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塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

東大の過去問をスタートした時期や進め方とその他の大学の過去問

今日は、息子の大学過去問をスタートした時期やその後のペース、他の大学の過去問などについてあれこれ思い出しながら書いてみます。

このやり方が絶対にいいというおすすめではなくて、こういうやり方をしていた子がいますという一例として読んで頂けたらと思います。

 

なぜ夏休みのこの時期に書いているかというと、息子の高2の夏休みに入る時に、私自身が「大学の過去問ってそろそろ始めた方がいいのかしら?」と考えていたからです。

 

国立一般受験組の場合、共通テスト、国立の二次試験、併願する私大、色々な種類の試験を受けることになります。そうなるとそれぞれに過去問があるわけで。

受験までの時間を考えると先に手をつけておけるものはやってしまった方がいいような気もするし、うーんどうしたらいいのだろうと考えていました。

 

そんなことを悩んでいた時に息子が

「英語の過去問はまだやらないでって先生に言われた」

と学校から帰ってきて話し出しました。

英語は積み重ねの教科だから、文法や単語をしっかりとやってからじゃないと過去問やっても意味がない、学校で使ってる〇〇(参考書)が終わってたらやってもいいけど終わっていない人はまずそれを仕上げてから過去問やってねと言われたと。

英語は、しっかりレベルを上げてからでないと第一志望の過去問をいくらやってもだめだよということらしい。

ちょうど高2の夏休みに入る前だったので、先生も夏休みに生徒のやりそうなことを見越して言ったみたいです。

息子に「その学校の参考書はもう終わってるの?」と聞いたら、「まだ、だから夏休みは過去問はできない」と言ってました。

 

その話を聞いて私も腑に落ちたというか。

息子を急かして何かしらの過去問をやらせた方がいいのではないかと思っていたのですが、高2の夏はまだ問題に手を出すよりももっとやることがあるのだなと思いました。

 

 

そんな息子が過去問をスタートさせたのは、高2の冬休みでした。

(いちおう英数国は高校範囲に目処がついた時期です。社会はまだまだでしたが)

 

最初にやった時は、東大の1セット分を2日かけて本番と同じスケジュールでやっていました。

年度は、直近のものではなく確か5年前ぐらいのものだったと思います。

問題を解く時は、全科目(英、国、数、地理、世界史)すべての科目の問題をプリントして、解答用紙も東大の解答用紙に似せて作ってものをアップしているサイトを探してそれを印刷して使いました。

一番最初から本番想定の過去問練習のスタートでした。

 

ちなみに問題と解答用紙を探し出して全て印刷するというのが、すごく大変でそれだけで1日かかってしまいました。

プリンタの設定がうまくいかないから始まって、本番の用紙のサイズがわからないとか(本番に使われている紙のサイズは、一般的な用紙サイズではありません)、解答用紙のここがちょっと違うとか、やたらと本番と同じにしようとするこだわりが強くて、めんどくさいなと思った覚えがあります。

青本みながら適当な紙にやるのじゃだめなの?って最初は思ったのですが息子に言われて私も色々調べてみたら、東大の場合、解答用紙の使い方が独特で一行に書く文字数がこれぐらいとか、文字の大きさがとか、解答用紙はこう使った方がいいという色々な意見を読んで解答を作らないといけないので、息子も解答用紙には神経質になったみたいです。

東大の方が細く指示を出していなくて(受験生にゆだねてる?)、受験生が解答用紙をどう使うかも考えないといけないみたいです。予備校によっても考え方の違いもあったようでどっちのやり方がいいのかなとか悩むこともあったみたいです。

 

 

筆記用具も二次試験は0.3のシャーペンがいいらしいとどこかでみて、この時から0.3のシャーペンを使うようになりました。

 

 

初回は、あれやこれやと大騒ぎして準備を進めました。

過去問をスタートすることを、もっと気軽に考えていたのですがなんだか大変でした。

初回の時の自己採点はよく覚えていないのですが、150〜160点ぐらいだったのかな。

息子もまだ自己採点になれていなくて、解答解説の本によっても微妙に正解が違ったり、自己採点だしてもこれであってるのか全くわからないと言ってた気がします。

 

 

過去問の2回目は高2の2月にやりました。

東進の東大同日模試を申し込んでいたので、その模試を受ける前にもう1年分やっておくということで。

点数は息子が言ってたと思いますが、全く覚えていないです。

 

