お盆休みも終了して、世の中がまた動き始めています。
子どもは、予定していた夏の模試が終了してひと段落。
模試の結果はまだ出ていませんが、自己採点などをやって色々思う事もあったり。
メンタルの方は、私が思っていたよりも安定していたのですが、時々急にぐっと下がったりします。
昨日の夕方もそんなカンジ、お昼ぐらいまではノリノリだったのに。
高校受験の経験があって良かったなと思うのは、こういう時。
程度の差こそあれ、同じようなことを同じような時期に経験しているので、私のメンタルは子どもの方に引っ張られなくなりました。
高校受験の時はいちいち反応してしまって、説教したり叱ったり、また、慌てて何か手はないかと調べて動いたりしていたけど、最近は「うん、うん、それで?」と言って聞いているだけ。
もちろん放っておけるのは、3年前よりも子どもが大人になっているから。
3年前の子どもはこんなに自分のことを分析できていなかったし、気持ちをちゃんと言語化できていませんでした。
中学生の時は、なんだかよくわからない、なにをどうしたらいいのかわからないって、わからないを連呼してるだけだったけど、でも今は、ちゃんと考えを頭で整理して言葉で私に伝えられるようになりました。
子どもがぐずぐず言ってたのを聞かれていたかのように、夕方Z会からLINEが来て、その内容がメンタルが不安になったとき、みたいな話でした。
思わず親子で顔を見合わせて笑ってしまう。
「どこかで盗聴されているんじゃないの?」って。
その後、私がいつも読ませもらっている同じ受験生を持つ保護者の方のブログを読んだら、お子さんが同じような状態になっている話が書いてあって。
思わず、iPadを子どもに手渡して「これ読んでみて」と読ませました。
私の気持ちがわかったようで「はははは、、」と笑っていましたが。
子どもに言いました。
「Z会から届いた話も、同じようなことを言っている受験生の話も、これはたまたまでは無いのだよ。ちょうど受験生がこういう気持ちになる時期なんだよ」
「うん」と、色々と察したようでした。
お盆が終わると、いくら暑くてもどことなく夏の終わりを感じてきます。
この夏、どれだけできたのだろうか?と振り返るタイミングです。
そして大半の子は、予定していたよりも出来なかったと思うのではないでしょうか。
頑張ろうと思っている子ほど、やりたいと思っていたことが多いはず、そしてやることの終わりもないはず。
夏休みの宿題みたいに「全部終わった!」みたいな爽快感は、受験生の夏休みにはありません。
やり切ったと思うにはまだまだ時期が早すぎる。
そして、今までやってきた勉強が正しかったのか?そんなことにも疑問を持ったりします。
なぜなら、今までのやり方と変えるのなら、このタイミングがギリギリだから。
あと半年、今なら別のもの切り替えられるかもしれない。
何かを変えれば、やる気が溢れてきたり、爆発的な伸びがあるかもしれない、そんな魔法が使える最後のタイミングに思えるから、他の人がこの夏、何か特別な手を使っていたような気がしてくるから。
「おそらく夏の終わりというのは、受験生が不安になりやすいタイミングなんだよ。
それがわかっているからドンピシャのタイミングでZ会からLINEがくる、他の受験生も同じような気持ちになってる。」
「ということは、この時期は誰もが不安になりやすいのだと気がついて、いち早くメンタルを立て直したもの勝ちじゃないの?」
というような話をしました。
世の中は全部あるあるで出来ている、これは私と子どもがよく言ってること。
自分だけが不安になっている気がしても、これも受験生あるあるなんだよ。
自分の不安が普通の反応なのだと理解すると、なぜか心は落ち着きます。
不安でソワソワしてた子どもの様子が、すーっと収まっていきいつもの表情に戻りました。
受験のこと考えると、急に怖くなったり不安にもなるだろうなと思います。
まぁ仕方ないよね、それが受験生だもの。
今日は落ち着きを取り戻して、ずっとやりたくないと言って逃げていた共通テスト対策の数学の問題集を朝からやっています。
体力が落ちてきたなとか、夏バテしてきたかもという時に我が家ではもろみ酢飲みます。
飲むとなんかいいカンジがしてくるので、子どもも飲んでます。