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中学に入学して最初のテストが大切な理由

 

今日は「中学に入学して最初のテストが大切な理由」について考えてみようと思います。

 

もうすでに入学して最初のテストを受けているお子さんもいらっしゃるかもしれませんが、5月6月ぐらいに、はじめての定期テストがあるのではと思います。

 

「中学に入学して最初のテストが大切」とよく言われますが、それはなぜか?

 

 

最初の定期テスト

 

学年1位を取った子は、自分が学年のトップなんだ

3位を取った子は、自分はトップではなかったけどトップ3なんだ

上位10%だった子は、自分は上位層にいる

 

と考えるでしょう。

 

もしかしたら、学年の10位には入るだろうと思っていた子が実際は10位なんて遠く及ばず、更にアイツは自分より下だろうと思っていた子が、自分よりもずっと上だったなんてこともあるかもしれません。

 

 

中学校へ入学する前後の年齢の子は、だんだん「他者」を意識し始め、自分と他者を比較し始める時期です。

小学校までは運動だったり、容姿だったり、友だちに人気があるとか、そういうことを比べていたと思います。

そして中学に入学して最初のテスト。

特に中学受験を経験していない子たちにとっては、数値で表された自分の学力を「他者」の学力と比べる初めての経験になる子が多いと思います。

 

よく「最初のテストが大事だから、しっかり勉強していい点を取るように」と言われます。もちろん、初めてのテストできちんと結果を出すことは大事です。

最低限、自分の実力通り、もしくは実力以上のものが出せたら尚良しです。

なぜなら最初のテストの成績の印象というのは、少なからずその子の心に影響をあたえ、その後のテストに対する気持ちも変わるからです。

でももう一歩踏み込んで、初めて数字として表れた自分の立ち位置をそれをどう受け止め、その後をどうするのか?そこまで考えることが、「入学して最初のテストが大切な理由」なのではと思うのです。

 

 

最初のテストで1位をとった子はスタート大成功です。

1位をとった子というのは、周りにもトップの子として認識されます。そして新しい集団での初めてのトップと認識されることで、非常に注目が集まるかもしれません。

最初にこの位置をとった子は、次もその位置をとることを周りから期待されます。

そうなると1位をとった子は、「学年の1位」を自分の役割として振舞おうとします。

小テストがあって「何点だった?」と聞かれた時にも、「学年1位の子」として相手が期待しているような良い点を答えたい、もしここで悪い点だったりしたら、相手ががっかりするのがわかるからです。

知らず知らずのうちにプレッシャーを感じることにはなりますが、でも、そのプレッシャーが勉強の後押しもしてくれます。これが勉強への好循環を生みます。

 

 

しかし、学年トップの子というのは当然1人しかいません。

 

では、2位、3位の子は?

10位以内だった子は?

上位10%だった子は?

学年で2桁順位だった子は?

学年の真ん中より下だった子は?

 

初めてのテストの立ち位置を素直に受け入れるのか、それとも自分はこの位置ではないもっと上のはずと思うのか。

 

例えば3位の子が、「3位なんて入れると思っていなかったけど3位になってびっくりした」と思った後に何を考えるか?

 

・今回3位だったから、もっと頑張れば次は1位を狙えるかも。

・次も必ずトップ3に入る。

・今回は運よく3位になったけど、次は無理かも、でも10位内にはいられるかな。

 

目線を上に持っていくのか、現状維持なのか、今回は上出来だったけどもう無理そうなのか。

3位という最初の立ち位置を手にした子が、この後の自分の立ち位置をどこに考えるのか?この考え方によって、この子が今後どういう気持ちで勉強に取り組むのか、それが違ってくると思うのです。

 

 

最初のテストで1位をとった子はとりあえず現状維持を考えればいいのです。

トップというプレッシャーはあるかもしれませんが、それでも一度、実現に出来たことなので、気持ち的には自分を信じやすいと思います。「一度出来たのだから、次も出来る」というふうに。

だからもし本気で学年のトップをねらいたいと思っている子なら、絶対に最初のテストを全力で頑張って結果を出すことが大事です。

2位でも3位でもなく、最初に1位をとると本当に後が違うし、勢いがつきます。

そういう意味でも「最初のテストが大切」です。

 

 

でも、もし頑張って1位がとれなかったとしたら?

