春休みのこの時期に書きたいことがいっぱいあるのですが、最近、時間がなくてなかなかパソコンに向かえず更新遅くなってます。
時期的なものもあり、過去記事のコレ↓のアクセスが上がってます。
2年前にアップした記事です。
中学や高校の入学準備をしていると、辞書どうしようかなって迷いますよね。
使うのかわからないけどとりあえず買っておこうか、と思うには電子辞書は高い。
実際の高校生は何を使っていたの?
東大に合格した子はどうしてた?
英検準1級を持っている子は?
そんな息子が辞書をどうしていたのか、というと
答えは、ズバリ
何も持ってなかった!
です。
電子辞書はおろか、紙の辞書も持ってません。
(英語も、古文も、国語もいわゆる辞書はなにも、、、)
ちょっとびっくりですよね。
私もあらためて考えると、コレで良かったの?って思いますが。
本人がいらないというので、卒業まで何も買いませんでした。
(入学時に買わなかったいきさつは、上に貼った過去記事に書いてあります)
あらためて息子に
「あなた辞書なしで大丈夫だったの?欲しいと思ったことなかったの?」と聞いてみたら、
「大丈夫だったよ。欲しいと思ったことは無いかな」
って言ってました。
「授業中(英語)の演習で、わからないところは辞書を使ってもいいって先生に言われることがあったんだけど、そこはプライドを持って絶対に辞書は使わないって決めてた」
プライドねぇ。
「だって辞書なんて使ってたら時間が足りなくなるし、本番は辞書持ち込みじゃないんだから」
「でも、全部の単語がわかったわけではないでしょ?あなたの中で単語が完成したのは高3の夏前ぐらいでしょ?」
「そうだけど。単語は文章の前後から判断して推察して解いてた。どうしてもダメだった時は、先生の解説の時に聞いてたり、問題集の解答をみて意味をチェックしてた。ただ英文和訳をやる時にその単語がわからなければどうしようもないという時だけはスマホとかで調べてたけどね」
だそうです。
「Z会(東大コース)の演習とかもそうやってたの?」
「そうだよ」
ほへーって感じです。
小さい頃から思っていたのですが、子どもの問題に向き合う姿っていつもコレだったんです。
どんな問題でも、毎回同じ熱量というか、いわゆる「ガチ」なんです。
ゆるく適当に流すように問題を解かない。
簡単な問題なら正確に速く解こうとするし、難しい問題の場合は、絶対にヒントはいらない、自分の頭で考え抜いて答えに辿りつきたい。
学校でやるものもはもちろん家で問題を解く時も熱量は全く変わらない。
とはいえ、知識がなければ歯がたたないというのも当然あるのですけど。自分の頭の隅々を確認して、自分の中に知識が無かったことがわかった時にやっとギブアップするというか。
小学生ぐらいの時は親の私が、今のあなたにはまだ無理なのよと言っても納得しなくて、ならばヒントをと思って言おうとすると絶対に言わないでと怒って、でも自分じゃ解けないのが悔しくてイライラしてまた怒って、みたいなことをしてました。
もうめんどくさわねと、当時はよく思っていたのですが、実はこの性格がのちのち役に立っていったのだと思います。
日常的な演習問題も、息子にとっては常に本番と同じ問題のつもりで向き合っていたようです。
これは良い面も悪い面も両方あるような気がしてるのですが、この話はまた別の機会に。
そんなわけで高校3年、辞書なしで大丈夫だったそうです。
誤解しないでいただきたいのは、これは個人的な話です。
辞書買わない方がいいというつもりは全く無いです。
辞書を使わないこういうタイプの子もいました、という話なのでご理解ください。
辞書は絶対買った方がいいという方もいらっしゃるし、電子辞書より紙をすすめている方もいらっしゃるし、逆の方も。
では正解は?
息子をみていた私の意見は「人による」
必要ないかなと思っていたり、無駄になるなら買いたくないなと思ってる方は、慌てて買わなくても入学してから必要と感じてから買っても大丈夫ですよと言ってあげたい。
最初の授業で、学校の先生からのおすすめや指示がある場合もあるので、慌てない方いいかもです。
ちなみに息子は古文の先生に、紙でも電子辞書でもいいからあった方がいいよと言われていたのですが、買わないまま卒業しました。古文も必要と思ったことが無かったらしいです。
こんな子もいますよーというお話でした。
息子の英語(単語力)は、ほぼこれ1冊で勝負したと言ってもいい「鉄壁」です。
表紙にびびりますが、読んでみると結構おもしろいです。