考えるお母さん**大学受験を見守る         

塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

共通テスト直前期を思い出してみる

 

新年初投稿です。

今年もよろしくお願いします。

 

いよいよ共通テストが近づいてきましたね。

受験生本人ももちろんですが、見守る親御さんもドキドキですよね。

今日は、去年の共通テスト直前時期を思い出しながら、何かお伝えできることがあればと思っています。

 

 

と言ってはみたのですが。

なんだか1年前の記憶がぼんやりしています。

この時期は私立の出願とかもあって、バタバタしていたように思うのですが、色々なことがありすぎて逆に記憶に残っていないというか。

 

覚えているのは息子の機嫌が非常に良かったこと、機嫌が良すぎて、この状態が国立の二次試験まで持つのかしらと心配になるぐらいメンタルが安定していました。

もちろん、「もうすぐ本番かと思うと緊張する」とかはよく言ってましたが、そういってる時もニコニコでした。

 

最近、息子と一年前の話をしていたのですが、

「去年の年明けは、本当に機嫌が良かったよね。なんであんなに機嫌が良かったの?」

と聞いてみたら

「いや、あと少しで共通テストが終わると思うと嬉しくてしょうがなかったから」

と言ってました。

何度も書いていますが、本当にずっと「共通テスト形式の試験が嫌い」と言い続けていた子だったので、やっと解放されるのが嬉しくて機嫌が良かったらしいです。

 

共通テスト対策の勉強は、どれぐらいやっていたのか?というと、

高校では、高3の時の演習授業で、共通テスト対策と二次対策を織り交ぜながらやっていたようなので、1年を通して途切れることなくやってはいたらしい。

個人的に共通テスト対策としてやっていたのはとても短くて、高2の冬休みから東進の共通テスト同日試験までと、高3の11月後半から2週間程度(学校で行われた共通テストリハーサル試験まで)、高3の1月4日から共通テスト前日の1月12日まで、だったとということで、高2で2週間、高3で1ヶ月ぐらいを集中してやっていたようです。

 

去年の直前期は、1月4日に河合塾の共通テストパックをセットでやって、あとは国語の過去問、生物基礎、化学基礎の忘れていそうな怪しいところをやり直して、世界史の教科書を読みこんでいたような記憶があります。

数学はやるとは言ってたけど多分口だけでほとんどやっていない、英語に関してはそもそも以前から共通テスト用に勉強することはなかったみたいで何もやらないと最初から言ってました。

 

共通テストが終わって結果をみて思ったのは、息子のやり方でほぼ正解だったのだろうけど、高2の共テ同日試験よりも本番で大きく点を落とした数学に関して言えば、高3でもコツコツと繰り返し数学をやらなかったのが、そのまま結果に出たねというカンジ。

はっきりいってしまうと数学の仕上がり時期が早すぎたのだと思います。

本当なら仕上がっている状態を落とさないように継続して勉強しないといけなかったのに、息子の性格的に出来る問題を繰り返しやるのが苦痛でできなかった。

本人も言ってたのですが、できない問題に挑戦する勉強は達成感があって楽しいのだけど、一度解けた問題を何度も回すというような勉強には面白みを感じないからできない、それが自分の弱点だったんだよねと。

息子の数学のピークは高2の2月ぐらいだったなと思います。

ピークが高3の夏くらいだったらもっと数学の点は採れただろうと思う一方で、その状況だと数学ばかりに勉強時間をとられていただろうから他の教科の時間が足りなっただろうと思うので、結局は同じなのかなと思ったりもしました。

他の科目に関しては右肩上がりで上がるだけだったのですが、数学はやっぱりそのまま維持するのはちょっと難しいのかなと思いました。

現在高2、文系で数学が早く仕上がっている方は油断せずに気を付けた方がいいかもしれません。

 

 

 

話を直前期に戻します。

 

直前期に共通テスト対策をやっていましたが、同時に年明けから睡眠時間が長くなっていました。

夜は10時ぐらいには布団にはいっていたと思います。

 

1月は、寒さも一段上がるので身体も疲れやすくなります。

(寒くなると体温維持のため自律神経が働きエネルギー消費をして疲れやすくなるそうです)

その上、受験直前の緊張も加わるのでますます疲れます。

そんなわけで学校へ行く日は8時間半、家にいる日は9時間は寝ていました。

 

