今日は、前回の続き、塾なし中学生の先取り学習2です。
前回記事はコチラ
前回の最後の話、なんとなく先取りっぽいことをやってみたけど、うまくいかなかったということを書きました。
今回の話は、先取りの目的、期限、子どもへの意識付け、スタートした時期についてです。
まず、そもそもなぜ先取りなのか?
先取りの目的です。
先取りを考え始めたきっかけは、ずばり「高校受験」です。
過去のブログでも書いていますが、先取りは、定期テストで1位をとることを目的にはじめたわけではないのです。
先取りをした方がいいかもしれないと、考え始めたのは中学入学直後でした。
細かいいきさつは長くなるので省きますが、高校受験をゴールとしてその準備を逆算した時に「中3の夏から演習問題をやらせたい」という考えが私の中に浮かびました。
この話は、子どもとの雑談の中でもよくしていて、「中3の夏から、全国高校入試問題正解をやるとしたら、それまでに中学の内容が終わってないとできないよね」というようなことも話していました。
高校受験のことをいろいろ調べている時に、どうやら上位校を受ける子は、この問題集を中3の夏頃からはじめるらしいという情報をネットから知りました。
中3になってから高校受験対策で塾に入るとしても、塾も中3の夏ぐらいから問題演習をやるというのは先輩ママの話からなんとなく知っていたので、途中から塾に入るとなると、学校のペースでやっていたら間に合わないよねという話もしてました。
中学入学時から中1の夏休みぐらいまでは、こういう話を色々な角度から子どもとしていました。
そして、この時期の私の頭の中です。
まずは中学の3年間という全体を見渡して、受験のことを含め生活面など色々なことを考えていて、その中で先取りのことも浮かび上がってきました。
それと同時に中学に入学してから秋ぐらいまでは、子どもに新しいことをやらせるのは無理だろうというのも感じていました。
優先すべきは中学生活に慣れさせること、これを最優先にしないと色々なことが中途半端になって失敗する可能性がある、中学のスタートは慎重にしよう、子どもが学校生活に慣れてくるのをちゃんと見極める必要があるなと思いました。
そんなわけで、中3の夏までに中学範囲の勉強を終わらせる必要があるだろう思ったのですが、それは今ではない、ならばいつがベストなのか?と考え始めました。
そして、これがすごく大事なことなのですが、子どもにも私の考えを話し、本当に先取りをやる必要があるのか、いつからはじめるのがいいか、そんなことも子どもと一緒に考えました。
先取りやったほうがいいよね
先取りするのにどれぐらい時間がかかるかな
今は時間が無いよね
何月からならできるかな
先取りはなにをやったらいいかな
答えをださないまま、そんな話を繰り返し何度もしました。
実は、これは私の作戦です。
すぐに出来ないのなら、まず子どもの心の中に「先取りが必要だ」という意識を植え付けようという策です。
私がこうやろうとすぐに言わなかったのは、時期的に今、先取りを始められないのはわかってるし、スタートするまでに子ども自身に先取りについて色々と考えを巡らせる時間を長く持たせたかったからです。
こうやって考えさせれば、子どもの方からもなにかアイディアが出てくるかもしれない、より自分ごととして考えて欲しいと思いました。
親に言われたからではなく、自分の意思で「先取りをやりたい」という主体性を持ってもらいたかった。
そして機が熟すのを待っていました。
そのうち子どもの方から数学の問題集やってみると言い出しました(前回の話)。これをやっていたのはまだ夏休み前だったのでまだ本格的にやるには早いなと私は思っていました。
でも、せっかく子どもが自分で考えて言い出したことです。ここで子どものやりたい事を否定したくなかったので、まずはやらせてみました。結果は前回とおり。
結局、本格的に先取りが始められた時期はいつだったかというと。
中1の2学期の中間テスト、10月の文化祭、合唱コンクールがおわりそろそろと始められるかと話していたのですが、先生から生徒会本部役員の打診がきてしまいそれを受けることにしたので、この後さらに生徒会選挙の準備が必要になってしまいました。
やっと先取りを始められたのは11月にはいってからでした。
さんざん引き延ばされたので、機は充分に熟されました。
今日の内容まとめると
子どもの「先取り」は、
目的は、高校受験
期限は、中3の夏休み前まで
内容、中学範囲
スタート、中1の11月
子ども自身にしっかりと考えさせたので、「受験を成功させるために先取りをやりたい」という意思を子どもに持たせることに成功しました。
次回に続きます。