そして、高2の2月の終わりに東進の東大同日を受けました。

2セット(2年分)の過去問を本番形式でやっていたので、当日戸惑うようなことはなかったみたいです。

この東進の同日の時は、合計が223点で文系の20位以内に入っていました。

過去問2年分しかやっていなかったので大丈夫かなと思ってたのですが、予想に反していい成績でした。

慌てて早くから過去問を沢山やるよりも、1年ずつじっくりとやったのが良かったのかな、解答用紙にこだわってうるさいことを言ってたのも無駄ではなかったのかもしれません。

この東進の同日が過去問3回目とカウントしておきました。

(同日が過去問っていうのもちょっと変ですが、、最新過去問ということで)

 

そして4回目の過去問は春休み、5回目の過去問はGW、そんな感じですすめていきました。

過去問のやり方は、初回のやり方と同じで必ずセットで解く、当日のスケジュールに合わせた2日間というやり方で解いていました。

高3の6月以降は冠模試もあったので、過去問と合わせて冠模試も受けていました。

 

あとはZ会の過去問添削講座、最新年度過去問添削講座(東進の同日の問題と一緒)も全科目で利用していたので、夏以降はそれもやっていました。

「最終的に何セットやったの?」と聞いたことがあるのですが、11年分をセットでやったと言ってました。

自分ですすめていたものと、Z会の過去問添削講座のものでダブっていったのもあったようなので、同じ年のものを2回やったものもあるようですが。

 

 

大受験生にしては過去問をセットで11年というのは少ないような気がしますが。

世界史や地理はセットとは別に古い年数まで解いたと言ってました。25年全部やったのかしら?

 

あとは高校の方で東大の過去問を使った演習を色々やってたみたいなので、そういった意味では部分的な過去問演習はやってたのだと思います。(生徒自身がやる分とダブらせないためなのか、かなり古い時代のものやらされたりしてたようです)

授業の演習で添削をやってもらっていたようなので、本当にありがたかったです。

高3の時は家に帰ってくるといつも疲れ切っていたのですが、どうも毎日の演習授業が大変だったみたいです。学校で使い果たしてきてました。

 

これ以外は、模試の過去問集を買ってやっていました。

東大の過去問は手に入れようと思えばかなり古いものまで手に入りますが、やっぱり問題の形式なども変わっているので、古いと使えないものもあると言ってたので、そういうのは模試過去問で対応してました。

 

 

大過去問以外は、

 

共通テストは、高1、高2でそれぞれ河合(共テチャレンジ)と東進で同日を受けているので、そこで2年分やったということにしてました。

共通テストの過去問を家でセットでやったことは一度もなくて、学校の演習授業で科目別に過去問をやらされたりしたのもあったようです。

高3年明けの共通テスト本番の直前期に、理科基礎や国語の共通テストの過去問はやっていたようですが、他はやらなかったみたいです。

ということで、共通テストの過去問のセットは2年分だけでした。

 

 

他の大学の過去問ですが。

少し前に書いたように高3の夏休みに、私大の過去問を1校1年分(3教科)と、後期国立で科目選択を迷っていた2科目を1年分やりました。

fumiax.hatenablog.com

 

国立後期は受けなかったので、過去問をやったのは高3の夏休みのこの時だけ。

 

私大はひとつの大学を2学部受けたのですが、

1学部は、高3の夏休みに1年分と受験の前日に過去問をやっただけ。

もう1学部は、過去問はやらずに本番受けにいってました。(こっちの学部は、過去問もいらないというので買いませんでした)

ただ過去問はやらなかったとはいえ、入試に関することはちゃんと調べていたので、問題の傾向や配点、合格の条件みたいなものはチェックしていました。

 

 

息子の大学受験の過去問の取り組みはこんなカンジでした。

難関大学志望だったり成績上位の子だと、早い時期から過去問をやらないといけないのではないかと親は焦る気持ちになりがちなのですが。

その子の問題の取り組み方とか、仕上がり方によって適切なスタート時期がありそうです。

某有名塾は高2の東大同日を受けさせないとか聞いたこともあるので(最新問題をそこでやってはいけないという意味なのかな?)、過去問ってやっぱり色々な意味で大事なんだろうなと思うので、しっかりと目的や戦略を考えた上で取り組み方を決めて行く必要があると思います。

 

 

 

 

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