考えるお母さん**大学受験を見守る         

塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

東大入試足切りラインを引き上げのニュースをみて

ニュースをみてびっくりしました。

news.yahoo.co.jp

 

驚いたのは内容もそうですが、2026年からじゃなくて2025年入試、つまり次の東大入試から足切りラインが引き上げされるということ。

(入試の大きな変更は2年前に通達がでるものと思っていたので)

 

今年息子が受験する時は、というか今まで一度も足切りラインが変更されるかもなんて考えたこともなかったし、誰かが予想していたとか、可能性を指摘していたとか、そういうのも全然なかったので、そんな変更があるんだとただただビックリしてしまいました。

 

息子は受験生ではないので関係ないのですが、もし今年の受験生だったらこのニュースを聞いたらうわーってなってただろうなと思います。

共通テストまで残り半年の時期に言われたら、、

 

東大って二次試験の配点の割合が高いので、共通テストは足切りを突破できればヨシとして、精神的に共通テストに対する負担を減らすように考えたりもします。

(ざっくりいうと共通テストの100点分が二次では10点程度の差なので)

 

おそらく東大受験を考えるような人は、共通テストの半年前今の時期は共テの勉強なんてやらずに二次対策に取り組んでいるのではないかと思います。

そこへきてこの発表なので。

 

配点は低いといっても過去のデータや息子の周りの話しを聞くと、共通テストの点が低い人は足切りを突破しても合格するのは厳しかったようです。

ただ、レアケースですが共通テストですごく低い点を取ってしまったのに(先生からは足切りにかかるかもと言われてた)、合格したという高校の先輩の話を担任から聞かされたことも。

 

悩ましいのは共通テストの点が予定よりも低かった時に、文1、文2志望が文3へと志願を変える、理1志望が理2へ志願を変えるという動きもあります。

実際、息子の友だちも動きました。

しかしながら、今年のように文1、文2に足切りがなく文系は文3だけが足切りが発生することもあります。(理系は足切りあり)

また理1よりも理2の方が足切りが高くなる年もあったり。(2023の理2の足切りは711点!理1が543点)

共通テスト後に予備校の方でも足切り予想がでますが、予想でしかないのでそれをみての判断も難しいですね。

 

2023年の理2の足切りの711点/900点満点というのが、去年の私にはなんともコワイ数字に見えてて(うちは文系なので、そこまではならないとは思いつつ)、確実を狙うなら8割5分だろうかなんて考えていましたが。

 

 

このニュースをみて息子と、もし今年浪人していたら?という話をしました。

浪人してたら共通テスト対策は全くやっていなかった、そして共通テスト模試も受けずに冠だけ受けてただろうねって。

私もそう思います。

でもよく考えてみれば、その場合、現役の時よりも共通テストの点が落ちるのではないかと思いました。

去年も共通テスト対策はほぼしなかったけど、学校では授業中にやってくれてた、そして学校で団体受験の共通テスト模試を強制的に受けさせられてた。

自分の意思ではやらなかったけど、学校でやってたので共通テストの勉強もずっと薄くやっていたから、共通テスト形式の慣れがあって離れることはなかった。

でも浪人して完全共通テスト対策を切ってたら?

 

実は共テは高2の同日の方が数学の点が圧倒的に良かったのでした。

これだけ取れるなら来年の本番は大丈夫と思ってたのに、本番の結果はかなり下げました。

これは高2の同日まではしっかりやったけど、その後は学校以外ではほとんどやらなかったからです。

1年で明らかに下がりました。

息子は、浪人したら共通テスト対策はしなくても世界史は上がってただろうけど、数学や理科基礎は厳しかっただろうななんて言ってました。

そういう状況でこの発表はなかなか動揺させられるだろうねとも。

 

東大は二次試験が科目が多く重い上に、共通テストも厳しくなる。

今年は共通テストは情報が増えてるし、新課程の新年度の年。

東大の二次試験は浪人生に不利にならないようにしているというような話もあったようですが。

息子の友だちでも東大再受験する子が何人かいるようで、息子も気にしていました。

 

なんとも胸がザワザワするニュースでした。