定期テストの話が続いているので、ここで「学校の定期テストの過去問」について書いてみようと思います。
「学校の定期テストの過去問」
塾なし勢が一度はドキッとしたことがあるワードではないでしょうか?
私がその存在を意識したのは、中学入学前後だったと思います。
ネットで(塾で中学の定期テストの過去問を配ってるのがずるい)というような書き込みを読みました。
定期テスト対策を強化している、内申に強い塾と豪語している大手塾が近くにあって、まぁ定期テストの予想問題みたいなものは当然やっているとは思っていましたが、そうかぁ生徒を通じていくらでも定期テストの問題なんて集められるよなぁ、配ることなんて簡単だなと思いました。実際にその塾が配っていたかどうかは知りませんが。
それを知ったときは、そうか塾の情報にはそういうものも含まれるのか、やっぱり塾にいかないとダメなのかと少し動揺しました。
でも塾以外でも、上に兄姉がいる子は?部活の先輩に去年のテストを見せてもらったりするのか?過去問を手に出来ない子は不利になるんだろうか?
頭の中は?マークでした。
うちは中学入学時は、塾は様子見で必要に応じて考えようとしてたので、そういうことも検討材料のひとつなるのかなと思っていました。
「定期テストの過去問」というワードだけが心に引っかかったまま、中学で初めての中間テストが直前に近づいてきた時に、学校から帰ってきた子どもが、
「今日の数学の授業、去年の1学期の中間テストやったよ」と。
そうです、私がどうしたものかと思っていた定期テストの過去問。
なんと先生が予行練習と、直前の授業の時にやらせてくれたそうです。
中学に入って最初の定期テストだからということで、どういうものかわかるようにやってくれたらしい。なんて親切な。
どうだった?と聞いたら、満点とれたよ、と。問題と解答用紙も見せてもらって、おおこれなら大丈夫かしら、なんて安心したり。
そして、そこから2,3日して本番の定期テストを迎えるわけですが、本番の定期テストでは、1ミスして98点だったという。
先生が丸つけしてた1番最後の問題でミスしたそうで、「他の先生たちに囲まれながら、これは100点行けるかもって盛り上がってたんですけど~」って後で担任(数学担当)がエピソードトークしてくれましたが。丸つけってそんな感じでやってるの?ってちょっと面白かったですが。
問題をみたら、授業でやらせてくれた前年の定期テストとは、やっぱり全然違いました。レイアウトも出題形式も、内容も。
これは過去問だけやったからって点が取れるようなものじゃないなとわかりました。
まぁ、そもそも作問者も去年の数学担当の先生なので違います。
それからこんな事もありました。
中1の後期の社会のテストでやっと満点をとりました。社会は、満点取りたいと毎回本当に力を入れて頑張っていて念願かなったのですが、その時に社会の担当の先生に 「自分の定期テストで2年ぶりの満点だよ」と個人的に言われたそうです。
俄かには信じられなかったのですが、時事問題もあるし、いわゆる満点阻止問題もあるそうで、高得点はとれるけど満点は取らせないというテストを作っていたようです。
でもその時思ったんですが、もしかしたら、子どもは塾に行ってないから満点取れたんじゃないかなって。下手に定期テストの過去問を手にしてしまったり、対策授業やテスト受けてたりしたら、過去問や対策テストができれば定期テスト勉強は仕上がったと感じてしまうんじゃないかと。
子どもはどこまでやったらいいのか、教科書は?資料集は?テストにどこが出るんだろう、あくまでも学校の授業を基準に自分で考えてやれることはやろうと思って勉強していたんだと思います。予想問題も過去問もないから、もう1歩踏み込んで勉強できたのかなと。
この社会のテストの事があって、私の中では学校の定期テストの過去問はいらないというのがはっきりわかりました。
中1の最初に数学の前年過去問やった以外にも、学校では定期テスト直前に過去問を配ってくれたことがあります。
理科が2回、社会が1回。
どうして配られたと思いますか?
いずれもどこかの塾で過去問が配られたという情報が先生に流れたかららしいです。
おそらく先生方お怒りだったんじゃないかと。
とくに理科の先生は、自分が前任校で作った同じ学年の定期テストを流されたそうで。
ネットワークを持つ大手塾なら、その学校の過去問だけじゃなくて、担当教員の過去問まで収集しているのですね。
そんな不平等は許さんと、全員に問題、解答をコピーして配ってくれました。
もちろん定期テストは、同じ先生が作っても全く違うテストになってました。
学校の先生だってよくお分かりですよね。
私も最初こそ不安でしたが、中途半端に安心感をもたらせてしまう定期テストの過去問なんていらないなと思いました。
子どもが定期テストの時に使っていたのは、
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教科書トレーニングです。(これの旧版を使ってました)
教科書に合わせて出版されているので、自分の使ってる教科書に合わせて選ぶと定期テスト対策に使えます。
うちはこの問題集を完璧に仕上げてました。
実は中3の受験時期も、先取りに使ったり、中1、2範囲の仕上げのためにもう1回やっていました。中3の夏前まで本当に使い倒した問題集です。
これ以外に
この(記述のコツ)シリーズも理科と社会で色々使いました。
特に理科は記述問題ってだいたい決まってるので、これをみるとここが出そうというのが予想できました。
あとは進研ゼミのテキスト、定期テスト対策。
覚えにくいこと、わからないことはパーフェクトシリーズで。
1冊をしっかり仕上げる、仕上げた後に色々な問題集でちゃんと力がついているか確認する。これをコツコツやっていました。何種類かやることで、どの問題集にも必ず出てくる問題とか、何が重要か何が出そうか予測が立てやすくなります。
ノートまとめは、提出ノート作り以外は、ほぼなしです。
(ごく稀にどうしても覚えられないことだけルーズリーフに書いていましたが、受験期に確認したら10ページぐらいしかありませんでした。3年分です)
暗記のためのカード作りももちろんしません。
書くのは、問題集の答えだけです。
とにかくアウトプット、アウトプットです。
アウトプット8割、インプット2割が子どもの定期テストのやり方でした。