国立の二次試験まであと4ヶ月となりました。
そろそろ時間の進み方が砂時計のように感じる時期になってます。
こんな時に高校受験を経験していてよかったなと思うことがあります。
それは、これからの残り時間が感覚的にわかるし、子どもの様子も、3年前に似ている気がします。
子どもは3年前をすっかり忘れているようですが、私はこのブログも始めていたので、過去のブログを読んだりするとそこからいろいろなことが思い出されます。
さて、タイトルの模試の結果の話。
いつもより少し落としてしまった模試の結果です。
ずっとA判定が取れていたのですが、B判定がつきました。
自分で勉強が足りていないとわかっているので、ついに落ち始めたと思ったのかショックを受けていた様子。
判定とか成績表をちょっと見ただけで、メンタル落としてました。
私的にはそんなに心配していなくて、最近力を入れていた科目がちゃんと伸びていたことがわかったし、模試の後に、問題の傾向が少し変だったと子どもから聞いていたので、模試にもクセがあったんだろうと思っていたこと。
あと、結果を色々みてみると、社会の科目によって平均点に少し差が出ていたので、そういう科目差もあったんだろうと思いました。
そんなパッと見の結果にメンタルやられていてどうする?と思ったのですが。
その後、自分でも模試の見直しをしたりして、ミスを見つけて悔しがったりしてました。
そして、そこから1日、2日後。
同級生の情報も色々入ってきて、そこから随分落ち着きを取り戻していました。
中学時代は同じ模試を受けている子が少なかったし、受けていても結果の詳しい話はできない状態だったので、模試の結果をひとりで抱え込んでいましたが高校は違います。
学力が近い子が同じ模試を受けているので、お互いに情報交換ができます。
今回の模試は急に頭角を現してきた子もいたそうです。
夏に部活を引退した子です。
よく聞く話でしたが、今まで実生活ではあまりそういう子にお目にかかったことが無かったのですが、いや本当にそういう子がいるんだねと子どもと話してました。
また、子どもと一緒に平行移動で下がった子もいました。
その子はコンスタントに勉強をしっかりやっている子なので、子ども的には下がったのが自分だけでは無かったというのか少し安心したみたいで、その子と自分はなぜ今回下がったのかというようなことを分析してました。
どの科目の差だったのか、あと何点だったのか、そういうのがはっきり見えたようなので、心の落ち着きを取り戻していました。
判定と順位だけを追っていたら見えてこなかったものが、身近な友だちの結果から気がつくことがあったようです。
身近に同じ模試を受けている子がたくさんいて、結果を聞きあい、愚痴を言ったり励ましあえる友だちがいてくれて、本当に助かるなと思いました。
もちろん当日のライバルとなる子も含まれるのですが、足を引っ張りあうようなことは全くなくてみんなで合格しようぜ!のノリなので、手の内明かしあって頑張ろうという雰囲気みたいです。
高校選びをする時に同じ大学を目指す子が多くいるところ、というのもとても大事だったなと思います。
模試の結果に一喜一憂するな、は今まで何度も何度も言われてきているけど、それでもやっぱり結果が出る度にメンタル上がったり下がったり、「そういうとこだぞ!」と言っておきましたが、しょうがないかな、模試の結果、気になるよね。
でも、それでメンタルを持っていかれるのは違うよね?という話はいっぱいしました。
そんなことは私に言われなくてもわかっているはずですが、わかっているけど、誰かにはっきりと言って聞かせてもらいたんでしょうね、そういうのを感じました。
勉強というのは、一次関数のグラフみたいにまっすぐに右肩上がりにあがっていくように思いがちだけど、実際はフラットな直線が続いてその後にグイっとあがって、上がったと思ったらまたフラットな直線が続いてその繰り返し。
ダイエットの逆パターンというのでしょうか。
フラットになった時にここまでかと思わずに、その後自分を信じて頑張ればまた上昇する時期がくる、そう思います。
各人のフラットな時期、上昇時期はバラバラなので、立ち位置が変わったりすることがあるのは当然、模試はあくまでも途中経過なのだからそんなことで腐っていてもしょうがない。
いよいよ受験生の模試も終盤戦に入ってきています。
模試直前のプレッシャーが強いらしいけど、現役生は秋の模試が終わった後から伸びる!と言われ続けているので、「そんな深刻に考えなさんな」と言っておきました。
頭がごちゃごちゃしてきたから、またちゃんと計画を立てると昨夜、話してました。
頭の中を整理して、心を落ち着けて欲しいと思います。
昨夜は、眠れないなどと言って私にあれこれしゃべっていましたが、言うだけ言ったらすっきりしたようで、その後すぐに寝たみたいです。
しかし、言われた私の方が色々気になって眠れなくなってました。
その話を聞かされるまでは、眠くてしょうがなかったのに。
私の方も、子どものメンタルに引っ張られないようにしなくてはいけませんね。