考えるお母さん**大学受験を見守る         

塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

塾なし中学生の先取り学習3

前回の続き、塾なし中学生の先取り学習3です。

 

前回記事はコチラ

fumiax.hatenablog.com

 

前回は先取りの目的、期間、内容、スタートの時期までのお話を書きました。

ということでいよいよ実行か⁉となると思うのですが、まだその前の話があります。

 

ここのブログを色々読んでくださっている方は、このお母さんいつも何か始める前が長いのよねと気がつかれているかもしれませんが。

 

はい、私は何事も始めるまでが長いです。

なぜなら、やるなら絶対に成功したいからです。

 

 

小学生の時の漢検の受検も必ず1回で受かる、いつもこんな感じでやっていました。

頑張って勉強して合格できたらいいなぁ、合格できなかったら次にまた受ければいいわ、という考えは我が家には全くありませんでした。

受けると決めたら絶対に1回で合格する、そのためには何をやったらいいのか合格から逆算して考える、毎回このパターンです。

「受かる自信はないけど受けてみたい」ともし子どもが言ってたら、受検の申込はしないです。

「お金がもったいないから、そんな気持ちなら受けさせない」と言ったでしょう。

子どもはいつも受かる気まんまんでチャレンジをスタートするので、そういう言葉を言ったことはないのですが、「やるなら本気」これはよく言ってました。

 

1回で受かるんだ!と思ってやってきたのに、残念な結果だった時はしょうがない。

でも、気持ちのどこかに「次もあるし」という考えがあると、絶対に心にゆるみが出てくる、そしてそれは準備にも影響する。

何事においても、何かを成しえたいと思うのならば、始める時に「絶対にやり遂げる」という気持ちでスタートしないとなかなかやり遂げるのは難しいと思っています。

そういう思考のクセを小学生のうちにつけたいと思って、漢検は必ず1回で合格するものと子どもにすり込みました。

 

 

ここのブログに定期テストの勉強をする前にやること、というのを書いています。

ブログの注目記事に「学年1位」のことがずっと入っているのですが、私的には、定期テストで良い点をとりたいのなら、こちらの記事を読んでもらった方が参考になるんじゃないかとずっと思っているのですが、タイトルもよくないのか、あまり人気がなくて残念に思っています。

fumiax.hatenablog.com

 

 

何かを始めたい時どうしても「何をやるか」の方に目がいきがちなんですが、私はいつも、「どうやったらそれを成し遂げられるか」の方をよく考えるようにしています。

 

ということで

 

「中3の夏休みから高校受験の演習問題をスタートさせる」

 

ということを成し遂げるために、具体的にどうしたらいいかを子どもと考えました。

 

みなさんなら、まず何を考えますか?

 

 

 

 

私の場合は、まず「時間」です。

 

問題集とか内容じゃなくて、時間から考えます。

 

本当だったら、私も内容から考えたいです。

数学はこれで基礎を完成させて、わからないところは動画を利用して、それから難しい問題集をやらせて、英語は、単語集と熟語集を完成させて、リスニング教材と問題集をやって、国語はふくしま式と出口式をやって、理科と社会は参考書ですすめようかしら。

 

って、できるかい!そんなに。

って自分に突っ込みます。

 

時間がいくらでもあるのなら、やらせてみたいものなんて山ほどありました。

しかし、「塾なし中学生の先取り学習1」の記事にも書いたように、中学生とにかく時間が足りません。

それまでの生活に勉強を足すのだったら、何かを減らさないといけません。

 

使える時間のことを考えずに、子どもに「この問題集とても良いみたいだからやりなさいと」ポンと渡して出来るでしょうか?

そして「その問題集をできるだけ頑張って進めて、なるべき早く終わらせてね」と言ったら?

 

しばらくしてだいぶ進んだかなと思って、「問題集進んでる?」って聞いてみたら「えー、今、第1章の途中だよ」と言われたら、「全然やってないじゃないの!今までなにしてたの?」って言いたくなりませんか?

 

子どもは大人よりも、時間の見通しが苦手です。

特に時間のない忙しい(そしていつも眠たい)中学生の場合、期限のきまってないものなんていくらでも後回しにします。

 

では逆に「これを1ヶ月で終わらせて」といって渡して、子どもにそれができるでしょうか?

一か月経って「なんで終わってないの?一か月で終わらせるって言ったでしょ」となりませんか?

その問題集全部終わるのに何時間かかるかわかっていますか?

一か月でその問題集に使える時間と、問題の分量がきちんとあっていなければ、決められた期間に終わらせることなんて無理なのです。

 

 

ということで、私がまず最初に考えるのは「時間」なんです。

 

もちろんこの時間は、子どもの生活を考えた上で出す時間です。

 

うちは平日部活のある日なら、夕方5時半ぐらいに帰宅して寝るのは10時半でした。

帰ってから寝るまでの時間は5時間です。

勉強時間を増やすために寝る時間を遅くする?これは絶対に無しなので、5時間の枠は広がりません。

 

この5時間の中に絶対に必要な時間は、夕飯とお風呂(1時間ちょっとぐらい)、寝る前の支度(歯磨きしたり、翌日の準備)15分、放送時間にあわせて聴く基礎英語(15分)、これだけでも1時間30分強、残り3時間30分。

 

子どもは毎日ゲームを1時間やっていたので、残り2時間30分。

時間がないのなら、ゲームはやらなくてもいいというご意見もあるかもしれませんが、学校で1日頑張ってきて気分を切り替えて頭を空っぽにするため(ストレス解消)にこの時間は必要だと思っていました。

まだ受験生ではない中学1年生から、平日はゲームなしで勉強しろというのは、息切れするだろうし、反発するのは目にみえてます。

ただし、ゲームに関しては1日1時間と決めていました。これは早く帰れる日でも、休日でもです。(友だちと遊んでいる時は別ですが)

この話を他のお母さんにすると、皆さん「厳しい」とおしゃってましたが。

やることやったらゲームは好きなだけやっていいという方が多かったですが、うちはそれだと早く終わらせたくて「やること」が雑になったのと、子どもの方もいくらでもやってしまうから時間を決めたいと言ってきたので、1時間という約束を決めました。

 

さて残り2時間30分なのですが。

毎日ではないものの学校の宿題(漢字のプリントや理科のレポートが多かった)もあるし、翌日の小テストなんかもあるので、そのために必要な時間もいります。

あとは進研ゼミが30分~1時間ぐらい。

 

キビキビと動けるなら、2時間30分をきっちりつかいこなせるでしょうが、もう疲れが出てくる夜の時間です。

ちょっと横になってみたり、スマホをのぞいてみたり、そうなると集中して勉強できるのは1時間から1時間半がやっと。

 

ちなみに朝は、小学生の時は勉強できたのですが、中学生になってからはとにかく眠くて、朝、起きてすぐに集中できないといって朝勉強はやりませんでした。

 

 

 

こんな状況の中、先取りできるでしょうか?

 

話がなかなか先に進まなくてごめんなさい。

次回へ続きます。

 

 

 

 

 

 

 

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