考えるお母さん**大学受験を見守る         

塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

あー、楽しかったと言える受験勉強

 12月に入って時間の流れが加速してきたなと思ってます。

いよいよ近づいてきた感じがしてます。

 

このあたりからギアを上げて、寝る間も惜しむような勉強をするのか、と勝手にイメージしていたのですが、子どもは全くテンポを変えず今までと変わりません。

少し前までは折に触れ、えっ、こんなにのんびりしてていいの?と思うこともありましたが、今はやっとこれでいいんだと心穏やかに見守れるようになりました。

 

世間的には、ここからが勝負だとかラストスパートとかと色々なところで言われるタイミングがあります。

 

中2の学年末終了時

中3のGW

中3の1学期の期末試験終了

部活の引退

中3の夏休み

中3夏休み明け

内申確定の最後の定期テスト

中3冬休み

中3 3学期スタート

 

見かけるのは塾や通信教育の広告だったり、学校からの手紙、受験情報サイトとか。

そんな言葉に煽られて親の方も、そうよね、もっとやらないといけないわ、これを区切りに勉強量を増やさせなければいけないって気持ちにさせられます。

でも、それまでがコツコツやってきた子なら、何も変えずにそれを続ければいいのかな、受験勉強だからと言って苦しさやプレッシャーが伴わなければいけないってことはいんだと思います。

 

昨日は学校から帰ってきてやる気が全然無かったらしく、夕方は体育の振り返りレポート(もう成績がついたから手を抜いたっていいのに)や、受験関係の書類の文面を考えたりして勉強をしてませんでした。

夕食→基礎英語2と3→入浴→ひと休み、とここまできて、まだやりたくなさそうな顔をしながらチャレンジの受験対策やろうかなと言ってたので、まだ手をつけていなかった数学の入試対策の問題集やったら?と声をかけました。

 

最近、重点的にやっていた図形の比の問題だけピックアップして8問解いたらしいのですが、調子良く解けたようで終わらせた時に「あー楽しかった。数学ってやっぱり面白いね」とすっかりテンションが上がってニコニコしてました。

 

図形の比の問題はちょっと苦手かもと弱気発言が出ることも多かったので、弱点がわかっているなら集中的にやったら?と声をかけてました。とは言えやっぱり苦手意識があるからか、やっていても苦しいこともあったみたいですが、ここへきてやっと何かがはっきりと掴めたようです。スーッと道が開けるようなそんな瞬間を味わって、これまでやってきたことが大変じゃなくなり楽しかった努力と脳内変換されたようです。

 

昨夜、数学をやっていた時間は1時間程度でした。つまり昨日の総勉強時間は1時間。(基礎英語は適当に聞いているので勉強時間にはカウントしてません)

受験生の勉強時間としてどうなの?とは思いますが、私的には昨日はいい勉強をしたなと思えます。まぁ欲を言えば、楽しかった数学をあと1時間ぐらいやって欲しかったですけど。多分、そこで余計な事を言えば子どもも面白くないだろうし、せっかくの気分を壊しかねないですから。

 

苦しい顔をして頑張ってる人は、その外見からして頑張ってることが伝わるので、みてる方もよく頑張ってるなぁと思うし、応援もしたくなります。でも、私はマラソン高橋尚子さんがシドニーオリンピックで金メダルを取った時のように、まだまだ走れそうな笑顔でゴールして「すごく楽しい42kmでした」と言えるような努力を積む方が、もっと素敵だと思っています。

 

子どもが受験を終えた時、すごく楽しい受験だったと言ってくれたらいいなと心の中でずっと願っています。高校入試の問題を解きながらワクワクしたと言ってくれたら嬉しいなと。だから昨日みたいに「あー楽しかった」っていう言葉をきくとすごく嬉しくなります。残りの受験勉強の期間、1回でも多く昨日みたいな楽しかったの言葉が聞きたいです。

 

1時間しかやらなかった子どもですが、「明日は空間図形やる」と言って机の上に問題集と筆記用具をきちんと準備してから二階へ上がって行きました。

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