考えるお母さん**大学受験を見守る         

塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

塾に行かずに公立難関校は合格できたのか?

ご無沙汰しておりました。今日はいよいよ受験の結果報告をします。 

 

「塾に行かずに公立難関校受験2021」

ブログをはじめた5ヶ月前、このタイトルをつけました。今思えば5ヶ月前というのは、精神的な余裕がありました。自分ではもう受験期真っ只中にいるつもりだったのですが、まだまだお気楽なお母さんでした。

 

お気楽だった理由は、模試の判定がずっとA判定だったこともあったのですが、それ以外にもう1つ、ある受験関係の会社が予想した第一志望校の予想倍率をたまたま知ったことでした。(本来は塾関係者用のデータだったらしい)

その予想倍率が、前年より下がった去年よりも、いやここ数年の中でもガクッと低かったのです。

えっ?本当に?これってラッキーじゃない?例年の高倍率が嘘のような予想倍率をみて、これはコロナの影響で私立の専願が増えたとか、公立チャレンジが減って確実なラインに志願者が動いたのだという噂が数字でも出てるのだと心の中でガッツポーズをとっていました。

おそらく子どものA判定は去年までのデータから出てるはず、そこよりも更に志願者が少ないということは余裕が生まれる?、このままやっていけば大丈夫じゃない?そんな風に思っていました。

 

ところが、です。

 

出願期間が終了して、正式な出願倍率が発表された時に目を疑いました。

志願者の数が下がるどころか増えている、それよりも驚いたのはここ数年の中でもかなり多い志願者数だったのです。下がるどころか激増です。

 

えっ!なんで?なんで?下がるって話は一体なんだったの〜。

 

もしかしたら低すぎた予想倍率が出たせいで、逆にこれならいけるんじゃないかと塾で進路指導されたり、進路変更した子もいたのかもしれません。それから、コロナ禍で内申の付け方が甘くなり予想よりも高い内申を手にした事やその内申点で滑り止めの私立のランクが上がり、公立チャレンジしやすくなったのかもしれません。

 

トップ校なので倍率が高いのは早い時期から覚悟はできていたはずでした。

しかし、志願者激減なんていう情報を聞いてしまったせいで、私の心にはゆるみができていたのだと思います。倍率の高さに一気に不安に襲われていました。

 

当の本人、子どもの反応はどうだったかというと、表向きは平気そうでした。

倍率をみてもふーんという感じで。

でも、様子をみてるとやっぱり緊張してるのがわかりました。親ですから、その辺は感じでしまいます。

試験の日までは、絶対大丈夫という気持ちと駄目かもしれないという気持ちが、何度も交互にやってきて不安な日々でした。 

 

試験が終わった日、子どもはすごくスッキリした顔で機嫌よく帰ってきました。

「受かったと思うよ」とそう言ってました。

 

あー良かったうまくいったのねと身体の力が抜けてほっとしたのですが、話しを聞いてみるとどうやら今年は問題が随分やさしかったようなのです。

満点が取れてる科目もあると思うというのです。それはすごい!と思ったのですが、簡単だったということは、子どもだけじゃなくてみんなが出来てるって言うことじゃないの?ノーミス対決になってるんじゃないか?もしうっかりミスやマークミスなどやっていたらまずいんじゃないかと、新たな不安が生まれてきました。

ネットで情報を集めてると今年はボーダーがすごく上がるんじゃないかっていう意見ばかり、また塾などで自己採点をしてきた子が、ネット上に何点だったと書き込んでくる点が本当に高い。

大手塾が出してくるデータ、色々な書込みなどをみると、素人の私でもこれぐらいの点がボーダーだろうというのがみえてきました。去年よりかなり高い。

ボーダーが予想できるのなら、自己採点と比べればいいのでは?と思われた方、確かにそうなのですが。

 

子どもが 「自己採点はやらずに発表を待つ」と受験前から言ってたので、自己採点を全くやらなかったのです。

ほとんどの子は塾に行ってるので、受験したその足で真っ直ぐ塾に行って自己採点をやっていたそうです。(塾の方もデータ集めがあるから試験当日に塾生を集めてるのですね)翌日の学校でも自己採点が何点だったみたいな話題になってたそうですが、それを聞いてもやろうとしなかった。

 

「いまさら自己採点やってもどうにもならないよ」

子どもの言う通りなんですが、親としてはヤキモキします。

 

模試でも定期テストでも、帰ってきたらまず自己採点やるような子なのに。

これってもしかして現実逃避なんじゃないか、「できた」とは言ったけど、本当はできてないんじゃないかと不安になったりしながら、祈るように発表の日を待ちました。

 

合格発表は、こんなご時世なのでネット確認できました。

 

発表の時間に子どもが自分のiPadを操作してて、私は画面を覗きこまずに向かいの席に座ろうとしてた時に、心構えもできない状態で。

 

「あっ、合格だって」

 

えっ!合格?

 

画面覗き込んで確認すると、ちゃんと書いてありました。

 

あ、合格なんだ。

 

なんかあっさりしたものでした。不安だ、不安だといいながらも、結果が出てみれば、受かるのが当然だったような気もするのは勝手なものだなと思いました。

子どもは受かるイメージしか持ってなかったようで、嬉しそうではありましたが結果をみたらさっさと支度して学校へ向かいました。

 

うれしさは、その後ゆっくりと私の中で広がっていきました。

 

というわけで、友だちに誘われた無料のオープン模試を1回自宅で受けた以外全く塾を利用しませんでしたが、公立のトップ校に合格できました。

塾に行かなくても公立難関高校に合格することは可能でした。

 

もし今回残念な結果でしたら、結果を報告してこのブログ終わらせようと思っていましたが、良い結果が出たのでこのままもう少し続けて、受験のことふり返ってみようと思います。

うちのように塾なしでチャレンジしたいと思っている方に、何かヒントになるようなことが1つでもお伝えできればいいなと思います。

もうしばらくお付き合い頂ければと思います。

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