 

今回のテストはまだ範囲も狭いし中学の勉強も本格的に始まっていないので本当の実力はこれから、もしくは、初めてのテストだったから勉強のやり方がわからなかっただけ、というように考えることです。

この位置は自分の本当の立ち位置ではない、とどれだけ自分に思い込ますことができるか、ここが大事です。

やっぱり1位ってすごいから自分は無理なのかなと気持ちで負けない事。

 

1位を取った子は上にも書いた通り、もう1回同じことをやればいいという意識で次に臨めます。でも1位を取れなかった子は、今回できなかったことに挑戦しなければいけません。

1位を経験したことのある子よりも、気持ち的には大変です。

どれだけ自分を信じてあげられるか、そういうことも大事になってきます。

 

こんな時は、親の出番です。

 

例えばケアレスミスがあったら、「ケアレスミスがなければ何点とれたの?」とか。社会の時事問題で点を沢山落としていたら、「時事問題が全部できていたらあと何点増えたの?」とか、「国語の語彙問題があってたら何点だった?」とか聞いてみてください。

ここは「たられば」でいいので、もしこれが取れてたら何点だったの?という風に、ケアレスミス、ここさえやっておけばできたところ、などの点を積み上げてみてください。

中学生の定期テストで上位を目指したい子なら、全く手も足も出なかった問題は少ないのではと思います。

ワークから同じ問題が出てたとか、時事問題の対策が違っていたとか、資料集の小さい字までちゃんと読んでおけばよかったとか、足りなかったことは少しだと思います。

 

「もしここがあってたら」で出した点数を足してみましょう。

その点は、学年1位も狙える点かもしれません。

こうなると悔しくなると同時に、自分の可能性に気がつくはずです。

1位はまだ体験していなくても、1位になれる点をとる可能性があることに気がつくことで、次はこういうところをやればうまくいくかもしれない、と自分を信じる気持ちが湧いてくるのではと思います。

 

「次の定期テストは、もっと頑張ったら1位取れるよ」というようなふんわりとした「頑張れ」という言葉がけだと、私は今以上に頑張れるだろうか?という不安な気持ちになるかもしれませんが。

「今回は惜しかったね。これとこれができればあと〇〇点あがっていたから、1位取れたかもしれないね」というように具体的に示してあげた方が、自分に可能性を感じて次こそと頑張れると思うのです。

 

 

この時にひとつだけ注意することは、絶対にミスした問題を怒らない事です。

どんなに単純で簡単なミスでも、です。

そんな時は笑い飛ばしたり、一緒に悔しがってあげてください。

そしてその上で、「どうしてミスしたの?」「どうして出来なかったの?」といつも以上にやさしく、冷静に聞いてあげてください。

ここでお子さんにしっかりと原因を考えさせ話をさせることで、次回のテストではどうしたらいいのかを気づかせることができます。

親は別に何かを指導したりする必要はありません。ただ真剣に聞くだけ、お子さんの話にうなづくだけで大丈夫です。

 

先に親が怒ってしまいお子さんの方が不貞腐れてしまって、もうそれ以上話をしないという状況になってしまうと、この作戦は失敗してしまいます。

そのためにも親はミスを絶対に怒ってはいけないのです。お子さんに気持ちよく話をさせる状況にもっていくことが、ここでは大事です。

お子さんがちっとも悔しがっている様子がみえなかったり開き直ってたりすると、そんな態度に腹が立って、怒りたくなることもあるかもしれませんが、お子さんも心の中ではきっと悔しいと思っているだと信じて、親は感情を出すのを我慢しましょう。

 

 

と、ここまで1位になるためには、みたいに書いてきましたが。

 

これは1位になるためだけではなくて、1位を10位以内、上位20%、50位以内に置き換えても同じじゃないかなと思います。

 

 

そしてもしも、5教科全部うまくいくなんて無理と思う場合は、何か1教科を特に力を入れてもいいと思います。

とにかく社会だけは誰にも負けない点をとる、とか。

社会で学年1位の成績をとったら、それだけでもすごい自信になるし、次の定期テストでも1位を取りたいと頑張る気持ちになれます。

5教科全部でなくても、1教科圧倒的にできる教科があると自己肯定感もかなり高まります。

最初は社会だけでも、だんだん他の教科でも同じようにいい点が取りたいという気持ちも湧いてくるはずです。

 

 

成功体験というのは、次へのモチベーションへ繋がります。

 

これから最初のテストがあるという方は、是非、結果にこだわって頑張ってみてください。まずはこれが大事です。

でも、もしも思うような結果がでなかったら、次で仕切り直しできるようにしっかりと気持ちを立て直しましょう。不本意な結果を甘んじて受け入れてしまって、自己評価を下げてしまわないように。

 

「中学に入学して最初のテストが大切な理由」、考えるお母さんはこんな風に考えてみました。

 

 

 

 

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