考えるお母さん**大学受験を見守る         

塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

東大に合格するための勉強時間って?

 

 

今日は、東大に合格するための勉強時間って何時間なんだろう?というお話です。

 

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みなさんは、「〇〇大学に合格するためには〇〇〇〇時間!」というようなものを目にしたことはありますか?

例えば、MARCHに合格するためには2000時間、早慶なら3000時間、東大なら4000時間必要だ、みたいなヤツです。

 

私が初めてこういうのを目にしたのは、息子が中学生ぐらいの時だったような、はっきりとは覚えていませんが。

受験系のYoutubeをみていて、ほー大学受験にはそんな時間的基準があるのか!とびっくりした覚えがあります。

 

かくいう私も息子の中学の定期テストでは、準備に40~50時間が必要というような時間的な感覚を持っていたので、この数字は気になりました。

 

しかし、定期テストは2週間という決めた期間のなかに家庭学習の40~50時間を振り分けていたので、とてもわかりやすかったのですが、早慶に合格するには3000時間とか言われても、なんだかよくわからなかったですね。

 

前回の記事に書きましたが、息子の東大志望がなんとなく始まったのは高1の春です。

そうなると、また東大合格するための勉強時間というのが気になってきます。

現役合格ならば、すでに3年は切っている時期です。

 

私が目にしたのは、東大は4000~5000時間が多くて、たまに3000時間でも合格できるみたいな話があったり、いやいや6000時間、7000時間なんてとんでもない数字も出てました。

学校外の勉強でこんなにやらないといけないの?と思うと同時に、東大なんだからそれぐらいやって当然なんだろうなとその時は思っていました。

私のイメージは、高2の最後ぐらいから毎日寝る間も惜しんで勉強している受験生の姿でした。

大学生Youtuberの受験期のルーティンというような動画をみて、そうかこんなカンジなのねと思っていました。

 

 

しかし、、、、、息子の姿は全く違いました。

 

 

このブログを長く読んでくださっている方なら、あ~、そうでしたよね~と言ってくださると思うのですが。

私、高校の三年間ずっと勉強時間が短いことを嘆いていた気がします。

高1の時の担任には、面談があるたびに「もう少し勉強時間をふやすといいんだけど」と1年間言われ続け、高3の時の副担任には「(こんなに勉強時間が少ないなんて)何か事情でもあるの?」と心配そうに聞かれたということもありました。

 

高1の前半は部活のことばかりやり、高1夏から高2の秋まではずっと学校行事、楽しいのはいいのだけど体力と気力のない子なので、なにかに集中してしまうともうエネルギーが無くなってしまって勉強の方にはなかなか気持ちが向かなくて。

 

中学の時はあんなに一定のリズムで毎日勉強できたのに、息子にはあれがピークだったのかなとあきらめの気持ちもありました。

息子は高校受験組それも公立高校志望だったので、中学時代に高校の勉強まで先取りをしていません。

どう考えても私立の中高一貫校の子に比べたら高校スタート時点で出遅れています。それを巻き返すためには時間が必要なのでは?と思っていました。

 

 

そんな私が息子が、高3になる時に聞かされた衝撃的な事実。

 

その時の会話がこちらに↓

 

この時、「あまりの少なさに、何時間でしたとここで書く気にもなれませんが。」と書いていたのですが、合格できたので、書いてみようと思います。

 

実は、高1も高2も400時間ありませんでした。

 

聞かされた時の私の驚き、わかっていただけますか?

東大合格まで4000時間として、高1と高2の800時間弱をひくと、あと3200時間強必要!?

 

この時、もう3月の終わりだったので、受験まで残り11カ月の時です。

ということは、1ヶ月290時間!!学校の時間はいれないのなら、家に帰ってから毎日10時間近く勉強しないと間に合わないってこと?

いや無理だって。

 

 

そうして絶望的な気分で、高3になったわけですが、高3に何時間勉強したかというとそれはわかりません。

というのも、後から聞いたのですが、息子は高3からは日常的に勉強時間の記録をつけることをやめたそうです。

学校から学習記録を出せと言われる期間(夏休みとか)があるので、その時だけつけてたみたいです。

 

「勉強時間をつけることでモチベーションがあがるメリットもあるけど、逆に勉強の時間をつけることで勉強ができなくなるデメリットもあるんだよ」

 

とその時言ってました。

 

つまり勝手に解釈を加えると、

勉強時間をつけはじめた時はデータが集まってくるのが面白くて、友だちのデータをみたりして比べたりしてたけど、受験生になってくるとあきらかに友だちよりも勉強時間が少ないことが気になってきて不安やプレッシャーを感じて、それで余計に勉強が手につかなくなるから、勉強時間のデータから離れることにした

ということです。

 

 

そんなわけで息子から高3で何時間勉強したという数字は聞けないのですが、私は息子の生活をそばでみていたので、どれぐらい勉強していたのかはなんとなくわかります。

 

高3の4月~2月までで、、、おそらく1000時間はいってないと思います。

春から夏までは浮き沈みが非常に激しかったので、やる時はやっていたけどそうじゃない時はダメ、夏休みになんとか調子を上げてきたら、9月にコロナに感染して2週間勉強時間0というおそろしい事実。

本当に気持ちが落ち着いてきて勉強に向かいだしたと思ったのは、私が久しぶりにお説教をした11月。

 

 

受験が終わった後に、トータルで何時間だったのか?の話を親子でしていたのですが、息子は「2000時間はやったんじゃない?」と言ってましたが、私はいいとこ1500時間~1800時間かなと思ってます。

 

それでは、東大合格のための勉強時間は高校に入学してから2000時間もいらないのかと結論づけられてしまっても困るのですが。

ごく個人的な話なので、こんな子もいたんですよということで。

 

勉強時間がこんなに少なくて本当によく受かったなと思います。

ずっとそばで見守っていた私がどんな気持ちでいたかは、みなさん容易に想像がつくことでしょう。

もう本当にね、私の精神衛生上、時間のこと極力考えないように努力してました。

 

とはいえ不安に思う反面、息子のやり方だと少なくても大丈夫なのかもしれないと思う事もありました。そう思わなければやってられないというのもあったのですが。

ちょっと長くなったので、その話はあらためて別の記事でいつか書いてみようと思います。

 

ということで今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

 

 

 

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