こんなに寝ている受験生いるのか?と思いつつ、子どもがしたいようにとにかく寝かせていました。

眠たいということは、やっぱり身体が睡眠を欲しているのだろうと思ったので。

それに寝ている状態というのはただ休んでいるのではなく、記憶の定着や脳内の整理をしていたりメンテナンスをする時間と聞くので。

 

きっと息子も、受験の直前に、今までやってきたあらゆる勉強の情報を脳内で整理しているのだろう、だからこんなに長時間睡眠を必要としているのではないか、なんて思っていました。

勉強もしないでただ寝てると思ってしまうと、大丈夫なのかしら?と親は不安になってしまうけど、寝ることに意味があると思っていると安心して見守れるので、親の心にも平安が訪れます。

 

 

もうこんな直前の時期なので、受験生に対して何か言ってる親御さんはいないと思うのですが、逆に言うと本人に何もいえないだけに親の方がモヤモヤしていることが増える時期でもありますね。

本当にしんどい時は、何かに心のうちを書いておいたりするとよいかもしれません。

スマホのメモでもいいので、感情を吐き出すところがあると少し楽になります。

大学受験って子育ての最終段階なので、ここでの想いを残しておくのも、良い思い出になるかもしれません。

 

 

さて、今日の記事の最後に。

私が直前に気をつけたことを1つ。

それは夫に余計なことをさせない、言わせないことです。

うちの場合は、夫は勉強や受験に関してずっとノータッチ、無関心のポジションだったので、それを最後まで貫いて欲しいと思いました。

 

だって今まで何一つ言わなかった父親が突然

「共通テストは、人生を決定する大事な試験なのだから、本気で頑張らないといけないぞ」とか「この試験で失敗したら後がないんだぞ」なんて、わかった風なことを上から言い出したら嫌な気持ちになりませんか?

 

それまで何も言わなかった親ほど、直前になると急に何か言いたくなったり、親としてこの大事な場面で何かひとこと言っておいた方がいいのではないか?となりがちです。

私も直前期になんとなくそんなものを夫から感じていました。

威圧的な人とかそういうのとは真逆の性格な優しい夫なのですが、急に、息子の一大事に親として何かできることはないか探してるものを感じたというか。

 

でも、ずっとそばで見守ってた側の親からすれば、子どもに何か言う時期はとっくに過ぎていて、もう充分に頑張ってきたのだからこれ以上「頑張りなさい」という言葉さえ使ってはいけないのではないかという気持ちになっている頃です。

 

そんなわけで、夫には

「いつも通りで過ごさせてあげたいから、全部の試験が終わるまでは特別なことは何もしないで」

と言うと、その言葉で全てを察してくれたようです。

さすがに共通テストの日や、大学受験の日は夫も思うところはあったでしょうけど、ずっと無関心を貫いてくれました。

受験が全て終わった後に夫は、

「お母さん(私)に余計なことをはするなって言われたから、お父さんは試験の日も目が覚めてたけど布団から出なかったよ」

とちょっと嫌味は言ってましたが。(息子、苦笑いしてました)

 

 

直前期に、急に

「あと少しなんだから悔いが残らないように勉強しろ」

とか言い出したり、

「今までちゃんとやってなかったからこうなるんだ」

とか今更そんなこと言ってもどうにもならないでしょ、みたいなことを言ってみたり。

「浪人はぜっったいさせないからな」とか「私立はお金出さないからな」

とか脅してみたり。

「過去問は何年分やったんだ?」

と突然そんなことを聞いて、自分の受験経験を急に語りだしたり。

「〇〇君は、〇〇大学に受かってるから、おまえも受からないと」

と他人と比べてみたり。

何か言いたいけど、うまく言葉がみつからなくて、しょうもないからかうようなっことを言ってしまったり。

 

最近の子はキツイことを言われた反動で奮い立つというタイプの子は少ないし、むしろ繊細で言葉通りに受け止めてしまいやすいので、とにかく余計なことで刺激しない方がよいように思います。

直前期は、ご夫婦でお子さんに対してどう接するのか?というのもすり合わせておく方がいいかもしれませんね。

特になにか余計なことを言いだしそうな人が周りいる場合は要注意です。

 

言葉にしなくても受験生には、ちゃんと親の想いは伝わっています。

大丈夫ですよ。

この時期、身体と心の健康を最優先事項にして最終調整してくださいね。

 

 

 

 

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