考えるお母さん**大学受験を見守る         

塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

目指さなければ始まらないし、受けなければ受からない

 

前回の合格報告記事に、沢山のはてなスターとコメントをありがとうございます。

アクセス数も過去最大をカウントしていて、反響の大きさに少々腰がひけております。

 

 

合格発表から5日ほど過ぎましたが。

のんびりできるかと思いきや、合格発表の余韻に浸る間もなく各所への連絡、入学手続きや準備に追われていました。

今日はやっと一息ついてます。

大学進学する子をもつ保護者のみなさんこの時期、口を揃えておっしゃりますが、我が家も諭吉さんがどんどんお出かけになられています。

国立でこんなにかかるのなら、私立だったらと思うとゾッとしています。

お金の細かい話は、そのうち書くつもりでいます。

 

 

 

今日からは、東大受験のこともこのブログの中でも語っていこうかなと思っています。

 

今までは、中高一貫校でもない公立高校受験組の子が塾や予備校にも行かずに東大目指していますなんて公言する勇気が持てませんでした。

高校受験の時もそうだったのですが、こういうスペックの子の親だと、受験界隈の方に下に見られることも多くて、色々と意見されることもありました。(善意で教えてあげようというのも多いのですが)

そういうことに一つ一つ対応していると小心者の私はどんどんメンタルをやられてしまうので、大学受験が終わるまではどこの大学を受けるのかははっきり書かないようにしようと思ってきました。

 

これは高校受験の後に書いたものです↓


大学受験も終わって結果も出たので、こんな受験をやってきた子もいるのですよ、と堂々と受験の話がかけるかなと思っています。

ちょっと珍しいケースかもですが、これから難関大学の一般受験を目指すお子さんのなにかヒントになることでもあればと思って今後書いていくつもりです。

 

 

前置きが長くなりました、今日のタイトルです。

 

目指さなければ始まらないし、受けなければ受からない

 

 

どうして東大に受かることができたのか?を考えた時に一番最初に浮かんだ言葉はこれでした。

実はこれ、高校受験の後にも同じことを思っていました。

 

 

目指さなければ始まらない

 

東大を目指す、〇〇高校を目指す、というように具体的に学校を決めることが一番大事でした。

 

一生懸命勉強して結果を出してある程度の時期に東大が目指せそうな位置にいたら東大を目指そうかな?という優秀な方も中にはいらっしゃるでしょうが、そういうやり方は受験の科目数の多い東大では難しいのかなと感じます。

東大を意識した共通テスト準備、東大の二次の受験科目を決めること、早い時期からのそれぞれの傾向や形式を対策を進める戦略を立てる、これが大事でした。

 

 

将棋の世界では、勝利までの一連の手順を「勝ち筋」といいます。

棋士は対局している時に何十手先までの駒の動かし方を考えて、この先の「勝ち筋」を探しています。

 

受験も同じで合格をするためにどんな準備をするかという手を考えて、それを一手ずつすすめて行きます。

途中、何度もこれが「勝ち筋」になっているのか?気がつかないうちに「負け筋」になっていないかを確認しながら。

 

去年の年末、私が不安になってあれやこれや嘆いている時に

「大丈夫だよ、もう勝ち筋は読み切っているから」

と息子に言われました。

 

「心配しなくても合格のためにやるべき手はみえているから、あとは、指し間違えをしたり、つまらないミスをしなければ大丈夫」

将棋にたとえて私に言いました。

 

相当な自信があったからそんな風に言ったのか、それともぐずぐず言ってる私を黙らせるためにハッタリをかましてきたのかはわかりませんが、そう言われました。

 

 

目指す学校を決めることで、そこに至る「勝ち筋」を考えることができます。

 

 

トップ校を目指すや東大を目指すなどと言う時は、2つのパターンがあると思います。

 

(1)一番上を目指すぐらいの気持ちで頑張る

      ↓

最終的、どこを受けるかどうかはわからないけど、それぐらいの気持ちで頑張る

 

 

(2)本気で合格をとりにいく

 

 

(1)は気軽に口にできると思うのですが、(2)は簡単なようで意外と難しい。

 

自分(自分の子)が目指してるなんて言っていいのか?

畏れ多いと感じてしまったり、気恥ずかしくなってみたり。

ドラゴン桜のことを思い浮かべて、あの漫画を真に受けてる人って思われるかしらなんて考えてみたり。

 

 

私も息子も最初のうちは、学校に提出する書類に志望校「東京大学」と書きながら、こんなこと書いていいのかなと思っていました。

でも不思議なもので、学校への提出書類や模試の志望校の欄に大学名を書き続けているとだんだん志望校に「東大」と書くことに慣れてきて、そのうち心も決まってきました。

 

まず、志望校として大学名を挙げる。

何をおいても、やっぱりこれが全てのスタートでした。

 

 

 

そして、もう1つの言葉。

 

受けなければ受からない

 

すごく当たり前のことなんですけど。

でも最終的にこれが必要にだったと思います。

 

やっぱりこわいのですよ、東大受験は。

出願の手続きをするのもこわいし、2日間二次試験を受けるのもおそろしい。

 

 

周りでは夏ぐらいから志望を下げる子が出てきます。

そして秋の冠模試の後、共通テストの後、出願する直前期、こういう時期にも下げる子がいます。

 

息子と同じところを志望していた子も、気がつけば減っていたみたいです。

周りが志望を変えていく中、自分はこれで大丈夫なんだろうかと不安と戦いながら進んでいくのもなかなかこわい。

 

受験の最後は気持ちの強さといいますが、本当にそうだったなと思います。

 

受けなければ落ちることはない、そこへ逃げ込みたくなる気持ちを抑えながら、勇気を振り絞って、受けなければ受からないという可能性を信じて突き進みました。

もちろん、受けても受からない、そんなことも頭に浮かんだりもしました。

 

あの日、あの場所で一緒に受けていた受験生たちは、みんな勇者だったなと思います。

 

 

私自身はまだ身体の緊張がどこかに残っているような、そんな気分でいまも過ごしています。

 

 

 

今月は色々あってあまり更新できなさそうなので、最後にZ会のことを少しだけ書いておきます。

 

息子は、Z会の本科東大講座の東大英語と東大文系国語の2つの講座を高3から受講していました。

この記事では↑本科としか書かなかったのですが、東大講座(本科)です。

 

Z会をやり始めた当初は、正直なところ息子はあまり気にいってなかったようなのですが、後半の実践演習がとても役にたったと言ってました。

 

高3コースのスタート月は、4月号ではなくて3月号がスタートになります。

今日確認したら今ならまだ特別号として3月号の申込もできるようです。

もし、丸1年分をしっかりやりたいという方は、今が3月号も申し込めるギリギリの時期かなと思ったので、最後に簡単に紹介を書きました。

 

Z会の東大講座は、季節ごとの特典も良くて「過去問添削 英語5ヵ年セット」や「東大過去問添削 最新年度」等々があります。

この添削は、個別に有料で申し込める講座でもあるのですが、それが無料の特典でついてきます。

気になる方はサイトの方で確認してみて下さいね。

 

 

 

 

 

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