考えるお母さん**大学受験を見守る         

塾なしで大学受験まできた子の日々や過去をふりかえるお話

定期テスト勉強をする時は、時間データを取っていました。

 

前回、 定期テスト勉強をはじめる前に、時間と内容の計画を立てる話を書きました。

fumiax.hatenablog.com

 

今回は計画を立てた後、実際の勉強をする時にやっていたことのお話です。

 

定期テスト勉強をする時は、時間を測って記録を残すようにしました。

記録は科目ごとに何分やったかです。

最初は内容も残させようとしたのですが、それは面倒臭いと子どもが嫌がったので時間だけにしました。

 

中1の頃はiPadのタイマー機能を使って計測してバーチカルの計画表に書き込み、中2からはiPadスタディプラスというアプリを使って科目ごとに計測記録していました。

スタディプラスを使い始めてからは、定期テストだけではなく日常的に勉強時間を記録するようになりました。(スタプラについてはまたあらためて書きたいと思ってます。良い面と気になることもあるので)

 

iPad(子ども専用機)を使うのは、iPadにはSNS関係のアプリを入れてないからです。

タイマーで使うとなると机の上に置くことになり、そんな時にSNSの着信通知がきてしまうと気になってしまうからです。

SNSスマホだけにして、勉強中はスマホから距離を取るようにしています。

中学時代は、スマホはコミュニケーションツールと外出用、iPadは勉強、音楽、ゲームと完全に使い分けていました。

 

時間を測る時は、勉強道具の準備を整えて問題集とノートを広げてここからすぐスタートという時にタイマーのスイッチを入れます。

そして途中でトイレなどで席を立つ時はタイマーを一時停止、終わる時も勉強終了と同時にタイマー停止、そこからノートや問題集を閉じて片付けしてました。

 

これは特に私が指示したわけではなくて、子どもが自発的にやっていました。

小学生の時から進研ゼミをやる時も、何分でできるかというのを測りながらやっていたのでそれが習慣になっていたのもあると思います。何分でやれたというのを測る時は、より早いタイムで出来る方が本人も嬉しいわけですから自然にそういう測り方になっていました。

 

私はそこまで正確に測ることは求めてなかったのですが、期待してた以上に子どもの測る勉強時間はかなり正確な実質の勉強時間でした。

 

 

そして、何のために勉強時間の記録を取らせていたか?

 

 

本人に計画通りに出来ているかどうかの意識を持たせるためという理由もありましたが、私が時間を測らせていた狙いはそれだけではありませんでした。

それは定期テストが終わった後に、テスト結果と勉強時間を照らし合わせてみたいと思ってたからです。

 

中1の最初の頃、定期テスト勉強をトータルで40時間やるという目標はたてましたが、教科毎のテスト勉強時間のバランスはあまり細かくはきめませんでした。

40時÷5教科で1科目8時間やるというのも違うんじゃないかと思ってたので。

科目ごとの勉強時間をとることで何かわかるかもと期待していました。

(それぐらい中1スタートは手探り状態でした)

 

定期テストが終わる、時間数を計算する、定期テストの点数が出る、各教科で時間と点数を確認する。

正直1回ぐらいではよくわからなかったのですが、これを何回か繰り返すと色々みえてくるものがありました。

 

まずわかったのは、子どもの場合、数学と英語は、定期テストの勉強はいらないということ。

数学と英語は定期テストの勉強をしてもしなくても結果は変わらなかったのです。というのも中学の定期テストは教科書レベルの問題しか出ませんでした。

学校のワークレベルの問題だったので、提出用のワークをやっておけば充分でした。(提出用のワークはいつも学校で仕上げてたので家ではほとんどやってませんでした)

なんとなく不安で、進研ゼミの定期テスト対策問題だけでもやっておけば?と言って最初のうちはやらせていたのですが、やらせてみても全部解けるような状態だったので、不要と思いました。

子どもは中2までは日常的に英数の勉強をしていたので、定期テスト勉強期間だけ英数の勉強をやらないという形にしました。

 

逆に時間が必要だと感じたのは、理科と社会です。

この2教科は時間が増えれば点数が上がるし、時間が減れば点数が下がるというのが面白いぐらいわかりました。10時間ぐらいで受けると90点〜90前半、15時間を超えて20時間近づくぐらいやると100点を取ることができました。

理科ばかりやって理科に20時間かけたら理科は満点だったけど、その分社会にまわす時間が少なくて社会が92点というようなことも、その逆もありました。

子どもが出した結論は、理科と社会は同じぐらい時間が必要で最低ラインは15時間でした。

英数とは逆に、理社は中3になるまで日常的な勉強は進研ゼミで予習する以外は何もやっていなかったので、定期テスト期間だけがしっかりテストに対応できるように暗記する期間でした。ここで各単元しっかり仕上げていけば高校入試につながる勉強になると思ったので、とにかく定期テストは理科と社会をやるという形になりました。

 

5教科で、残すところは国語です。

国語は漢字は漢検2級まで学習済みなので勉強せず、試験範囲に文法がある時は学校のワークの復習をやる、あとは進研ゼミの定期テスト対策をやるといったところで、3、4時間ぐらいで大丈夫でした。

国語の便覧から出題というのもあったのですが、便覧はテスト前の自習時間(テスト前には必ずありました)に眺めて覚えるという風にしてました。

 

あとは実技ですが、子どもの通っていた中学は実技のペーパーは変則的で、4教科全部定期テストを毎回やるわけではなく、4教科中の2教科ぐらいがテストとなりました。

(体育は定期テストではなく、単元が終わる毎に単元テストとして行われてました)

実技教科は1科目につき2時間テスト勉強をしてたので、2科目で4時間ぐらい使っていました。

 

そんなわけで、

 

理科15時間

社会15時間

国語3〜4時間

実技4時間

 

合計 37〜38時間

 

40時間目標というのは、なかなか妥当な線だったなというのが、時間を計測してたおかげでわかりました。

 

 

 

実際にはどれぐらい勉強していたかというと、中1の頃は40時間前後、中2の頃は50時間後半ぐらいまでやっていました。(中3はコロナ休校等があったり受験勉強で終わっている範囲だったりしたので、定期テスト勉強のやり方も少し変わっていました)

増えている時間は、理科と社会の時間です。

理社は本当に勉強時間と成績が直結してたので、子どもも自分が今、何時間やったかというのを常に気にしながらやっていました。

 

時間というひとつの基準を持つことができた後は、定期テストの勉強がとてもやりやすくなったように思います。

明日の小テストのために勉強するというのは、やる内容も時間も明らかなのでやりやすいのですが、2週間後の定期テストに向けて全教科のバランスを取って勉強するのはなかなか難しいです。

得意科目はついついやりたくなり、苦手科目は後回しにしがちです。

子どもの場合、数学の問題を解くのが楽しいタイプなので、放って置いたら定期テストに必要のない数学の応用問題をやっていて、理社の勉強時間を減らしていたかもしれません。

思い切って英数やらないと決めたのは良かったと思います。

時間には限りがありますから、テスト勉強の時間データはとても役に立ちました。

 

 

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