今日は、2月に受けた駿台模試のお話です。
今回の駿台模試は4教科型でした。
たしか去年までは第3回は3教科(英数国)で、今年は4教科に増えたと聞いています。
理系は理科科目、文系は社会科目。
子どもは英数国と社会2科目(世界史・地理)を受けました。
成績は、科目ごとの点数はいつものカンジで、特に悪い点もなくとびぬけていい点もなく。
でも偏差値をみて、ん?となりました。
というのも数学の偏差値がやけに良かったのです。
この点で、こんなに高い偏差値でる?
数学の点数は、いつもとたいして変わらないのに、偏差値は前回よりも9上がっていました。
今回の数学は全体的に難しかったのかしら、などと考えながら成績表をみていて気がつきました。
今回から、成績が文理別に出されていました。
文系なのに数学が強い子どもは、文系のみの成績になるとこの位置になるのだなとわかりました。
でも逆に、英語が点数のわりに偏差値が出てないような。
これも文系内だからということでしょうか。文系は英語が強い。
国語は、いつも通りでしたが。
文系と理系に分かれると随分違うものだなと思いました。
国語はある程度仕方ないにしても(現代文に伸びしろがあるかどうか不明なので)、英語はもう少し伸びるといいなと思います。
それでも今回の英語は、いつもの駿台模試の中では苦手だった「文法・語法・語彙・語句整序」の点が上がりました。
今年に入ってから、英文法の勉強に力をいれてたのでそれの効果があったのかもしれません。きっかけは、学校で使っている英文法書のアプリがあることに気がついて使いだしたから。アプリさまさま。
ここがいつも通りの点だったら、英語は下がっていたと思われます。危なかった。
社会は、まだ範囲が終わっていないのでなんとも。
一緒に受けていた子たちも、社会の進度はバラバラだと思うので、現時点で比べてもあまり意味はなさそう。
志望校判定は、国立を3校、私立を2校書いていましたが、5校全てA判定が出ていました。
ちにみに国立は英数国の3教科の偏差値による判定。
第一志望者の中の席次もいつもと同じぐらいの位置、まずまずかな。
私立はいつもと違う大学を2つ書いていたのですが、どちらの大学も席次が1位でした。
いつもは私立の判定の方が苦戦するのですが、今回なぜ良かったかというと2つとも数学が判定に入る大学だったからでした。
A大学は英語と数学、B大学は数学と国語、の2教科が判定に使われていました。
ちなみにいつも書いていた大学は英語と国語だったので、国語に足をひっぱられてB判定がでることも多かったです。
今回の駿台模試の数学の偏差値からもわかるように、文系だけど数学が得意な子どもは、数学を受験科目にうまく使っていくとかなり有利になるのではないかということ。
最近、文系でも数学受験必須の大学が増えてきています。
少し前に文科省の指針も話題になりました。
指針は強制力があるわけではないようですが。
経済学部に数学が求められるのは当然ですが、データサイエンスの看板を上げている学部でなくても、文系でデータサイエンスという学問はどんどん広がっていると思うので、今後ますます文系に求められる数学というのは増えてくるのではないかと思います。
うちは高1の文理選択の時に、担任(数学担当)に「文系で、数学ができるのはつよみになる」と言っていただいたのですが、こうやって模試の結果などをみるとなるほどなと思います。
大学によっては、文系で数学入試が選べるのなら、数学入試の方が有利と言われるところもあります。(ただし、理系の受験生が参戦してくる可能性も大きいですが)
自分の時代は、私大文系で数学というのは全く関係ないもの、だったのですが。
時代は、少しずつ文系でも数学という風に変わってきてる気がします。
いまの時代、データ分析というのはどの分野においても重要なものになっていますから、そうなると数学必須化の流れも自然なのかもしれません。
文系だから数学は関係ないと決めつけずに、数学にもアンテナを張っておいた方がよさそうです。
子どもは高1の6月には文系に行くと決めていましたが、それでも高2の秋までは勉強時間のほとんどを数学に捧げていました。これは子どもに限った話ではなく、周りの文系も同じだったようです。うちは国立志望なので数学が必要ということもありますが、いずれにせよ、文系志望でも食らいついていけるところまで数学を頑張った方がよさそうです。
私は、高校数学は数2Bまでやりましたが、全くお手上げ状態だったので、今の時代の学生じゃなくて本当に良かったと思ってしまいます。