
新年最初の投稿です。
今年は、このブログがどういう方向に行くのか?自分でもよくわかっていませんが、よろしければ、またお付き合いください。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、新年最初のお話は、「大学受験は最後まで終わってみなければわからないし、その後もわからない」ということについて書いてみようと思います。
共通テストも近づいてきているので、大学受験生の保護者の方は、あれこれと気を揉まれている時期ではないかと思います。
息子が受験生時代、今ぐらいの時期に、私は何に対してこんなに不安を感じるのだろうと考えてたことがあります。
(漫然とした不安というのはどうも苦手なので、こういう時はついつい深く考えるクセがあります)
その時に、頭に浮かんだことがありました。
それは、今までの子育てで初めて感じた、子どもが春から何をするのかまったくわからないという不確実さに対する不安です。
うちは転勤族だったので、息子が小さい時は不確定要素も多かったのですが、それでも、引っ越した先で幼稚園や小学校に通うということは当然のことであったし、小学校の次は中学校と順番に上がっていきます。
高校は受験しましたが、高校受験というのはどこかしらの高校に入学するということを前提に受験するものなので、第一志望に行くか、それとも滑り止めに行くかの違いはあっても、中学卒業後の春は高校生になるというのはよほどのことがなければ決定事項です。
しかし、大学の一般受験は、なにひとつ約束されていない受験です。
あと少しで高校を卒業するというのに、高校を卒業した後に、子どもがどうなっているのかが全くわからないという状況は親として初めての経験です。
そして子どもをずっと見守り保護してきた立場としては、その不確定な状況が、気持ちをそわそわさせて不安感を増幅させます。
ここまでずっと色々なことを親が先導してきたのに、大学受験はもう子どもが自分で切り開いていくしかないという状況が怖くなったりしていました。
うちの場合は、慶応の合否を合格発表当日ではなく、東大の受験が終わった日に見ると決めていたので、2月25日までは慶応に受かっているかどうかもわからない状況でした。
4月まであと1ヶ月ちょっとしかない時点で、息子が、東大生になっているのか?慶応生になっているのか?後期の国立の大学生になっているのか?それとも浪人生することになっているのか?(浪人はしないと言っていたけれど、そうはいってもどこも受からなければこの選択肢もありうる)全然わからないという怖さ。
人生において、こんな不確定なことってなかなか無いよね。
そうか、だから私はこんなに不安なのだ、ということに気がつきました。
(一般受験の人気が無くなってる理由にこういうことも絶対あると思います。春からの行先が決まるのがギリギリすぎて、本当に怖い)
そして、その理由がわかると、これは自分ではどうしようない事だなということにも気がつきました。
これはもう不安がっていないで、なるようになると開き直るしかないな、という考えに行きつきました。
「大学受験は最後まで本当に終わってみなければわからないです」
と担任に言われたのは、高3の面談の時でした。
この言葉は単に「判定が悪くても受かった」とか「判定が良くても残念だった」というような意味で使われることが多いですが、担任と話していた時のニュアンスとしては、受験生が最終的にどんな決断を下すのかは、大学受験が全部終わってみなければわからないということでした。
それまで親子で色々と話し合ってきたはずでも、受験の結果が出てくると、受験生がそれまでとは違う決断をしてくることがあります。
息子の場合は、慶応の合格を確認した時点で「後期は受けない」と言い出しました。
東大がだめだったら慶応に行くから、と。親に相談という感じではなく、むしろ宣言されたような言い方でした。
それまでは、後期国立と慶応だったらどっちがいいかな?とずっと迷っていたような口ぶりで、東大が駄目なら後期を受けるという準備をしていたのに。
「合格」の文字をみてしまったら、もう受験終了の鐘がなってしまったようでした。
お金のこともあるし、私はその時点ではOKは出しませんでしたが、本人はそれを言ってすっきりした顔をしていました。
逆のパターンもあって、
早慶は受かったけど行くつもりはないから入学金は払わなくていいからと急に言われてしまって、祈るように気持ちで国立の発表を待っていた親御さんとか。
また、早慶両方に合格して入学金も払ってどちらも選べる状態にして東大受験したけど東大は残念で、親御さんは早慶のどちらかに行かせるつもりだったのに、後期で合格した国立に行きたいとお子さんが決めてそっちに行ってしまったとか。
親御さんが絶対に自宅から通学できる大学へ行かせると言ってたのに、2月の受験の結果が思わしくなく、結局お子さんが急に自分で見つけてきた家から遠く離れた大学に3月受験で挑戦したいと言ってきて、本当は反対だったけどお子さんの決意に親が折れて、結局、まったく想定していなかった遠い大学へ急遽お子さんを送り出すことになってしまったとか。
進学以外にも、来年、再受験するかどうかもあります。
受かっているところがあっても本人が納得がいかなくて浪人を選ぶこと。
本人ではなく、親が納得いかなくて浪人するように説得するパターンも聞きました。
受験が終わりの時期には予備校からのDMが届くので、そういうのが届くとまた気持ちも動きそうです。
そして、タイトルにも書いた
「その後もわからない」
第一志望ではない大学にとりあえず入学して仮面浪人すると言ってたけれど、結局、翌年チャレンジせずに入学した大学へ通い続ける子。
第一志望ではない大学に入学したものの、やっぱり納得がいかなくて翌年別の大学を受験してそちらへ移った子。
どちらのパターンの子もいます。
理系の大学に進んだものの授業についていけなくて大学を中退して、今は公務員を目指して専門学校へ通っているという話もきいたことがあります。
大学受験は本当に色々なドラマがあります。
受験前は親子でたくさん話し合ってきて、親子で意思の統一ができていると思っていたのに、受験が始まって、結果をみたりしているうちに、受験生が思いがけない選択をしたり決断をしてくることがあります。
その決断は、しっかりとした意思を持っていて力強い、そんな気がします。
(もしかしたら、親には言えなかった本音もあるのかもしれないけれど)
ギリギリのところで自分と向き合うという体験は、親のみえないところで受験生の心を大きく成長させているのかもしれません。
色々な子の話を聞いていると、結局はなるようにしかならないし、それは、なるようになった結果なのだろうとも思えます。
共通テストも近づいていて、気持ちがそわそわする時期だと思います。
そして、ここから本当にいろいろなドラマが始まるはずです。
でもここまで来たら、もう運命にそっと身を任せればいいという気がします。
いまは先のことが見えなくても、お子さんは、きっとその時その時で自分の居場所を選べると思います。
なるようになる。
親ができることは、受験生の決断をしっかり後押ししてあげること、受験に関する手続きをミスなく行えるように目を配ることです。
さぁ、いよいよ受験生の最終章がはじまります。
それぞれの春はちゃんと来ます。大丈夫です。
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