考えるお母さん**大学受験を見守る         

塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

同日模試の感想2 

 

今日も、前回の続きの共通テスト同日模試のお話です。

 

前回の最後に少し書いた国語の話。

 

全体的に思っていた以上の出来だった同日模試だったのですが、国語だけは、頭を抱える結果がでました。

はい、現代文です。それも小説。

小説でみごとに玉砕です。

高校に入学して、一番ひどい出来だったんじゃないかと思います。

 

国語の成績はいつも小説次第。

完璧にできる小説もあれば、玉砕する小説もある、何なのこれ?

模試を受けるたびに毎回、国語の結果を聞くのが怖い私です。

 

 

相性があるのねと今まではそれで自分を納得させていたのですが、今回は(考えるお母さん)として立ち上がってみました。

 

いつも書いている通り、高校に入ってからは勉強はノータッチで、模試の問題をみることもなかったのですが(唯一みたのは、「お母さんの好きな細雪が問題だったよ」と言われた時)。

なぜか今回は、リビングのテーブルに同日模試の問題がどんと置かれていて、それも国語が一番上に、これは、私にも見て欲しいということなのか?

 

字は小っちゃいし、大学入試の問題なんて無理でしょと思ってしばらくスルーしてたのですが、いつまでも置きっぱなしになっている問題をみてついやってしまいました。

 

結果、小説の問題、全問正解でした、、。

でもひとつ言っておくと、時間を計っていなかったので(途中、夫が帰ってきたので夕飯作ったりしてました)、じっくり時間をかけて解いています。

 

自分で解いた感想としては、語彙も話の展開もとても読みやすい文章でした。

なぜ、この小説が子どもにとってそんなに難しい問題だったのか?

 

子どもにもう少しくわしく聞いてみると、「最初の方の問題はよかったけど、途中から崩れていった。最後の資料問題は2つともできなかった。この選択肢はおかしいような気がしたのだけど、どの選択肢にも確信がもてなくて、一番良さそうなのを選んだ」

 

子どもが選んだ正誤を問題順に確認していくと、なるほど途中から崩れてる。

どこの時点で、この小説から外れていってしまったのかがわかりました。

あーそうか、そういうことなんだな。

いつも問題の相性で片付けていたけど、それだけじゃないんだ。

 

途中の1問の選択肢を間違え違う解釈をしてしまったことで、小説の核からずれてしまった。そうなると、その後もズレたままの頭で考えてしまうので、内容がよくわからなくなっていく。

わからなくなっている状態でなんとか正解を選ぼうとすると、今まで覚えてきた読解のテクニックを持ち出すのだけど、核がズレたままそれをやっているのでかえって間違ったものを選んでしまう。

 

小説の最後の問7の資料問題は、問6までができていれば資料なんて読まなくても、問題文を読むだけでわかるけど、問6ですっかり崩れていると何度読んでも正解にたどりつけなくなってしまう。

問6ができれば問7は間違えないけど、問6ができなければ問7も出来ない。

そうか、だから小説はふり幅が大きくなるかと思いました。

数学で途中の計算を間違えてしまうと、その後の答えもずっとおかしくなっていくように、小説も途中の設問を間違えることでそのあとが崩れていくのだなと、今回の子どもの崩れ方は特にそう感じました。

崩さないためには途中で間違えない、これがとっても重要。

 

そのためには?

 

共通テストは時間との闘いなので、共通テストのパターンになれることが大事なのかな。

今回の問題ももう一度じっくり解くとは言ってるのですが。

あとは、やっぱり過去問研究でしょうか。

 

小説は点がとれる時にはとれてしまうので、相性という言葉で片付けてしまいがち。

でも、絶対やる価値はあると思うのだけど。

 

 

国語は、現代文はダメダメだったのですが、評論が1ミス、古文1ミス、漢文満点だったので、なんとか点数的には耐えたカンジです。

良くも悪くも他がとれてしまうので、余計に小説対策に目が向かなくなるんだろうな。

 

でも、文系志望なので国語の点は重要なんですよね、特に共通テスト利用なんかを考えた場合は。

昨日、バンザイシステムなどを色々見てたようですが。

「3教科の共通テスト利用だとだめだね」なんて言ってました。

文系なのに数学が一番よくて現代文の点が一番悪いってどうなのか、って思います。

 

第一志望の大学は、ちょうどボーダー(50%)ぐらいの位置でした。

もうこれ以上取れる気がしないって言ってたけど、なんとかもう少し伸ばしてほしいと願うお母さんです。

伸ばしどころは小説だと思うのですが。

 

 

 

 

 

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