考えるお母さん**大学受験を見守る         

塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

大学の学費

9月の終わりからどうも体調が良くなくて、一度良くなったと思っても別の症状が出たりしてなんだかすっきりしない日々を送っています。

今年の夏は暑すぎたので、これは秋バテというヤツなのでしょうか。

みなさんは秋バテされてませんか?

主婦の動きが鈍くなると家の中というのはみるみる荒れていくのだなと、そんな風景を横目でみながら、普段の私って案外頑張っていたのねなどと自分をねぎらったりしてます。

とはいえ、そろそろ衣替えをして夏じまいもしないといけないのですが、全くやる気がおきずこうやってパソコンに逃げ込んだりしております。

 

 

さて今日のタイトル、大学の学費のお話です。

 

先日、某新聞社のネット記事を読んでいたところ、

 

今夏に、授業料や入学金など新入生が払う「初年度納付金」について全国の大学に質問したところ、2025年度に「全学で値上げ」「一部学部・学科で値上げ」を行うと答えた大学は合計で14%、私立大に限ると19%だった。

 

ということが書かれていました。

 

最近の急激な物価上昇から考えても学費の値上げは自然な流れなのかもしれませんが、ただでさえ高い大学の学費、どこまで上がっていくのか不安になります。

 

 

東大の学費値上げが決定されたニュースも先月流れました。20年ぶりの値上げだそうです。

東大の授業料の値上げは来年度入学者から適用ということで、息子はギリギリ最後の現行の授業料が適応される代となりました。

ちなみに大学院へ進んだとしてもこの世代までは現行の授業料になるそうです。

 

 

現行の学費(我が家の払う学費)

 

入学金 282,000円(別途振込手数料1,012円かかってます)

授業料 535,800円/年(5月と11月に分割して267,900円ずつ支払い、引落手数料無料)

となります。

 

計算すると入学金と4年間の授業料で

282,000円+(535,800円×4年)=2,425,200円

 

4年間で250万円弱となります。

この金額は学士課程共通なので文類でも理類でも同じ金額です。

 

 

そして来年度以降は

 

入学金 282,000円

授業料 642,960円/年

 

入学金と4年間の授業料で2,853,840円となるようです。

 

値上げ分は、4年間で428,640円です。

 

4年で考えるとかなりの金額の違いです。

 

ちょうど息子の代の2024年入試までが学習指導要領が旧課程で、2025年入試から新課程になり共通テストに「情報」の科目が増え、来年の東大入試は足切りの倍率も変わるし学費も変わります。

2025年入試は変化の大きい年です。

 

 

息子は絶対に浪人はしたくないから、東大がだめだった場合は私立へ行くとずっと言っていて、浪人してでも絶対に東大に行きたいと言ったことは一度もありませんでした。

私はもちろん息子の意志を尊重すると決めていたので、息子の思う通りにさせようと思ってはいたのですが。

ただ、息子の言う「絶対に現役」という言葉をそのまま受け取ってはいませんでした。

こういうことって全部の結果が出て、最後の最後にならなければ本当の自分の感情って出てこないのではと思っていたからです。

そんなわけで、息子には言いませんでしたが、もし東大が駄目だったら浪人もしくは仮面浪人することも想定して、そうなった場合のことも考えていました。

 

この時の私の考えはこちらの記事に書いています。

fumiax.hatenablog.com

 

 

大学受験において親のサポートは大事なのですが、その中でも当然一番重いのが金銭的サポートです。

大学は高校までと違い、その金額が大きいです。

今回は大学の学費をテーマに書いているので、大学にかかる金銭面から受験についてもう少し考えてみようと思います。

 

 

大学受験(金銭面)の難しいところは、選択肢の多いことだと思います。

 

国公立と私立で学費が大きく違うこと。(特に理系での差)

中学・高校受験と違って、来年再チャレンジすることができること。

自宅通学・自宅外通学を選ぶことができること。

 

これらをどう組み合わせるかによって、親の負担する金額が全く違うことです。

もちろん学費や生活費を出すことに負担感のないご家庭は、金銭面での検討の必要はないと思いますが、一般家庭においてはどういう選択をするかによって、家庭の経済状況に大きく関わってくることだと思います。

