今年の高校受験の志願傾向、どんな感じなのでしょうか?
コロナという状況の中で、例年と違う受験生の動向があるのでしょうか。
私はコロナ流行が高まってきた春頃に、景気の悪化により公立高校の人気が高まるのかと思っていたのですが。実際はその逆で例年以上に私立志向が高まっているとか。大学入試に対する不安感から付属高人気の高まり、また受験本番時期のコロナ流行に対する不安から早い時期に決めてしまいたいという思いだそうです。また、このコロナ影響なのか内申インフレがおきていて、実力以上の内申点を持った子たちが、その内申点を活かせる入試方法を選んでいるとも。
子どもから聞いた同級生たちの話ですが、同級生達がすごく慎重みたいだそうです。
定期テストの点から言うと偏差値60半ばぐらいの男子の志望校が偏差値50ちょっとの高校だったり。何で?と思わず聞き返してしまいましたが、「本当はもっと下の高校にしようとしていたけど、それでは流石に低すぎると塾の先生に言われて、それでそこにしたらしいよ」とか。
通いやすさから人気の併願私立があるのですが、そこの特進クラス(偏差値60前半)はマジ大変だから、特進は選ばない方がいいってみんなで話してたよ、とか(受けられる実力があるのに)。
公立は絶対に受かるところにする、チャレンジはしないと言ってる成績が上位の子とか。
確実に入れる学校、入ってから大変な思いをしない学校、そんな話ばかり耳にする入ってくるそうです。
まぁチャレンジしようとしてる子は心に秘めている事も多いと思うので、みんなの前で実力以上に挑戦するとは宣言しにくいというのもあるでしょうが。
私の友人から聞く話も似たような話が多くて。友人の子は私立中3年なので公立に行った子を持つママ友の話を又聞きですが、子どもが志望校を下げると言って悩んでるお母さんの話とか(かなりいい内申点を持っているのに、私が聞いてもなぜそこまで下げるの?と思うような)。早く決めたいから大学の付属高に推薦で行くっていう子にうちの子は逃げてるって言ってるお母さんとか。
コロナ休校のせいで塾もオンライン授業になったりして本格的な受験勉強のスタートが遅れ、夏休みが減り学校からは面倒臭いだけの意味のない課題が山ほど出されて。
本来だったら40日ほどの夏休みにじっくりとやるはずの受験勉強が、この時期にしっかりとやったと思えるほどの実感もなく、志望校を決定しなくてはいけなくて。より高いところを目指せと言われても、そこに挑戦しようとする気概が持てないのかもしれませんね。
子どもが志望している学校は、おそらく倍率が下がると言われてます。
ただ倍率が下がるからといわれて良かったかというとそれもよくわからなくて。おそらくチャレンジ組が減ると思うのですが、私立や国立の難関校狙いの子も降りてくると思います。受ける子の人数よりもどういう学力の子が受けるかの方が合否には関係してきますから。
こういう流れの読めなさ加減が、また付属高への流れを作っているのかもしれませんね。