考えるお母さん**大学受験を見守る         

塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

今年も東大開示祭りが行われてる

新年度が始まり、いよいよ息子も大学生となりました。

親としては、大学生になった喜びよりも高校生でなくなった寂しさの方が大きいです。

息子はカラオケでの高校生の恩恵が受けられなくなるのがとても残念そうでしたが。

 

さて昨日4月1日はエイプリルフールでしたが、そんなエイプリルフールの日に東大得点開示がありました。

 

X(旧Twitter)をやっていらっしゃる方ならご存じかと思いますが、昨日はトレンドに「#東大開示祭り 2024」がありました。

今年の東大受験生たちが東大入試の結果をXにあげます。

合格した人、不合格の人、それぞれの結果です。

 

私も息子が高1の時から、この東大開示祭りはじっくりと見させてもらっていました。

特に去年高2の時は、文科の人の結果をスクショして集めて息子と分析しました。

高2の2月に東進の東大入試同日体験受験を受けていたので、その結果と照らし合わせてあと1年でどれだけの点を伸ばす必要があるのか、そのためにどの科目ならまだ伸びしろがあるのか、そんな話をしていました。

 

東進の東大入試同日体験は、東大の二次試験当日に数時間遅れでその日に行われている東大入試の本番問題に挑戦する模試です。

結果は模試を受けた1週間後にもらうことができ、非受験学年内(高2以下)の順位や偏差値が出るのですが、この時点ではこの年の東大受験の合格点はわかっていないので試験問題の違う前年の東大受験の合否の点を基準にこの時の模試の結果のアドバイスや目標点が出ています。

入試問題は毎年微妙に難易度が変わるので、当然合格者最低点もその年によって変わります。ということで本当に比較したいのは前年の結果ではなくて、問題を解いたその年の結果ということになります。

そういう時に、この東大開示祭りというのが非常に頼りになりました。

 

東大以外にも、京大や東工大なども得点開示の後は盛り上がるようなので、特に同日・近日模試を受けられた方はXでの開示祭りを参考にされるのもいいと思います。

(開示祭りとして成績をあげている方たちは、ずっとデータをそのまま残しておいてくれる方もいれば一定期間だけアップしてすぐに削除される方など色々なので、より多くのデータをみておきたいという場合は、開示直後から数日ぐらいの間にチェックすることをおすすめします)

 

 

少しややこしいけど、東大の合否判定に使われる配点のことを書いてみます。

 

東大は、共通テスト110点と二次試験440点の合計550点で合否が判定されます。

 

共通テスト110点というのは、共通テスト900点満点(『英語』は「リーディング」100 点「リスニング」100 点の計 200 点満点を「リーディング」140 点満点「リスニング」60 点満点に換算されます)のものを配点110点に換算します。

<自分の点数÷900(共テ満点の点数)×110=共通テスト分の配点、小数第4位まで出します>

ちなみに来年度からは情報が増えるので共通テスト1000点を110点に換算です。

 

そして文科の二次試験440点の配点は

 

英語120点満点

国語120点満点

数学80点満点

地理世界史日本史いずれか1科目60点満点

地理世界史日本史いずれか1科目60点満点

(社会は、地理・世界史・日本史の中から2科目選んで受験します)

 

となります。

英国社が各120点満点、数学が80点という考え方ですかね。

(理科は英数理が各120点満点、国語が80点満点)

 

 

これを踏まえてざっくりと目標としていたのは、

 

共通テスト 100/110点(共通テスト819点で100点超)

 

英語   80/120点

国語   60/120点

数学   40/80点

世界史  40/60点

地理   40/60点

 

二次合計 260/440点

 

共テと二次の合計を360点を目標にしようと1年ぐらい前から決めていました。

ここ10年で文科で合格最低点が360点台を超えた年はなかったので、まずこれで大丈夫じゃないかと。

この数字を1年前から頭の中で現実的な数字としてイメージできていたのは、高2の冬から過去問をはじめていたことと、東進の東大同日を受けたこと、東大開示祭りで合格者の方たちの点の取り方をたくさんみさせてもらったこと、これが大きかったと思います。

 

具体的な数字があったので、そこまでの距離もわかりやすい。

たりない距離を埋めることを考え続けた1年でした。

 

そして昨日公開された得点は、ほぼ目標にしていた通りの取り方ができました。

ただし数学を除いては。

 

あははは、、、、やっぱり数学はやらかしていました。

合否発表の後に子どもが自己採点をしてその点数を聞いていたので、数学の点をみても動揺しませんでしたが、いやそれにしてよく受かりました。

 

この展開、高校受験の時と全く同じで恐ろしいです。

数学を得意とする子が本番でやらかす。しかしその失敗を安定の英語と、当初不安しかなかった国語が最後に伸びて助けてくれるという展開。

 

数学を得点源としてあてにしてはいけないというのは、高校受験の時に学んでいたので数学はとれたらラッキーと考えるようにしていました。

これのおかげで本番も精神的に崩れずに済みました。

1日目の数学の手ごたえが全然なかった上に、当日、お風呂から上がったら「お風呂の中で2問解けちゃった。あー全然解ける問題だった」と。

でも数学はそんなものだと最初から言ってたので、それを2日目に引きずることなく笑い飛ばすことができました。そこでどよーんとならなかったのが本当によかったです。

東大は科目が多いし試験は2日間だし、気持ちの作り方が難しかった。

 

 

もし東大を視野にしている方がいらしたら、Xの東大開示祭りチェックしてみるといいと思います。

特に東大同日を受けている方は結果と比較してみることをおすすめします。

突き抜けた点をとっている人は別として、多くの合格者・不合格者はわずかな点差の中にいるのを感じます。

その違いは何なのか、共通テストと二次テストとの相関関係はあるのかとか、色々なことを開示されている点から考えることができます。

 

 

 

 

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