでのスケジュール帳になってます。

そうなんです、今月から現役の大学受験が終わるまでの3月のスケジュール帳です。

 

中をちょっと抜粋してみると

 

2023/1/13(金)「2024年度共通テストまであと1年」

2023/11/24(金)「共通テストまであと50日」

2024/1/13(土)「共通テスト1日目」

2024/1/14(日)「共通テスト2日目」

なんてことが、スケジュール帳のその日に書いてあったり。

入試の流れ(年間スケジュール)が書いてあったり。

また科目ごとの年間スケジュールをたてられるページがあったりします。

 

スケジュール帳の各ページのサイドには先輩たちのアドバイス、合格のポイント、応援メッセージ、受験川柳などその時期に合わせたものがのっていたり、月の変わり目には情報やコラムが載っていたり。

現在高2生の大学受験までの流れにぴったりと合った手帳です。

もちろん、高2生本人が使うのもいいし、親御さんの方で受験スケジュールの管理をしっかりとサポートしたいという場合に使うのもいいと思います。

(うちは、もしこれを買っても子どもが手をつけないようだったら、私が使おうと思っていました)

 

 

この手帳は私が見つけて、子どもに勧めてみました。

 

手帳は、小学生ぐらいから何度か勧めてみたことはあるのですが、めんどくさがってあまり使いたがりませんでした。

中2からスタディプラスというアプリを使っていたので、勉強時間の管理はそっちで簡単にできるし、グラフや集計などで結果がみられるのでそちらの方がいいと。

 

ただ、私が今回どうしても使わせたかったのは、自分で長期、中期、短期の勉強計画を紙にかかせたかったからでした。

 

高校受験が終わるまでは、この計画を立てることに私はかなり口を出してきました。

塾に行ってなかったので、受験までのスケジュールを逆算して自分で考える必要があったからです。

中1からだいたい3か月に1回ぐらいのタイミングで私の方から声をかけて、受験勉強の長期、中期、短期のスケジュールの立て直しや調整を繰り返していました。

 

ここのブログでもこの話は高校受験の中で書いているのですが、計画を立てるのは子どもで、その立てた計画に対して無謀なものじゃないのか?とか、見通しが甘くないかというような全体的なバランスのことだけ私は意見してました。

中学の3年間で繰り返しやっていたので、中3になるころには、もう私が口を出す必要がない勉強スケジュールを組むようになりました。

また子どもはスケジュールさえ組んであれば、その通りに勉強できるタイプの子だったので、とにかく最良のスケジュールを組むことだけ私が手伝えば、それであとは時々声をかけて進捗を聞くだけで、スムーズに勉強がはかどるのでとても楽でした。

(これができない子だったら、多分、塾のお世話になっていたと思います)

 

ただ、なんです。

「スケジュールをたてなさい」「スケジュールの見直しをしなさい」この声かえだけは私がしないと、自分からはやらなかったのです。

 

そして高校生になってからは、さすがに「さぁお母さんと、勉強スケジュールを組もう」はないだろうと私も思っているので、ノータッチでした。

スケジュールの考え方ややり方は中学生の時にちゃんと教えた、あとは自分で動き出すだけ。

 

しかし、これが待てど暮らせど、スケジュールを立てない。

定期テスト前とか、夏休みの課題とか、そういうのはちょこちょことメモ書きで書くのですが、書いても1、2週間程度のこと。

 

業を煮やした私が、とうとう我慢できずに作ったこれ

fumiax.hatenablog.com

 

これを渡したおかげで自分の年間スケジュールは、ぱっと把握できるようになっていたのですが、細かい計画はやっぱり立てない。

 

理由は、わかってるんです。

学校の課題が多いので、とにかくそれをやるだけで手一杯。勉強スケジュールを立ててしまうと、当然、学校の課題にプラスしてその勉強をしないといけなくなるので、立てたくなく。

計画を立てても三日坊主のタイプだったら逆に気楽に勉強の計画を立てられたのかもしれないのですが、うちは計画を立てたからにはちゃんとやるタイプの方なので、計画を立てたら自分の首を絞めることを嫌がっていたんだと思います。

