考えるお母さん**大学受験を見守る         

塾なしオール公立の息子が東大生になりました。考えるお母さんがこれまでの子育てを考えてポツポツと語ります

やっと上向きになってきたメンタル

 

この週末はまた模試を受けていました。

2週間前に受けた模試の日の朝はメンタルが最悪で、逃げ出す一歩手前というか泣き出しそうな顔をしていましたが、今回は大丈夫でした。

 

9月半ばから10月半ばぐらいまでの1か月間は顔つきもいつもと違っていて、珍しくイライラしていたり無気力だったり投げやり発言したりと子どもらしくない態度のオンパレードでしたが、その最悪のメンタルの状態からやっと抜けた気がします。

9月の終わりにこれで大丈夫かと思っていたのですが、そのあともまたしばらく続いて今思えば2週間前の模試の朝がメンタル下げ止まりでした。

 

「高3の秋に必ず中だるみがくる」と預言者のように語っていた進路担当の先生。

いや本当に先生のおっしゃる通りでした。

 

2年前にも書いています。

fumiax.hatenablog.com

 

中3の秋にも経験していたし、高校の先生に高3の秋の話は聞いていたので、私としては冷静にここを乗り切れたような気がします。

 

子どもに声を荒げて怒るようなこともしなかったし、ネガティブなことも言わずに済みました。私自身も不安になっていたら、おそらく子どもにその不安をぶつけてしまっていたでしょう。

話を聞かせてくださった進路担当の先生には本当に感謝です。

 

子どもは、この1ヶ月不安でしょうがなかったみたいです。

それは、自分の心がなぜこんな風になってしまっているのかがわからない不安、自分の心をコントロールできない混乱、そしてこれがいつまで続くのかわからない不安、この3つだと思います。

具体的に言うと、勉強が手につかない状態になってしまったのにそれをどうしようもできないし、いつまで勉強が手につかない状態が続くのか?このまま受験まで勉強できないのか?と怖かったみたいです。

 

中だるみという言葉を聞いた時は単にサボってるというイメージだったのですが、実際は「手につかない状態」のことを言っていたようです。

 

この1ヶ月随分、苦しみました。

私は、秋に中だるみになるのは当然のことなんだしこの後は絶対に浮上できるからと言う話をし続けました。また、これまでの判定や色々なデータから、不安に思う必要はないという話もしました。

 

子どもはZ会の相談メールも利用して、勉強のことやメンタルの相談をしてました。

多くの相談がそうであるように、こういう相談をしても一発で解決法がみつかるような返事がくるわけではないのですが、相談するために自分の不安を頭の中で整理して言語化するという作業は、心を整えるのにとても役立ったようです。

相談に対する回答も、だいたい予想していた通りのものが返ってきますが、中にはとてもユーモアにあふれた文章で返してくださったものもあって、そういうものを読んで子どもの心が緩んでいくのも感じました。

(親のアカウントでも相談のやり取りは見られるようになっているので、私も読むことができます)

 

 

それからこの時期、予備校が開催している講演会や講習会にもいくつか参加しています。

前から書いているようにどこの予備校にも通ってはいないのですが、高校を通じてだったり模試関係からの案内だったりで、単発の無料の講演会や講習会が色々あるのを知りました。

最初は「そんなところに行ってる時間が」とか言ってましたが、どうせ家にいても勉強が手につかないんだからそれなら行ってきたら?と背中を押してあれこれ申し込みさせました。

 

これも思いのほか良い効果がありました。

ずっと知りたいと思って色々調べていてもわからなかったことの話が聞けたり、志望校対策の話が聞けて何をやればいいのかわかったり。

またなぜ秋に勉強がしんどくなるのか、ということの具体的な理由を聞くことができて、それがぴったり自分に当てはまっていてなるほどと思ったとか。

そういうものに参加するたびに色々な話を私にしてくれました。

 

あとは少し前から、勉強法など役に立ちそうな話や自分が思いついたことをメモにして残すようにしてるそうです。

夏の模試から終わった後に各科目の課題などを書いて残すようにしてるという話は聞いていたのですが、勉強法も色々書いていて「お母さんも見る?」なんて得意げに私にみせてくれました。

 

問題を解いて解説を理解するというやり方から、受験勉強を俯瞰して考えることに自分の立ち位置をシフトしたなと思いました。

この状態になれば大丈夫、そんな風に感じました。

 

 

受験が不安だったり怖いといういう気持ちは相変わらずあるようですが、その気持ちと共存しながら残りの時間を過ごす覚悟が定まったみたいです。

 

高校の先生が「高3の秋に中だるみは必ずきます。でも、そのあとは絶対に伸びます」と言っていたのですが、きっとこういう心持ちになることを言ってたんだろうなというのがわかりました。

簡単にいうと開き直った、ということだと思います。

 

週末の模試は、まだ自己採点してないので良かったのか悪かったのかわかりませんが、「英語が思ったより出来なかった」と話す表情が明るかったので、メンタルはもう大丈夫そうだなと思いました。

 

今日は学校の自習室は使わずに、家でゆっくり自己採点をすると言って朝出かけて行きました。

 

 

 

 

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