国立の二次試験まで、あと半年となりました。
私の心は、あまり波風も立たずに落ち着いています。
ちょっと自分でも意外です。
なるようになる、そんな気分です。
一方、子どもの方は、プレッシャーを感じているようです。
変な夢ばかりみていると言ってます。
入試の漢字が一問も書けない夢をみたとか。
今は受験のことばかりが子どもの頭にあるのでしょうけど、半年後に受験があるように、あと半年もすれば高校も卒業です。
制服姿もあと半年かと親の方が感傷的になってます。
そんなことを思いつつ、そういえば高校受験の時の夏休みって何してた?と考えてみました。
あまり記憶がないのです。
子どもにも聞いてみました「中3の夏休み、何をしたか、覚えてる?」
「美術のポスターを作っていたことしか覚えてない。受験勉強何していたか?記憶がない」
確かに、ポスターを作っていたのは思い出せる、あとは何とも言えない苦しかった気持ち。
そうか、あの時はコロナの最初の夏だったんだ、と思い出しました。
中2の3月に休校が始まって、6月からは短縮の半日授業だったような。(ちょっと記憶が曖昧)
自分のグーグルカレンダーを遡って3年前をみたら、子どもの中学の夏休みは16日だけでした。
だんだん記憶が蘇ってきました。
休校中は、5月後半になってから急に学校からの課題の量が増えて、6月の学校の学校再開が決まった時は、提出課題をやるためにすごく時間をとられていたこと。
夏休みも16日しかないのに、たくさんの宿題が出されたこと。
ちょっと思い出してみます。
各教科のワーク系の宿題以外に、
読書感想文
美術のポスター、鑑賞レポート
家庭科の絵本作り
音楽(休み明けのリコーダーテストの指定曲の練習)
社会科レポート(自由課題)社会ニュースレポート
数学レポート(自由課題)
理科自由研究
これ以外に、高校調べレポートもあったかな
私が思い出せるのはこれぐらいですが、まだあったかもしれません。
記憶に残っているのは、この年は体育と技術は宿題が出なかったので先生本当にありがとうと思ったのと、こんなに短い夏休みになったというのに受験生にいつも通りの宿題の量を出すことに怒りを覚えたこと、出す先生にもだけど全体的に調整を全くやらない学校に対しても。
(受験勉強する時間がないと子どもが途方に暮れてたので、この時は一緒に計画表を練って時間を捻り出していました)
親の立場としては腹立たしかったのですが、一方で、実技の先生方の気持ちになると。
短縮授業の時には主要科目優先の時間割が組まれて実教科の授業が減らされてしまったために、前期の成績をつけるための要素となるものがとても少なくて、それを取り戻すための課題というのはわかりました。
特に受験学年である3年生にとっては実技の内申点は重要です。
この時の私は、夏休みの最優先事項は、実技教科の課題!と言ってたことを思い出しました。どう考えても、夏休みの課題の配点は大きいと思ったので。
受験勉強よりも課題優先、課題の評価点をあげて秋の仮内申につなげる。
本当は宿題はさっさと片付けて受験勉強の方をさせたかったですけど、仕方ない。
美術のポスターは3日ぐらいかけてやっていた覚えがあります。
そしてこれに加えて、本来はとっくに引退していたはずの部活、急に1つ大会が開催されることになって(ガチなものではなく、どちらかというと3年生の引退という思い出作りのための大会)、8月だというのに大会に出ていました。
あの夏は勉強どころじゃなかったな。
この年の受験生は、
3月から突然の休校、それがいつまで続くのか見通しも立たず、5月には「秋入学」の検討が急にはじまり、6月から短縮授業、入試範囲を減らすことの検討、学校行事の中止。
高校受験の夏を思い出すと、すごく胸苦しい気分だけが蘇ってくるのは、こういうことだったんだなと思いました。
年明けの受験が本当に行われるのか、行われたとして無事そこへたどり着けるのか、そんなことも3年前の夏に考えていました。
私はあの頃、ネットにかじりついてとにかく情報ばかりを探していたな。
受験生の夏の苦しさよりも、あの情勢の苦しさが大きかったなと思いました。
あの時は社会への不安、受験そのものへの不安が覆いかぶさっていましたが、今年の夏は、3年前の夏に比べると全く違います。
私の肩の力が抜けているのもそういうことなのかと思いました。
今は、子どもが頑張るか、頑張らないか、それだけの問題。
そろそろ、夏の最初の模試の結果が返ってくるようですが(ちょっと厳しそうな、、、)、あと半年、頑張って欲しいなと願ってます。