 

 

現役・国公立・自宅通学

これが費用面での負担が一番少ないというのは、誰でもわかるところだと思います。

 

 

しかしこれ以外になってくると、

 

現役国立自宅外 or 現役私立自宅通学

 

よくテーマにあげられるのは、国立自宅外か、私立自宅通学、どちらが安いか?(大学がある地域の物価等も関係ありそうです)

 

 

現役私立 or 一浪国公立

 

現役私立か一浪国公立というのも悩ましい。

私立よりも国公立の方が学費は安いが、一浪すれば予備校代、1年分の子どもの生活費などの親の負担が増える。また浪人したからといって国公立に必ず受かるとは限らないので私立に進学する可能性もある。

もちろん、これに自宅通学か自宅外通学かもかかわってくる。

 

 

現役私立進学 or 現役進学からの仮面浪人国公立進学

 

現役時代に受かった私立、または国公立にとりあえず入学して大学生活をスタートさせながら、翌年もう一度別の国公立大学を受け直す。

翌年合格した大学に進学する場合は、現役合格した大学の入学金と1年分の学費が無駄になる。

しかし私立から国公立の場合、そのまま私立大学に4年間払う学費よりも、私立の入学金と1年分の学費プラス国公立の4年分の学費を払った方が安くなることもある。

後期国公立で仮面浪人して第一志望の国公立に入学しなおす場合は、私立で仮面浪人するよりも学費の負担が軽くなる。

とりあえず大学には入学しているので再受験の時に納得のいく大学だけうければいい。

もちろん、これらも自宅通学、自宅外通学の組み合わせ次第でかかる費用は全然変わってくるのですが。

 

もし息子が現役で東大に落ちていて再受験したいと言ったら、私は後期国立に進学して仮面浪人することをすすめるつもりでした。

この場合、仮面浪人中に後期国立に払う学費が817,800円、来年東大に受かったとして4年間で2,853,840円なので、トータルで3,671,640円となります。

(私がこの計算していた時は東大の値上げ前だったので当初は324万円と試算してました)

息子が東大が駄目だったら行くと言ってた大学が4年で学費が500万円を超える大学だったので、学費だけ考えれば私立に4年間通うよりも、国立で仮面浪人1年+東大の方が安くなります。

またすでに進学している大学があるのなら再受験は東大だけでいいので、浪人をする場合よりも受験料は少なく済むという計算もしていました。(浪人の場合は、現役よりもさらに厚めに受験校を選ぶと思うので受験料も高額になる、後期国立の入学金ぐらいの金額が受験料になるかもなんて考えていました)

もちろん学生生活が1年長くなるということは、その長くなった1年分の生活に関わるお金を親が負担することにはなりますが。

 

 

こんなことを去年、私は頭の中で考えて電卓を叩いていました。

息子の受験の結果を色々なパターンで想定して、親としてどんな判断ができるか事前に考えていました。

ちなみにうちは文系なので、国立と私立の金額の差が倍ぐらいしか違わないのですが、理系だと国立と私立の差はかなり大きいと思います。

 

 

と、学費のことを色々書いてきましたが。

 

大学選びは学費や生活費用のことだけで決められるわけでもないので、それが一番悩ましいところです。

お子さんの希望ならば無理してでも叶えてやりたいと思う親心と、だからといって金に糸目をつけぬわけにもいかず、状況によっては難しい選択を迫られることもあると思います。

 

いまは色々な支援や奨学金などもあるので、そういう情報に集めも大事です

大学独自の入学前予約型給付奨学金のある大学もあります。(早稲田、慶応、明治等々)

まだどの大学を受けるかはっきりと決まっていない時期かもしれませんが、高3の秋(今ぐらいの時期)でないと予約申請できない奨学金もあるので注意が必要です。

もちろん申請のための条件があるし申請手続きの手間はかかりますが、そこを頑張って奨学金の内定が取れたら受験の選択肢が広がるかもです。

早めの情報収集が鍵になりそうです。

 

 

 

 

 

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