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塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

塾なし受験のデメリットとその対策(4)

塾なし受験のデメリットとその対策、4回目です。

 

今回はデメリットの3つ目に挙げていた、「教材」について。

 

「教材」と一言でいっても、これも前回、前々回に書いた「学習計画」と同じで、2つの軸がありました。

 

  1. 内申対策
  2. 高校受験対策

 

(内申対策の教材)

 

子どもは進研ゼミをやっていたので、普段の授業の予習に進研ゼミを使っていました。

ベネッセコーポレーション 進研ゼミ・こどもちゃれんじ

(予習をやっておくことは、授業での発言に直結しました)

進研ゼミは、2年生まではハイレベルコース、3年生は最難関コースをやっていたのですが、テキストの演習量は少なめ、定期テスト対策本も問題量が少ないので、理科と社会の定期テスト対策はもっぱら市販の教科書準拠の問題集でした。

子どもはこの教トレに絶大な信頼感を持っていて、定期テストの時にこれを完璧にしあげ、更に受験前にももう1度仕上げていました。

同じ問題を何度もやるのを嫌う子が自分からもう1回やると言った時はちょっとびっくりしました。仕上げた問題集を時間をおいてもう1回やったのは後にも先にもこれだけでした。

理科と社会の基礎はここに詰まっていると思っていたようです。

あとは、理科は学校で配布されていたワーク、と言ってもすごく薄いワークでしたが。

それから社会は絶対に忘れてはいけない資料集。とにかく資料集はよく眺めていました。だいたい満点阻止問題は資料集から出題されるので、満点を狙うためには資料集はかなり大事だったそうです。

それから記述対策に

薄くて問題も少ないのですが、理科は記述ででる問題がだいたい決まっているので、この問題集を見ておくと、この単元なら何が記述問題になるかということがだいたいわかりました。

 

英数は、定期テスト前ほとんどテスト勉強はやりませんでしたが、テストの時期に合わせて学校のワーク提出があったのでそれをやるだけで仕上げになっていたようです。

国語は、進研ゼミのテキストがすごく合ってると言っていたので、教トレは買わず進研ゼミのテキストだけ使っていました。

 

と主に使っていたものを書き出してみましたが、学習計画と同様に教材も、子どもにとって塾なしのデメリットはあまり感じませんでした。

 

 

 

それよりも私の頭を悩ませたのは、高校受験対策用の教材です。

 

中学生になるにあたり本屋の学習参考書のコーナーに行って思ったのですが、高校受験用の本って少なくない?って。

 

本棚をぱっとみると結構ありそうなんですけど、でもよくみてみると。。。

まず教科書ガイド、教科書トレーニング系がどーんとあって、それに付随した定期テスト対策問題集。

教科書対応や定期テスト以外のものだと、やさしくとかわかりやすくとか、基本問題の問題集がすごく種類が豊富なのですが、応用問題に特化した問題集となるとあまりなくて。

最高水準とか最高水準特進とか、このあたりが難しい問題集としては有名だと思うのですが。(子どもの頃は、旧バージョンでした)

 

一応、何種類かは手元に用意したのですが。

これが子どもの受ける高校受験の対策になるかというと、これもまた微妙で。

確かに難関私立の過去問なのでこれをやれば相当力がつくと思います。でも、子どもが受ける公立の高校受験問題と当然ながら傾向が全然違うんですよね。

 

うちの都道府県は記述問題が少なくて、そのかわり選択問題が難しいという特徴があるので、高校受験対策では記述対策はあまりいらない。

その変わり独自の出し方があったり、特徴的な出題形式があったり、本当はそういう高校受験の出題形式にあった問題集が欲しい。

 

となると。

そうなんです、都道府県の入試問題に近いのは塾教材なんですよね。

でも、当然塾に通っていなと手にすることはできない。

これ本当に悩んでました。

手に取ったことがないので、中身がどんなものかわからないし、どれぐらい入試に即しているのかもわからなかったのですが。

 

そんなもやもやをずっと抱えていたのですが、ある時「メルカリ!」と頭にひらめいたのです。

それまでメルカリには手を出していなかったのですが、商品検索だけしてみるとありました。私が欲しくてしょうがなかった塾教材が。

すぐに友だちにメルカリに招待してもらって(招待クーポンがほしかったので)その教材を購入しました。

 

私が買った教材は、前年の受験生の方のもので使用感はありましたが、書き込みが無くてすごく助かりました。

手に入れた塾教材は、思ったほどの問題数は無かったものの、やっぱり都道府県入試の問題に合わせて問題が構成されていて、とても効率的に勉強できるなと思いました。

こういう公立入試に合わせた市販の問題集があればいいのですけど、これが無いのは塾なしにはちょっと不利だなと思いました。

 

これを読んでもしメルカリで探してみようと思われた方がいらしたら、一応気をつけた方がいいかなと思う事を。

子どもの時は前年の受験生と同じ学習指導要領だったので、1年前でもあまり変わらないと思う購入しました。

しかし今年度から学習指導要領が変わっていますよね。

なので、新中3生が購入を考える場合は、今の中3生が使っているものだけが学習指導要領が同じものになると思いますので、2年以上前のものを手に入れるとこの部分で足りないものが出てくる可能性もあります。選ぶなら前年のものの方がいいかなと思います。

これは塾教材に限らず、中古の問題集や参考書を選ぶ時にもちょっと頭にいれておくといいと思います。

ほとんども問題集が今年度改訂版を出しているので、前の版は安くて手に取りやすくなってますが、内容が沿っているかどうかは気をつけた方がいいです。あと時期的に、入試が終わった直後に手放す方も多いと思うので、気になる方はチェックされるといいと思います。

 

これ以外に使ったものは、全国高校入試問題集

新年度のものは6月ぐらいに発売でしょうか

 

あとは自分の住んでいる都道府県の過去問集。

それから模試会社が過年度の模試を販売していたのでそれも買いました。

 

忘れていましたが、進研ゼミでも中3の時に都道府県に合わせたものがありました。

でも、、、、なんです。

子どもがやったところ、これ古いよというので中身をみたら、数年前の問題形式と同じもので、出題方法が最新のものと違っていました。

もちろん、その頃と同じ傾向の問題もあったのでそういうのは良かったのですが。

ちょうど子どもの後の年から学習要綱が変わったので、それに合わせて今は最新のものになっているのかもしれませんが、子どもの時は、ちょっと微妙でした。

 

あとは、中1の時から受けていた模試、この問題が直前に使えました。

年が明けてからは、模試を使って見直しをひと通りやってしていました。

 

定期テスト対策の市販の問題集はよかったのですが、高校入試対策用の市販の問題集探しは苦戦しました。

問題集の中から子どもが必要な問題だけピックアップしてやっていたものもありました。

(過去問から絶対に出ないであろう問題はわかっていたので)

まぁそのお陰で、子ども自身が過去問から色々出題傾向を探ったり、対策を考えたりする力をつけたという事はありましたが。

正直、塾の教材はうらやましかったですね。

 

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