今日は8月31日、サザエさん家のカツオが毎年大変な日ですが、現実世界ではもう学校が始まっている子も多いでしょう。
子どもも、学校はとっくに始まっていて試験を受けたり秋の行事の準備をしたり、すっかりいつもの生活に戻っています。
夏休みはあっという間でした。
今日は、そんな短かった夏を振り返ってみます。
夏休みのはじまりにこんな記事を書きました。
1日6時間ベースでやる!と意気込んで夏休みがスタートしました。
目標は、夏休みの日数×6時間=夏休みの総勉強時間
果たして結果は!
残念、目標達成ならず
夏休みの最後の日に子どもに「平均何時間だったの?」と聞いたら、「4時間弱だった」と答えてました。
そんなところだろうな、という気持ちも。
学校の夏期講習、秋の行事の準備で学校に行くことも多かったし、旅行をキャンセルした分といって親の遊びに付き合わせた日が2日もあり(美術館やカラオケ、外食してました)、大学の合同説明会に足を運んだり、オンラインのオープンキャンパスを視聴していたり。
休み自体が短いので、予定が入ってしまえばその分どこかで取り戻さないといけないのだけど、そもそもベースが6時間と多めなので、取り戻すためには相当の時間をやらないと取り戻せないし、まぁ目標としては現実的な数字では無かったのかなと思っていたのですが。
子どもがつけていた日々の記録の紙をみせてもらいました。
?
?
なんとなく少ない気がする
側でみていた私の感覚的に、ん?この日1時間だけだった?あれ、この日も2時間だけ?
子どもが机に向かっていた時間に比べて、書かれている時間がすごく少ない気が。
「なんか、少なくない?」
と私の疑問をぶつけてみました。
「この日とか、結構やってたよね?もしかして部屋で寝てたの?」
(サボっていたとか責めるつもりではなく、単純に聞いてみたかった)
「あ、その日は先生から送られてきてた補習授業動画の視聴と問題をやってたから、時間にはいれてない」
えっ?どういうこと?
子どもが言うには、夏休みの勉強時間というのは夏休みの課題とか、自分でやろうと思っていた勉強をどれだけやったかという時間だから、とのこと。
「補習授業動画はだめなの?」
「それは夏休みの課題じゃなくて授業の補習だし、そもそも動画視聴は勉強時間にはいれないから」
(動画視聴というのは授業を受けているのと同じだから自学の勉強時間には入れてないらしい)
「それなら、動画視聴した後にやった、それに関する問題を解いていた時間は?」
「授業動画なら、その問題も授業に対しての問題だから授業と同じでしょ、自学じゃないから」
あとから考えてみたら、そういえば総合学習で出ていた課題をやっていた時間も、勉強時間に入れないっていってたな。
そう言えば、子どもが勉強している部屋に私がふらふらと入って行っておしゃべりする時は、すぐにタイマーとめてたな。
勉強中にトイレ行く時もタイマー止めてるし。
なんだかすごくキッチリと時間を測っていないか?
このことで子どもと話していたら、わかりました。
どうやら、時間を多めにして学校に提出したくないらしい。
でも嘘ついて少なく書くのも嫌なので、正確にやった時間だけ書いて出したいらしい。
(夏休みの記録を学校に提出させられます)
一応学校からもこれぐらいを目標にやりましょう的なものが出ているのですが、自己申告なので、嘘を書いて出す子ももちろんいるようで。
そういう子は、学校が出している目標に合わせて数値を調整しているみたいです。
この学習時間の扱いは、先生方がデータ分析として使っている(各学年の比較とか、模試データや進路実績などとの相関関係を探る?)のと、あとは個人的に、成績不振の場合、普段の学習はどれぐらいやっているのかが問題になるようで、その時にこのデータが登場するようです。
子どもの場合、いまのところ課題の提出や成績で先生に呼び出されることもなく、何も問題のない生徒なので、学習時間が少ないことで注意をうけることはありません。(もっとやったらいいのに、とは言われますが)
そんなわけで、先生から注意を受けたりもしないので、それなら多めに書いて、「これだけやっていればあの成績になるだろうな」と思われるより、「これしかやっていないのに、あの成績なのか」と思われたいらしい。
そういう事に見栄を張るタイプではないと思っていたので、私からしたら意外でした。
とは言え根が真面目なので、嘘をついて過少申告するのは気が引けるらしく、きっちりと真面目に時間を測って記入していたようです。(ここは子どもらしい性格)
夏休み中、色々な教科の先生から動画とか、PDFとか送られてきていたようなので、そういうのを視聴したり問題をやっていた時間を考えたら、案外1日平均6時間はいってたんじゃないかと私は思うのですが。
それにしてもネットが当たり前の時代の高校生は、夏休みでも学校から色々送られてくるのかと思うとちょっと気の毒に思ったりもします。
でも、先生の体調不良(&濃厚接触者など)で授業が中止になったりすることもあるので、その分を補填するためにこういうネット環境が使えることもありがたいです。
しかし、つい最近子どもが
「この動画の視聴回数、まだ4回なんだけど」って笑いながら私に言ってきました。
「アップされたばっかり?」と聞くと
「ううん、1ヶ月ぐらい前。言われたの忘れて今日、慌てて開いた。これ多分、80人ぐらいに向けて配信されてると思うんだけど」
ん?あなたも1ヶ月忘れてたの?
きっと同級生たちも、これから続々と視聴し始めることでしょう。
みんな切羽詰まらないとやらないのは同じでしょうから。