今日は、秋に受けた模試の話です。
受験生最後の模試と言われる秋、(といいつつ年明けも受けるのですが)結果はどうだったかというと。
なんとA判定、B 判定、C判定、全部取り揃えてしまいました。
おそらく、高2の冬から高3の夏までずっとA判定だったと思います。しかし、一番大事な秋に良い結果を揃えることができませんでした。
私的には、結果をみて「やむなし」と思っていました。
なぜなら、今年の夏から秋の子どもの様子をみていたら、秋模試は簡単じゃないだろうなとうすうす気づいていました。
夏はなんとか乗り切ったものの、秋口にコロナに感染して完全に集中力が切れてしまって、その後もなかなかエンジンがかかりませんでした。
どうにかこうにか勉強ができるようになってやりだしたのは自分がやりたい科目だけ、やっていない科目は大丈夫なのか?どうみても演習量が足りないだろうなと思っていました。
そのままの状態で受けてしまったのが秋の模試です。
夏の冠模試もA判定が出ていたとはいえ、みんなギリギリのA判定でした。
わずかなラインで戦っていることがわかっているのに、秋にゆるんでしまった。それが結果に出たなと思いました。
学校の方から受けられる冠は必ず全て受けるように言われていたので、秋の冠も全部受けました。
全部受けて思うのは、やっぱり模試は模試であって各社それぞれだなということ。
それは判定の出し方もそうだし、採点、内容や難易度においても、色々違うなと思いました。
そして各社の冠模試を受けてわかったことも多かったです。
子どもは比較的自己採点と模試の結果が合うのですが、やっぱり合わない模試もあるし、部分点のつけ方とか採点の厳しさなんかにも思うところもあったようです。
そういった意味でもやっぱり模試は模試だなと思ったり。
学校が必ず全部受けるようにと言ってたのもこういうことなんだろうなと、各社受けた上で残りの時間に何をやるのか分析が必要なことがわかりました。
どの模試でも伸びたなと思ったのが、英語と国語でした。
英語は唯一、夏から秋にすごく力をいれてやっていた教科ですが、安定感がでてきました。英語は取れるようになると得点源になるとそればかり言って頑張っていたのですが、結果もついてきました。
あとは国語、ここへきてやっと現代文が上がってきました。
現代文は言いたいことはわかるのだけど記述が書けないといい続けていたのですが、やっとどうやって書いたらいいのかつかめてきたと言ってて、そこで点がとれるようになってきたみたいです。
国語は特に家ではやっていなかったのですが私はなぜ伸びたのか不思議だったのですが、3年生から習っている現代文の先生がすごくいいと言ってたので、どうやら学校の指導のおかげだったようです。
社会は、本当はもっと頑張っておかないといけなかった科目なのに、秋の失速が完全に社会に出ています。秋模試の直前から社会はピッチをあげているのですが、これが本番に間に合う事を祈るばかりです。
そして今回特に秋の模試の足をひっぱったのは、全て数学でした。
これこそが私が一番気になっていたこと。
というのも、高3の夏前から完全に数学から離れてしまっていたのです。もちろん学校では演習をやっていたのですが。
2月に受けた本番同日模試で目標点にすでに達していたので、もう数学はあまりやらないと言ってました。
この言葉どこかで聞いたことがある、、、、。
そうなんです、高校受験の時と同じだったのです。
高校受験の時はそのままの状態で本番に突入して、結果数学でコケて予想外の点を取ってしまって、ひやひやしたという。
それとなく子どもには、この時の話を何度もしたのですが、子どもの心には響かなくてやきもきしていました。
文系の中でも数学は上位にいたはずなのに、あきらかに下がってきているのを感じていました。
正直いうと、夏の冠模試で数学が落ちてきていることに危機感をかんじて欲しいと思っていたのですが、夏の模試はまだそこまで結果が悪くありませんでした。
しかしその後も、以前のような数学の成績はでなくなっていて、高校の定期テストでもトップ層にいたはずが平均点よりちょっと上ぐらいに。
周りが上がっているということもあるだろうけど、それ以上に子どもがずるずると下がっている気がしました。
もう私が何か言っても動かないのはわかっていたので、子どもが動き出すのをただ待つ日々でした。
そして、秋模試の結果が出そろいました。
やっと子どもの口から
「数学を全然やっていなかったから、数学感みたいなものが落ちている」という言葉が出てきました。
本人だって数学で点が取れなくなっているのがくやしいはず。
これからはコンスタントに数学もやると言って、また数学を始めたので私としてはひと安心です。
文系なのに高1からずっと頑張ってきた数学で点をとらないのはもったいない、なんとかもう1度頑張って数学を取り戻してほしいと思います。
今回の判定をみて子どもがショックを受けているものもあったのですが、やっと目が覚めたようでした。
「やっぱり悔しいとかそういう感情も必要だね」と。
実は、夏の終わりからずっと「頑張りたいといくら思っても頑張れない」そんなことを子どもがずっと口にしていました。
でもやっとここへきてお尻に火がついて、気持ちが入ったみたいです。
秋の冠の結果の悪さが、後から「あの時あの成績が出て良かったね」と言えるようになって欲しい。
間に合うのか?と心配になりますが、現役生は直前まで伸びるという現役ブーストを信じて見守りたいと思います。