 

とはいえなんですよ。

学校の行事もほぼ終わったし、高2の12月といえば、もう受験生とさえ言われてしまう時期に入りました。

このままというわけにはいかないでしょう。

いよいよ受験までのスケジュールをちゃんと立てる時期にきてると思いました。

 

前置きが長くなりましたが、そんなわけでこの赤本手帳を買ったわけです。

 

そして、この手帳を手にした子どもがどうなったかというと。

とりあえず、高2の学校予定と模試予定、それから2月までの勉強のスケジュールを立てました。

本人なりに手帳の使い方は色々考えたようで、予定と実際にやった内容と時間を書き込むようにしたそうです。

 

私からのアドバイスは、

「とにかく簡単に書けるように、張り切って細かくかかないこと。毎日、負担なく短時間でかけるようにしないと続けるのが大変になるから。それから日記みたいに自分の感情を毎日書いているとしんどくなるから、感情は書かない方がいい。自分の勉強ログを残すための手帳にした方がいい」

ということを言いました。

 

これは長年、家計簿をつけ続けている私からのアドバイスです。

日記とか家計簿とかスケジュール帳とか、最初に張り切りすぎてあれもこれも書こうと思うとすぐに面倒になるから、スタートは物足りないぐらい簡単にできる程度にしておくと、負担がないから継続しやすくなるということ。

感情を書かない方がいいというのは、あとで見返したりした時に、そこに感情が吐き出してあると読むのがしんどくなるからです。感情を吐き出すだめに日記を書くというのと、勉強の計画、実行記録は別のものしておいた方がいいと思ったからです。

毎日、毎日、小学生の時のふりかえりみたいに「明日もがんばろう」って書く必要もないだろうと。

この感情のことは本人も同じこと考えてたと言ってました。

 

すっかり手帳を書く気になってくれたので、私としてはひと安心です。

計画をちゃんと立てるようになってから、あきらかに子どもの勉強の仕方が変わってきました。

ちゃんとスイッチが入ったようです。

 

赤本手帳の毎日のスケジュールは、左右見開き2週間のタイプです。

一度に2週間分が見渡せる、子どもが使っているように簡潔に予定ややったことを書くのに向いていますが、時間ごとのスケジュールを書きたい人に向いていません。

時間で細かく書きたい場合は、バーチカルタイプの手帳の方がいいです。

ただ私は、バーチカルだと、書く手間や時間がかかりそうなので子どもにはすすめませんでした。

 

 

(おまけ)

 

長くなりましたので、おまけの話でもう少し。

 

手帳に書くのをめんどくさがった子どもがなぜ手帳を書く気になったのか?

 

これは私が作戦を考えました。

どうやって子どもにアプローチすれば食いつくだろうか?

 

勉強の計画をこの手帳で立てなさいと言っても書くだろうか。

そんな時に思いついたのが。

 

「ここから受験までのあなたの勉強は、大学受験が成功したら、きっと価値がでてくるよ。それを記録として残しておくのはどう?勉強ログをこの手帳でとってみない?」

 

子どもは大学生になったら、何かしらの勉強にかかわるバイトをしようと思っているようなので、今の経験をちゃんと残して置いたらその時に役にたつんじゃないの?と言ってみました。

また、大学生になってから受験のブログやNoteを書く人もいるし、受験経験を話すYoutuberもいるし、そういうことをやりたいと思った時に、ちゃんと勉強ログが残っているといいと思うよって。

あなたは、いろいろ忘れっぽいから(自分の過去に経験したこととか、本当にびっくりするぐらい簡単に忘れちゃう子です)自分の記憶だけに頼ってもきっと思い出せないよ。

 

この言葉が意外とききました。

「ユーチューバーをやる気はないよ」なんて笑ってましたが、急に、いままでの模試の結果とかもちゃんとひとまとめにしておこうかな、なんて言いだしたり。

 

私的には、勉強計画さえ立てる気になってくれればそれでいいんですが。

少し斜め方向からアプローチしてみたら、思ってた以上にうまくいきました。

 

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