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塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

塾なし中学生の先取り学習5

「塾なし中学生の先取り学習」に長々とお付き合いいただきました。

今回はまとめです。

 

1~4までで、先取りをするにあたり私がどんなことを考えて、子どもとどんなやりとりをしていたのかそんな話を中心に書いてきました。

いかがだったでしょうか?

 

 

塾なし中学生の先取り学習を成功させるために大切だと思う事4つ挙げます。

 

  1. 明確な目的を決める
  2. 本人の主体性
  3. 本人の実力を見極める
  4. 実現性のある長期・中期・短期の計画表

 

まず、何のために先取りをやるのか目的をちゃんと決める。

(いいですか、成功させるためには、目標じゃなくて目的ですよ)

高校受験のためなのか、定期テストのためなのか、模試などの実力テストのためなのか。

目的によって先取りをやるペースやレベルがおのずと決まってきます。

 

 

次に、これが無くては絶対にはじまらない本人の主体性。

ただし、主体性は放っておいてなかなか自然に湧き上がってこないので、親子で沢山話し合ったり、何か決めるときは子どもに決定権をもたせたりするなどの工夫も必要です。

親は子どもが主体性をもてるよにどんどん仕掛けていきましょう。

 

 

そして、子どもの実力を見極める。

理解力、勉強にかかる時間、集中力が続く時間、どれぐらいのレベルの問題集を気持ちよくできるかなどを考えて、教材やレベル、時間を考えます。

8割ぐらいを正解できる問題集を気持ちよくできる子もいれば、8割できる問題集はつまらないと思う子もいます。また5割ぐらいしか出来ない問題だと嫌になって進まなくなってしまう子もいます。

うちの子どものように集中力は高くても長い時間勉強ができないタイプなら、難しい問題に短時間でチャレンジして効果を得るのがいいだろうし、負担のない勉強なら長時間できる子なら、スモールステップになる問題集をじっくり取り組むのもいいと思います。 

そして絶対に忘れてはいけないのは、お子さんが自分の力で先取り学習するのが面白いと思えるものを選ぶのが大事だと思います。

楽しさを感じない勉強はなかなか習慣にもならないし、頭の中にも定着しないと思います。

 

また今回は書きませんでしたが、参考書で勉強するよりも映像の方がいいのならスタサプなどを利用するのもひとつの手だと思います。

(子どもは映像授業は時間がかかるのを嫌って、中学の英数の先取りでは映像は使いませんでした。なんせ短時間集中力勝負の子なので)

もちろん塾を使う方がいいということもあると思います。

どんな手段を使うのが一番合うのかも考えた方がいいです。

 

 

 

4つめに計画表です。

長期・中期・短期と考えます。

計画表に書くのは、理想の計画ではいけません。

実現することのできる計画表を作ります。

時間などの根拠のある数字のデータを集めて、その上でお子さんのスケジュールと合わせて考えてみましょう。

計画表は一度決めるだけでなく、途中で何度も修正をしましょう。

 

 

というような4つを挙げてみました。

 

 

そして最後に、ここまで長くお付き合いいただいた方に、私が一番大事にしていたことお話します。

(まだあるんかい!というツッコミは置いといて)

 

それは、子どもと話をするタイミングです。

 

いつでも、家でペラペラと喋っている親子ではあるのですが。

ここ一番、大事な話をしようと思う時は、いつも私はタイミングを選びます。

 

「計画表を作ろう!」という時は、事前に子どもに予告しておきます。

 

「明日、午前中でしょ?お昼食べたら計画表つくらない?」

定期テストが終わった後の土曜日に計画表作らない?」

 

こんなカンジです。

先に言っておくことで、子どもにも少し考える時間を渡しておきます。

また、ちゃんと話ができる態勢を整えておきたかったからです。

 

家に帰ってからゲームやろうと思っている子を捕まえて、「これから計画表作ろう!」といっても「はぁ?これからゲームやるんだけど」と言われるのがオチです。

そんな時に「ゲームは後にして、今やろう」なんて言って無理やりやらせたら、子どもは計画表なんてさっさと終わらせてゲームをやりたいと思うのでしょ。

そんな状態で話をしていてもちゃんとした計画表なんて作れません。

 

 

また、そこまで時間が必要なことじゃなくても。

 

「先取りやった方がいいと思うんだけど」と話を切り出したタイミングが、子どもが別のことで頭がいっぱいの時だったら、いまそんなこと言われてもわかんない、ってめんどくさがられたりするかもしれません。

子どもの心が忙しい時は、余裕が出てくるまで様子をみることをおすすめします。

 

話を切り出すタイミングというのはとても大切です。

 

子どもの中にある勉強に対するやる気も日々上がったり下がったりを繰り返していると思います。

そして親の方も、子どもの勉強に対する考えややる気が上がったり下がったりしていると思います。

ついつい親の気分の上がりに合わせて子どもに話したくなるのですが、ここはひとつ親の気分はコントロールして、絶対にお子さんの気分に合わせて話をした方がうまくいきます。

何か行事が終わってひといきつける時とか、定期テストが終わったタイミングとか。

子どもに話をふるタイミングも戦略的に考えるとより効果があがります。

思いついたらすぐに話すのではなく、いつこの話をしたらお子さんの心に響くか、そんなことも考えてお話されるといいかなと思います。

 

 

と5回に分けて塾なし中学生の先取り学習書いてみました。

まだなにか書き忘れていることもあるような気もしますが、、、またなにか思い出したら書きます。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

 

 

 

 

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